闇隅沢 2

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闇隅沢 1

「祝日だけど、午後から仕事…でも、この最高の天気を逃したくない!」そんな風に思ったことはありませんか?秋分の日の朝、私はまさにそんな状況でした。でも、諦めるのはまだ早い!午前中だけでも、思いっきり自然を満喫できる方法があるんです。登山口駐車場より6時35分出発!

2025年9月23日撮影

闇隅沢 2

我が家から比較的近い「闇隅沢」。実はここ、2ヶ月前にも訪れた場所。その時の経験を活かして、今回は「ある作戦」を立てていました。それは、標高1,000mの分岐点(二俣)を左俣へ進むショートカットルート。これなら、あの長く辛いヤブ漕ぎを大幅に減らして、お昼までには家に帰れるはず!林道を歩くこと30分で入渓地点に到着!

2025年9月23日撮影

闇隅沢 3

いよいよ沢へ足を踏み入れると…あれ?明らかに2ヶ月前より水量が多い!しかも、岩が驚くほどヌルヌル滑る!フェルト足袋を履いてきて大正解でしたが、それでも一歩一歩が慎重になります。この堰堤は右岸巻き。

2025年9月23日撮影

闇隅沢 4

やっぱり多いや…。前回は堰堤を超えて直ぐ河原でしたが、今回はプール状態になっていて淵沿いにを巻きました。矢印の岩に注目!

2025年9月23日撮影

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2ヶ月前はこんな感じで堰堤がハッキリ出ていて丸見えでした。さらに矢印の石の場所を見ても増水の具合が分かります。

2025年9月23日撮影

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入渓しゴーロ歩きの後、巨岩がゴロゴロ出てきます。

2025年9月23日撮影

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こんなところまで水が来た(水位が上がった)とは…数日前の大雨なのか?先週の大雨なのか?分かりませんが、増水恐るべしです。

2025年9月23日撮影

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結構ヌメリます。フェルト足袋で来て正解でした。2ヶ月前はヌメリはなくラバーでも大丈夫そうだったのですが…。

2025年9月23日撮影

闇隅沢 9

標高900mにて。スケールでかっ!一つ一つの岩が巨大です。

2025年9月23日撮影

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標高920mにて。これも~!ボルダリングできそうなくらい大きいです。

2025年9月23日撮影

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標高930mにて最初に出てきた小滝です。右岸より登る(左岸も可)。

2025年9月23日撮影

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この沢の本当の魅力は標高940mのこの滝から。目の前に次々と現れる息をのむほど美しい滝の数々!明るく開けた空間に、スケールの大きな滝や広大なナメがどこまでも続きます。しかも、そのすべてが直登可能。「登る楽しさ」と「見る美しさ」が完璧に融合した、まさに至福の時間。

2025年9月23日撮影

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上の写真の滝を登ります。それにしても水が冷たいです。あまり水に入りたくない気分でした。傾斜もゆるく快適に登れます。

2025年9月23日撮影

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ウヒョ~!その滝の上には広大なナメが~♪

2025年9月23日撮影

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沢は肌寒く、すっかり秋の気配です。

2025年9月23日撮影

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それにしても広大なナメ滝の連続で気持ちい~い♪しかも、全て直登可能なんです。

2025年9月23日撮影

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上の写真の上段の滝を間近で撮影。

2025年9月23日撮影

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どこまでも続くナメと滝~♪

2025年9月23日撮影

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余りの水の冷たさにシャワーは勘弁!って感じでした。

2025年9月23日撮影

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標高970mにて。スケールが大きく、なかなかいい感じの沢です。どんどん直登していきます。

2025年9月23日撮影

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さらに接近すると…2ヶ月前と比較して明らかに増水しています。下の写真は、2ヶ月前の写真です。

2025年9月23日撮影

闇隅沢 22

水量の違い、一目瞭然です。

2025年9月23日撮影

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標高980mにて。美観の渓相が続きます。

2025年9月23日撮影

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ぐいぐい登っていきます。ヌメリで滑るので慎重に!

2025年9月23日撮影

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標高990mにてY字滝。この上が標高1,000mの二俣になります。

2025年9月23日撮影

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標高1000mの二俣で両俣に掛かるナメ滝。本流は右俣になります。

2025年9月23日撮影

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その標高1000mの二俣の右俣(本流)に掛かる「三ツ折れの滝10m」です。

2025年9月23日撮影

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いよいよ今回の核心部?標高1,000mの二俣(分岐点)へ。前回はまっすぐ(本流の右俣)進みましたが、今回は計画通り左俣のショートカットルートを選択。すると、いきなり多段30mもの長い滝が目の前に!

2025年9月23日撮影

闇隅沢 29

増水で凄まじい水の勢い!慌ててレインウェアを着込みましたが、それでも全身ずぶ濡れに状態に…。あまりの水の冷たさに手の感覚がなくなりそうになりながらも、ヌルヌルの岩に必死で手足をかけて登りきりました。平水でヌメリさえがなければ簡単な滝です。

2025年9月23日撮影

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二俣からず~っと滝が続きました。ここまで登れば一安心♪シャワーはもう勘弁…。

2025年9月23日撮影

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まだ小滝が…。

2025年9月23日撮影

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ここら付近より脱渓しヤブを漕ぎ林道を目指しました。

2025年9月23日撮影

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なかなか手ごわいヤブです。

2025年9月23日撮影

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脱渓地点よりヤブ漕ぎわずか15分で林道に到着。前回1時間もかかったヤブ漕ぎが嘘のよう。このショートカットルートのお陰で、行動時間をちょうど1時間も短縮することに成功しました。

2025年9月23日撮影

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下山は林道歩きで楽ちん!全行程3時間45分で下山し、買い物をして帰宅してもまだ11時半。午後からの仕事にも余裕で間に合いました。半日だけの沢登りでしたが、良い気分転換が出来ました。

2025年9月23日撮影

GPSの軌跡

<2025年9月23日(祝)>
行動時間 3時間45分(休憩時間含む)
登り:2時間20分 / 下り:1時間25分

登山口(6時35分)~入渓地点(7時5分)~940m(8時10分)~1,000m二俣(8時35分)~脱渓地点(8時55分)~林道(9時10分)~車デポ地(10時20分)
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