キッツ川右俣左沢

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キッツ川右俣左沢 1

朝、アプローチの途上で北上常盤台店の吉野家にて朝牛セット(599円)を食べてから、集合場所へ向かいます。この時点では青空が見えて「今日は沢日和だな~♪」なんて思っていたのですが…。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 2

金崎方面へ向かうと無情にも雨が…。うがい清水登山口6時30分相棒のSさんと合流、さらに雨が激しくなってきました。とりあえず入渓地点の八郎橋へ移動!あまりの雨の強さに「しばし様子を見ようか?」と思ったものの、カッパを着て7時出発!

2023年8月11日撮影

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3年前の2020年9月11日は右俣右沢(北上山岳会ルート)を遡行しています。よって、標高700mの二俣までは一緒です。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 4

絵になる光景です。相棒のSさんです。

2023年8月11日撮影

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入渓早々、下流部ゴルジュ帯に突入です。雨(増水)の影響で水が濁っていました。

2023年8月11日撮影

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さぁ~ゴルジュ帯へいざ突入!

2023年8月11日撮影

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ここが下流部ゴルジュ帯の核心部でしょうか?朝一で泳ぎたくないので、右岸側壁をへつっていきます。

2023年8月11日撮影

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こんな感じです。今度はSさんの番です。

2023年8月11日撮影

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1ピッチ目の確保場所から2ピッチ目のルートを探ります。写真ではわかりませんが、結構雨が降っているんです。

2023年8月11日撮影

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ここが1ピッチ目の確保場所(ビレイポイント)になります。足場が安定している場所は、ここしかないです。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 11

2ピッチ目、ロープを延ばしていきます。ロープ不要かな?と思いましたが、安全を期して出しました。

2023年8月11日撮影

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ゴルジュ帯の出口が見えてきました。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 13

2ピッチ目終了点、ここで後続のSさんをビレイしました。

2023年8月11日撮影

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ここがまさにゴルジュ帯の出口になります。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 15

ゴルジュ出口付近より頑張るSさんを撮影。

2023年8月11日撮影

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無事、ゴルジュ帯を抜けました~!

2023年8月11日撮影

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雨の影響でしょう、水量が多いです。その後、直ぐに570mの二俣で右俣へ入ります

2023年8月11日撮影

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雨が降っていましたし、この滝は時間節約のため左岸より高巻きました。左壁より直登できるようです。

2023年8月11日撮影

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この綺麗なナメが出てきたら、もう直ぐ標高700mの二俣に到着です。

2023年8月11日撮影

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標高700mの二俣です。天が我々に味方したのでしょうか?二俣に到着すると不思議と雨が止んでくれたのです。「こりゃ~行くしかあるまい!」予定通り未知なる左沢へ入ります。ワクワク・ドキドキします。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 21

左沢へ入ると直ぐにV字の渓相になってきました。久し振りに開拓者魂に火が付きます。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 22

小滝が頻繁に出てきますが、どれも容易です。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 23

V字が顕著になってきて険しい渓相です。何より側壁が急峻で高くて高巻きは絶望的です。相棒のSさんです。この先、登れない滝が出てきたら…と思うとドキドキでした。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 24

一旦沢は開けますが、それも束の間で再びV字に…。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 25

遡行記録がない(見当たらない)沢は、冒険チックでワクワク・ドキドキ興奮します!このワクワクドキドキ感が堪りません。

2023年8月11日撮影

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飽きさせず楽しい沢です。

2023年8月11日撮影

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小滝を登るSさんです。快適、快適♪

2023年8月11日撮影

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標高760m、高巻きは無理そうなのでここは泳ぐしかありません。深くて足が着かない深さでした。水線突破あるのみ!です。

2023年8月11日撮影

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せっせと泳ぐ私です。

2023年8月11日撮影

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上陸成功!

2023年8月11日撮影

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今度はSさんの番です。

2023年8月11日撮影

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ロープをたたむSさんです。まだ彫刻刀で彫ったような深いV字谷(ゴルジュ)が続きます。

2023年8月11日撮影

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泳ぎの後、直ぐにコレ!ここが左沢の核心部でしょうか?右岸(左側壁のテロテロ岩)をヘツって滝上に出ました。私が突破した後、相棒のSさんは「ロープがあっても俺には絶対に無理!高巻くから…」と。「えっ?高巻くの?高巻きの方が大変じゃない!そもそも高巻けるの?」と私。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 34

素敵な高巻きルートを見つけたようで10分~15分で降りて来た時にはビックリしました。しかも、懸垂下降なしで(この巨大な倒木のお陰)。

2023年8月11日撮影

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標高780mで再び沢が開けます。何かホッとしました。

2023年8月11日撮影

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でも、また直ぐに険しくなってきます。この滝は右壁より直登しましたが、安全を期してロープを出して登りました。

2023年8月11日撮影

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ロープを畳んでくれる働き者のSさんです。

2023年8月11日撮影

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次から次へと小滝が連続し楽しませてくれます。どれも容易に登れます。

2023年8月11日撮影

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ナメ滝を登るSさんです。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 40

Sさんから頂戴した写真です。私が写っています。ナメ滝の綺麗な渓相でした。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 41

標高830m、美しい赤いナメ床です

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 42

標高840mにあるなかなか立派な滝です。

2023年8月11日撮影

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その滝を華麗に?登る私です。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 44

標高850mの滝、この滝も快適に登れました。

2023年8月11日撮影

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標高860mにて。まだまだ滝が続きます。もう直ぐ880mの三俣です。

2023年8月11日撮影

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その880mの三俣(正確には二俣)どちらにも滝が掛かっています。ここは右の沢へ進みます。

2023年8月11日撮影

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その右沢の滝を登るSさんです。

2023年8月11日撮影

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880mから先は、癒し系の沢へ変わります。この先、難所は出てこないだろう!と緊張がほぐれ気が楽になりました。

2023年8月11日撮影

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標高980mにて。ナメ滝を登るSさんです

2023年8月11日撮影

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標高990mで水が枯れました。ここで水筒に水を補給します。ちなみにこれは、私の足です。水枯れの位置目印で撮影した次第です。

2023年8月11日撮影

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1040mでヤブに突入!登山道まで標高差70mの距離です。20分ほど軽くヤブを漕いで登山道へ!

2023年8月11日撮影

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登山道に出ました!ふぅ~楽しかった~♪Sさん、お付き合いいただき、ありがとうございました!左沢は側壁が高く彫刻刀で彫ったような顕著なV字谷(ゴルジュ地形)の連続!その中に深い釜や滝が連続し全て直登可能!しかも、綺麗な渓相なのも嬉しく、実に楽しく「当たりの沢」でした!

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 53

金ヶ崎駒ケ岳の山頂にて。車デポ地から山頂まで4時間30分でした。気合が入っていたせいか?普段の膝や腰の痛みも出ず遡行できたことも嬉しい限りです。

2023年8月11日撮影

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山頂からの展望です。左から牛形山~白子森~鷲ヶ森山です。雨で一時はどうなるか?と思いましたが、無事遡行出来て嬉しい限りです。

2023年8月11日撮影

キッツ川右俣左沢 55

下山は1時間20分でした。下山が楽でGood!ブナが立派で綺麗でした♪

2023年8月11日撮影

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無事、うがい清水登山口に到着!全行程5時間50分でした。キッツ川右俣左沢、下部のゴルジュと左沢のゴルジュの両方を満喫出来て、飽きさせずなかなか楽しい沢でした♪山頂も踏めますし、お勧めしたい一本です。

2023年8月11日撮影

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下山する頃にはすっかり青空が~♪しかもめちゃ暑い!駒子の湯で汗を流しました。入浴料が500円というのも魅力です。

2023年8月11日撮影

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帰路、北上の幸楽苑にてランチタイム!期間限定で新メニューの冷し担々麺(760円)を食べて帰りました。

2023年8月11日撮影

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現物がコレです。ピリ辛味で暑い夏にはピッタリかも?そうそう、相棒のSさんがヤマレコデビューされたようで、そちらにも今回の遡行記録が掲載されています。ぜひ、読んでやってくださいね。

2023年8月11日撮影

GPSの軌跡

<2023年8月11日(祝)>
行動時間 5時間50分(休憩時間含む)
登り:4時間30分 / 下り:1時間20分

八郎橋車デポ地(7時)~700m二俣(8時30分)~880m三俣(10時)~駒ケ岳山頂(11時30分)~うがい清水登山口に(12時50分)
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