斉内川本流(真木渓谷)

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斉内川本流(真木渓谷) 1

長雨の影響で3週間振りの沢登りとなりました。結局、今年の北東北は梅雨明け宣言せず。ここに車をデポし遡行開始!去年の9月にも大倉岩ゴルジュ帯の部分のみSさんと遡行(沢を下降)しています。今回は、つなげてみたい!

2020年8月16日撮影

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その際、アルプス級のスケールの大きさが印象的でした。さすが地元のSさんだなぁ~!お宝をよくご存じで…。和賀山塊の主な沢は全て入渓したと思っていた私でしたが、まさか本流を見逃していたとは…灯台下暗しでした。

2020年8月16日撮影

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ここがスタート地点(車デポ地)の袖川立岩です。アブの猛攻撃を食らいました。ここより斉内川本流へ降り立ちますが、釣り師による顕著な踏み跡がありました。

2020年8月16日撮影

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斉内川本流(いわゆる真木渓谷)に降り立った場所です。沢(川)は濁りはないものの、それなりに増水しているのが一目瞭然でした。梅雨時期の長雨の影響だと思われます。

2020年8月16日撮影

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側壁から流れる枝沢の滝が見事で綺麗でした。

2020年8月16日撮影

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大倉岩ゴルジュ帯、この水量で果たして突破できるだろうか?ましてや、今回は単独遡行。大倉岩ゴルジュ帯は、両岸絶壁に囲まれているため高巻きもエスケープも出来ないです。万が一突破できない時は、敗退するしかないです。

2020年8月16日撮影

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なかなか綺麗な渓相です。上に林道が通っていることを忘れさせてくれます。

2020年8月16日撮影

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水量が多く、かつ流れも速く、対岸に渡る際の徒渉点を見つけ出すのに神経を使いました。

2020年8月16日撮影

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いよいよここより大倉岩ゴルジュ帯に突入!ほんとスケールの大きさに圧倒されます。

2020年8月16日撮影

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巨岩サイズは、昔遡行した南アルプスの赤石沢レベルです。赤い岩が美し~い♪人物が写っていないと、スケールの大きさが伝わらないかも?

2020年8月16日撮影

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敗退する時は、赤矢印のところを登ると林道へ直ぐに出られます。下の地図「大倉岩ゴルジュ帯入口」の場所に容易に出られます。

2020年8月16日撮影

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渦巻く水流の速さと水圧も相当なものでした。増水の影響もあるかと思います。去年、Sさんと遡行した時は苦労した所がなかったになぁ~!

2020年8月16日撮影

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アルプス級に匹敵するスケールの大きさで、豪快な遡行を満喫きます。秋田にもこのような沢があっただなんて…。水量の過多によりグレードは大きく変わると思います。去年は1級上、今回は3級かなぁ~?

2020年8月16日撮影

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それにしても美しい渓相にウットリします♪

2020年8月16日撮影

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側壁に流れ落ちる枝沢の二条の滝が、これまた「絵になる光景」でした。

2020年8月16日撮影

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その二条の滝を真正面から撮影。ここを過ぎると核心部に突入します。ワクワクドキドキします。

2020年8月16日撮影

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今回は増水のお陰で?去年 楽に突破できたところが、ジェット水流に変わっていて、突破に苦労したところも。ちょっと怖いけど、超楽し~い♪

2020年8月16日撮影

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激流徒渉、巨岩の乗越し(ボルダリング)、渦巻く激流での飛び石等、持てる技を駆使しアドレナリン全開!特にルート取りはパズルを解くような難しさで、ミスは絶対に許されない状況でした。

2020年8月16日撮影

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その核心部の場所では、遡行に集中するあまり、写真撮影することすら完全に忘れてしまっていたほどです。よって、肝心な写真がありません。平水であれば、容易に突破できるレベルだと思います(去年9月は楽勝だった)。

2020年8月16日撮影

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大倉岩の絶壁が、これまたド迫力!昔、ここでクライミング(岩登り)が、なされていたようです。

2020年8月16日撮影

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高巻きは絶望的で、前進あるのみ!です。ドキドキしていたものの、結構冷静に対処出来たと思います。去年Sさんと遡行した時とは、明らかに別モンになっていました。

2020年8月16日撮影

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超久し振りに豪快でスケールの大きな沢を遡行できたことに喜びを感じました。

2020年8月16日撮影

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写真では伝わりませんが、この巨岩、かなりデカイです。岩の大きさもアルプス級です。

2020年8月16日撮影

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大倉岩ゴルジュ帯入口も終わり、小路又の案内板が見えてきました(下の写真)。ここまで来れば一安心です。

2020年8月16日撮影

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何が書かれているか?と言いますと…。1968年には県体登山競技場としてキャンプし、薬師連山を縦走。1971年には、第13回全日本登山体育大会が行われ、ここにキャンプし全国32都道府県より参加うんぬん…。

2020年8月16日撮影

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その小路又にかかる橋。大倉岩のゴルジュ帯以外は、容易に林道へエスケープ可能です。

2020年8月16日撮影

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小路又を過ぎると水量が一気に減り、これ以降、遡行終了点の甘露水まで難所はありませんでした。

2020年8月16日撮影

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せっかくなので(時間もタップリあるし)甘露水まで遡行することにしました。

2020年8月16日撮影

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小路又を過ぎるとゴーロ歩きが多くなりますが、このような見せ場(アクセント)もあります。

2020年8月16日撮影

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最後は、斜面を登って甘露水(薬師岳登山口)へドンピシャリ出ました。ここで冷たい水を飲み下山開始!

2020年8月16日撮影

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下山といっても林道を下るだけなので、楽チンです。

2020年8月16日撮影

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薬師岳の避難小屋です。何度か泊まったことがあります。テーブルもあり快適でした。

2020年8月16日撮影

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林道を下山中に大倉岩を望みます。

2020年8月16日撮影

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車デポ地の袖川立岩に戻って参りました!全行程2時間45分でした。時間もあるし今度は、下流部へ偵察に行ってみることにしました。

2020年8月16日撮影

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袖川沢と合流することにより水量は2倍に増えます。

2020年8月16日撮影

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徒渉など到底考えられないほどの圧倒的な水量です。秋の水量の少ない時が、狙い目かもしれません。

2020年8月16日撮影

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250mほど下った地点で断念し往路を戻りました(この下降の記録は、GPSに不記載)。これを含めると全行程3時間10分でしたが、短いながらも内容の濃い遡行が出来たと思っています。

2020年8月16日撮影

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帰路、雫石の韓式食彩ヤマトでランチタイム!お盆期間中でランチメニューがなくって…。し、し、知らなかった。ビビンバの大盛(825円)を食べましたが、お腹一杯になりました。

2020年8月16日撮影

GPSの軌跡

<2020年8月16日(日)>
行動時間 2時間 45分(休憩時間含む)
登り:2時間  / 下り:45分

袖川立岩・車デポ地(7時55分)~大倉岩ゴルジュ帯入口(8時35分)~小路又(9時15分)~甘露水(9時55分)~袖川立岩・車デポ地(10時40分)
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