磐井川支流 西桂沢

- 栗駒山 -

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西桂沢 1

10月4日~5日で東北遡行同人ゴルオヂのmooreeさんと北上山岳会の守護神 tbfさんが主宰してくれた沢屋交流会に参加させていただきました。かつて15年近くにわたり、私が主催してきた「東北沢屋交流会」。年々参加者が増え続け、最後の2017年には前夜祭が27名、沢登り25名という大所帯に。アプローチの途上にて岩手のアルパインの聖地「猿岩」を望む。

2025年10月4日撮影

西桂沢 2

あれから8年の月日が流れ、一線を退いた63歳の私に、今度はゲストとして参加して欲しい!という嬉しいお誘いが舞い込んできたのです。主催者ではなく「呼ばれる立場」になるなんて、夢にも思っていませんでした。

2025年10月4日撮影

西桂沢 3

宴会場の栗駒山の麓、真湯野営場はとても快適!これで無料とは信じられません。集合は確か3時頃と聞いていたのですが、3時30分に到着するも誰もおらず…。会場を間違えたかな?と思ったほどでした。

2025年10月4日撮影

西桂沢 4

主催者の一人北上山岳会のtbfさんが朝一で幕場を確保してくれたようです。今は紅葉シーズン真っ盛りで混雑することを予想して…さすが主催者!と思っていたのですが、集合時間に当の本人が現れず…。忘れ物をしたようで「大幅遅刻する」との連絡が入りました。

2025年10月4日撮影

西桂沢 5

新湯野営場にはテントサイトごとに囲炉裏があって超快適でした。

2025年10月4日撮影

西桂沢 6

mooreeとはメールやLINEで何度かやり取りすることはあったのですが、お会いするのは初めてでした。とても初対面とは思えないほど親近感を覚えました。同じ「沢屋の臭い」がしたのかも知れません。皆が揃うのを待っておられず、まずは乾杯♪

2025年10月4日撮影

西桂沢 7

ビールに焚火、最高です♪

2025年10月4日撮影

西桂沢 8

やっともう一人の主催者、北上山岳会の守護神、tbfさんが登場で再び乾杯します♪

2025年10月4日撮影

西桂沢 9

私含めてこれで6人揃い、再び乾杯です!短パンに半袖姿の人(tbfさん)がいれば、ダウンジャケットを着ている人もいます。

2025年10月4日撮影

西桂沢 10

ファイヤー♪宴たけなわです。

2025年10月4日撮影

西桂沢 11

サプライズで東北遡行同人ゴルオヂの団栗林さんも参加!皆に高級焼肉を振る舞ってくれました。感謝!最高に美味しかったなぁ~♪

2025年10月4日撮影

西桂沢 12

YUさんが小籠包を作ってくれました。これも、とっても美味しかったなぁ~♪

2025年10月4日撮影

西桂沢 13

今宵のメンバー、勢揃い!計8名。

2025年10月4日撮影

西桂沢 14

YUさんの差し入れ、秋刀魚(さんま)も超美味しかったです♪肉と魚三昧の豪華宴会となりました。

2025年10月4日撮影

西桂沢 15

途中何度か雨が降ってきましたが、傘をさしたりカッパを着たりして宴会は続きました。10時頃お開きになったのですが、自分のテントに戻ってさらに一人で飲み続け、11時頃に寝ました。明日は皆で西桂沢を遡行します。どんな沢か?楽しみです。

2025年10月4日撮影

西桂沢 16

前日の交流会(宴会)の翌日、皆で(8名)栗駒山 磐井川支流の西桂沢を遡行して参りました。西桂沢?最初に聞いた時「それどこ?」って感じで地元の私ですら知らない超マニアックな沢…。しかも、メンバーの誰もが遡行したことがないという未知の沢。どんな沢か?ワクワクドキドキ!真湯野営場をあとに沢の出合い目指して出発します。

2025年10月5日撮影

西桂沢 17

真湯野営場より車で8分ほどの水道施設に脇に車をデポ。本日の遡行メンバーの集合写真です。私は撮影者なので写っていませんが…。顔にボカシを入れていない左のお二人が、現在東北最強の沢登り集団「ゴルオヂ」のmooree氏、団栗林氏です。顔出しOKとの許可をいただきました。

2025年10月5日撮影

西桂沢 18

いざ入渓!天気予報によれば、お昼頃より雨が降るそうで…。午前中勝負かな?

2025年10月5日撮影

西桂沢 19

歩き始めてわずか20分。突如として、私たちの目の前に息をのむような光景が広がりました。天を突くようにそびえ立つ巨大な桂の木。その圧倒的な存在感にメンバー全員が「すごい…!」と声を失います。tbfさんが豆粒のように見えます。この巨木を見るだけでも価値のある沢だと思いました。標高400mにて。

2025年10月5日撮影

西桂沢 20

右を登る人、左を登る人、各々好きなルートで登っていきます。

2025年10月5日撮影

西桂沢 21

最初に現れた小滝。

2025年10月5日撮影

西桂沢 22

標高530m、歩き始めて1時間ほどでキラキラと輝く「6mのナメ滝」が出現!中央の岩肌を快適に登っていくと…。

2025年10月5日撮影

西桂沢 23

その先にはなんと70mも続く長大な「ナメ床」が!滑らかな岩肌を清流が流れ落ちる様はまさに癒しの光景で、沢歩きの醍醐味がここに凝縮されていました。

2025年10月5日撮影

西桂沢 24

標高620mの4m滝にて。その後、小滝が続きますが、問題なく登れるものばかりでした。

2025年10月5日撮影

西桂沢 25

標高650mのナメ。随所にナメが出てきて癒されます。

2025年10月5日撮影

西桂沢 26

おぉ~!大滝20mが見えたぞ~!

2025年10月5日撮影

西桂沢 27

標高730メートル地点——この沢のハイライトともいえる二条20メートルの大滝が姿を現しました。

2025年10月5日撮影

西桂沢 28

「大滝を見たら登らずに帰ります!」と聞いていたはずなのに、気づけば団栗林さんが既にロープなしで登っている!写真上部の赤丸がそうです。

2025年10月5日撮影

西桂沢 29

その大滝の右壁の方を望みます。残置ビナがありましたが、ホールドが細かそう。シャワーを被りますが左壁の方が容易そうでした。滝上に小さく団栗林さんが見えます。

2025年10月5日撮影

西桂沢 30

mooreeさんがリードで続きます。頭から思いっ切り冷水シャワーを浴びながら登る姿は、まるで修行僧のよう。その姿を見ていたchemさんが「私には絶対無理!」と絶句状態…。「シャワーを避け、右壁からでも登れそうだよ!」と私。

2025年10月5日撮影

西桂沢 31

てなことで、私は右壁から登ってみることに。63歳の身には冷水シャワーは体に堪えますゆえ。フォローで登らせもらうのは、何年振りだろうか?ロープに支えられている安心感は絶大で、登っていて楽しかったなぁ~!

2025年10月5日撮影

西桂沢 32

ホールドはたくさんありましたが、結構脆かったのでフォローとはいえ、一手一手確認しながら慎重に登りました。下で待っている人に石を落としたらヤバイので…。滝の出口にて私。

2025年10月5日撮影

西桂沢 33

大滝の直ぐ上にも6mほどの滝がありました。最初にフリーで登って暇を持て余していた団栗林さんが登って遊んでいました。

2025年10月5日撮影

西桂沢 34

滝の上から「水も滴るいい女」の写真撮影大会です。

2025年10月5日撮影

西桂沢 35

結局、皆さん登ることになりまして…待っている間、寒くって寒くって~!最初に登った団栗林さんに至っては、1時間以上寒さに震えていました。

2025年10月5日撮影

西桂沢 36

北上山岳会の守護神、tbfさんは余裕の笑顔です。

2025年10月5日撮影

西桂沢 37

ラストは、Palomonさん!これで皆さん、完登です♪

2025年10月5日撮影

西桂沢 38

下山は懸垂下降で大滝を下り、沢沿いの草地を駆け下りて時間短縮。久しぶりの大人数での沢登りは、本当に最高でした。

2025年10月5日撮影

西桂沢 39

この素晴らしい2日間を共にしてくれた皆さん、本当にありがとうございました!来年の「東北沢屋交流会」での再会を、今から心待ちにしています。

2025年10月5日撮影

GPSの軌跡

<2025年10月4日(土)>
真湯野営場にて沢屋交流会(参加者8名)


<2025年10月5日(日)>
行動時間 5時間55分(休憩時間含む)
登り:3時間45分 / 下り:2時間10分

車デポ地(7時40分)~桂の巨木(8時)~美しい5m滝(8時40分)~大滝下(10時5分)~大滝上全員完登(11時25分)~車デポ地(13時35分)
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