小鎚川支流・種戸川 2

- 釜石市(大槌町) -

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小鎚川支流・種戸川 1

盛岡はまさかの30度。5月とは思えない強烈な暑さの中、1ヶ月前に遡行した種戸川(釜石市)へ再び行ってきました。種戸川の車デポ地にて。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 2

実は、鳥海山から戻って以降、膝の痛みが一気に悪化…。家の階段ですらまともに上り下りできず、半歩ずつゆっくり進む状態でした。「最近は少し調子が良かったのになぁ…」と思っていただけに、正直かなりショックです。写真は、車デポ地の目印です。

2026年4月19日撮影

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この膝の痛みとは、もう4年近い付き合いになります。良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、だましだまし登山や沢登りを続けてきましたが、“両膝同時”に痛くなったのは今回が初めてです。写真、旧道の面影があります。

2026年4月19日撮影

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診察していただいた近所の整形外科では「病気ではなく、長年の使い過ぎによる老化現象」と診断されました。処方されたのは痛み止めのロキソニン。「痛みに耐えられるなら山に登っても構わない!」と言われたものの、段差や急斜面ではズキッと痛みが走ります。今回も渓流足袋で遡行。

2026年4月19日撮影

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そんな状態で沢登りなんて本当に大丈夫なのか――。そこで今回は、厳しい山ではなく、距離も短く比較的負担の少ない種戸川を“リハビリ山行”として選びました。両膝にサポーターを巻き、痛み止めのロキソニンを飲んで出発です。

2026年4月19日撮影

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実はこの沢、前回(1ヶ月前)遡行した時に「新緑の季節にもう一度来たい!」と思っていた場所でもありました。

2026年4月19日撮影

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1ヶ月前とはまるで別世界であることに驚きました。沢全体が鮮やかな新緑に包まれていました。ただ…暑い!とにかく陽射しが強烈で、5月とは思えない真夏のような空気。沢の涼しさがありがたい反面、歩いているだけで汗が噴き出します。

2026年4月19日撮影

小鎚川支流・種戸川 8

前回は雪解け水で水量豊富。ナメと小滝が連続し、そのスケール感と美しさに感動したものでした。しかし今回は、水量も減り、新緑が沢を覆い尽くしていて、あの迫力がかなり隠れてしまっていたのです。

2026年4月19日撮影

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"開放的な渓相"から"うっそうとした渓相"に。「同じ沢なのに、たった1ヶ月でここまで変わるのか!」そう感じるほど景色の印象が違いました。個人的には、この沢を最も美しく楽しめるのは、新緑が茂る前かもしれません。大滝にて。

2026年4月19日撮影

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その大滝の上段。右壁のクラックから登る(容易)。

2026年4月19日撮影

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今回の目的は、実はもう一つありました。それが、auの「Starlink Direct」を使った“沢での衛星通信テスト”です。本番前に、実際の沢環境でどこまで通信できるのか?試してみたかったのです。

2026年4月19日撮影

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結果はというと、かなり興味深いものでした。まず、沢の中では空が開けた場所を探すのが一苦労。今回は通信できそうな場所がわずか2ヶ所しかありませんでした。さらに、接続まで少し時間がかかり、繋がってもすぐ切れることもあります。

2026年4月19日撮影

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それでも、辛抱強く試すことで通信自体は可能でした。LINEやGoogleメッセージは問題なく使用可能。一方で、天気予報(ウェザーニュース)、ニュース(SmartNews)、YAMAP、Geminiなどは通信が不安定で何度トライしても読み込みできず。

2026年4月19日撮影

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やはり沢地形では空の見え方が通信品質を大きく左右するようです。しかし遡行後、空が広く開けた車道で再テストすると、全てのアプリがサクサクと快適に接続出来ました。衛星通信の可能性と課題、両方を体感できた非常に面白い実験となりました。

2026年4月19日撮影

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そして肝心の膝ですが…。痛みをかばいながらの遡行は、想像以上にバランスが悪く、一度かなり派手に転倒してしまいました。

2026年4月19日撮影

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それでも「足の筋肉を付けた方が良い!」という医師の言葉を思い出しながら、ゆっくり慎重に前進。

2026年4月19日撮影

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深い瀬、盛夏なら泳げそうです。

2026年4月19日撮影

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衛生通信テストをしようにも、樹林が覆いかぶさりテストできそうな場所を探すのが大変でした。衛生通信は、空が見えないとダメなんです。その点、1ヶ月前に来た時は、空が結構見えていました。季節によってこうも変わるものか!とビックリした次第です。

2026年4月19日撮影

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この沢、難所もなく下山も楽なことからリハビリにはもってこい!です。それにしても、陽射し強過ぎ!

2026年4月19日撮影

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クリンソウ(九輪草)に癒されます。

2026年4月19日撮影

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この堰堤が見えるとゴールの車道は直ぐそこです。全行程は3時間10分。前回の2時間25分と比べるとかなりスローペース(45分オーバー)でしたが「今回は、難所がなく気軽に遡行できるこの沢にして本当に良かった!」と心から思いました。

2026年4月19日撮影

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車道に出ました~!これだけ空が開けていると衛星通信は問題なく(快適に)繋がりました。先ほど沢中で繋がらなかったアプリもサクサク快適に繋がりましたよ。

2026年4月19日撮影

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あとはせっせと車道を下ります。

2026年4月19日撮影

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1ヶ月前とは異なるショートカットルートで下山してみましたが、ダニにやられてしまいました。ダニ以外にもヤブっぽくてトゲトゲの枝がたくさんありお勧めしません。前回、下降したショートカットルートの方がヤブもなく快適でした。

2026年4月19日撮影

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帰路、道の駅やまびこ館にて休憩!

2026年4月19日撮影

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その産直コーナーで蕨(わらび)を買って帰りました。この量でこの価格(230円)に驚き!

2026年4月19日撮影

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そして昼食は、ちょうど感謝祭を開催していた幸楽苑へ。なんと「郡山ブラックラーメン+餃子」セットが、何とワンコイン500円!沢帰りの身体に染みる、美味しい一杯でした。

2026年4月19日撮影

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膝の痛みは相変わらず続いています。それでも自然の中を歩き、沢の音を聞き、新緑を眺め、いろいろな実験をしながら過ごした時間は、最高の気分転換になりました。無理は禁物!でも、できる範囲で自然と向き合う時間は、やっぱり特別です。

2026年4月19日撮影

GPSの軌跡

<2026年5月16日(日)>
行動時間 3時間10分(休憩時間含む)
登り:2時間10分 / 下り:1時間

車デポ地(8時)~C450 大滝(8時35分)~車道(10時10分)~車デポ地(11時10分)
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