小空滝沢 3

- 毒ヶ森山塊(花巻市) -

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小空滝沢 1

小空滝沢は2004年、2013年、2018年に入渓し、今回で7年振り4度目の遡行になります。後輩二人を連れて最初に遡行した21年前は、この沢を遡行する人はほとんどおらず(ネットで検索しても遡行記録が皆無)。いつもの小倉山トンネル手前に車をデポし6時45分出発!

2025年7月6日撮影

小空滝沢 2

沢へ降りる顕著な踏み跡を下ります。昨日の大雨で多少の増水でも遡行できそうな沢をチョイス!それが小空滝沢でした。我が家からも近いし4度目の遡行ですしハイキング気分です。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 3

F1の滝は左岸より小さく高巻くも昨日の大雨でズルズル状態、滑るのなんのってぇ~!ちょっと増水している感じ。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 4

綺麗な森に癒されながら遡行出来るのもこの沢の魅力です。しかし、猛暑の影響か?朝早い時間なのに蒸し暑かったです。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 5

ナメが綺麗♪

2025年7月6日撮影

小空滝沢 6

7年前もあった倒木。いい感じに森と調和していますね。「森の妖精」でも出てきそうな雰囲気です。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 7

今シーズン4本目の沢でも渓流足袋で遡行します。猛暑続きの影響かな?どこの沢へ行っても例年よりヌメリが多い感じがします。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 8

標高540mの二俣を左へ入り、小空滝沢を遡行します。沢幅が一気に狭まります。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 9

小空滝沢へと入り、最初に出てきた小滝(2~3m)です。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 10

7年前に比べて倒木が多く、荒れている感じがしました。滝のあるところには大体倒木が…。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 11

小滝とナメが連続して楽しいです。どれもこれも快適に登れます。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 12

これも~!

2025年7月6日撮影

小空滝沢 13

滝下にはおびただしい倒木が…。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 14

これらの倒木、一体いつになったら流れてくれるのかな…。以前の美しい沢へ戻って欲しいものです。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 15

ミニゴルジュもあります。楽々突破!小粒ながら連続するナメと滝は、やっぱり楽しい。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 16

7m滝です。右岸(左壁)より直登しました。階段状で快適に登れますが、若干シャワーを浴びます。初心者同行時、ロープが欲しいところです。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 17

ナメ~♪

2025年7月6日撮影

小空滝沢 18

結構大きな「美しいナメ滝」です。左より直登しました。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 19

ナメナメ尽くしで癒されます。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 20

これも~♪

2025年7月6日撮影

小空滝沢 21

いよいよ核心部の小空滝(大滝)3段35mです。まずは1段目の5m滝は左壁より。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 22

2段目の20m滝は、左壁より取り付き中段から上は巻き気味に登り落口へ。最初に訪れた21年前は右壁より登っています。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 23

3段目10mは、傾斜が緩くどこでも登れそうです。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 24

ツメに入ります。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 25

この配管の直ぐ上が林道(中山街道)。まさにこの時、土砂降りに~!火照った身体に雨の冷たさが気持ちいい。しかも、濡れた新緑のブナ林がまるで絵画のように美しい。朝、早く出発して良かった~!車デポ地より2時間15分で遡行終了!あっという間でした。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 26

下山に利用した中山街道(林道)は、かつて花巻と沢内村(現在の西和賀町)を結び、新渡戸稲造とその一族が携わった歴史深い道です。カーブミラーがあることからその昔、車が走っていたのでしょうね。現在は廃道、半ヤブ状態でした。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 27

現在は主要地方道12号花巻大曲線「銀河なめとこライン」として近代的なトンネルが整備され、年間を通じた安全な交通が確保されています。これにより、旧中山峠を越える道は廃道化しましたが、その歴史は花巻と西和賀の地域史を語る上で重要な遺産となっています。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 28

大空滝(7段83m)の展望地に到着しました。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 29

その展望地より大空滝(7段83m)を望みます。この地は、あの宮沢賢治が『なめとこ山の熊』で描いた風景の舞台でもあります。沢登りしながら、文学と歴史に出会えるって贅沢すぎませんか?

2025年7月6日撮影

小空滝沢 30

大空滝の展望地から先は舗装されていて超快適でした、ものすごい数の虫が顔を目掛けて襲ってきました。持参した防虫ネットが大活躍しました。

2025年7月6日撮影

小空滝沢 31

下山後、盛岡市内の大戸屋で早いランチタイム♪おぉ~!新しいメニューを発見!「鶏肉とお豆腐ねばねば野菜のトロトロ煮としそひじきご飯(990円)」

2025年7月6日撮影

小空滝沢 32

体に優しくて大正解。食後はゆっくり温泉でリラックス…のつもりが、体重計に乗ってビックリ。3キロ増!? これは本気でダイエットせねば…。半日だけど、自然に癒され、文学に触れ、歴史も感じ、美味しいごはんと温泉まで満喫できた今回の小空滝沢も楽しかったです。

2025年7月6日撮影

GPSの軌跡

<2025年7月6日(日)>
行動時間 3時間25分(休憩時間含む)
登り:2時間15分 / 下り:1時間10分

車デポ地(6時45分)~520m二俣(7時20分)~大滝下(8時10分)~林道(9時)~大空滝の展望地(9時40分)~車デポ地(10時10分)
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