磐井川本流

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栗駒山 磐井川本流 1

岩手・宮城内陸地震から2年、やっと一関 から須川温泉に至る国道342は全面開通し、 私にとって栗駒山は4年ぶりの再訪!

栗駒山の紅葉は全国的に有名で、朝早い 時間に行かなければ須川温泉の駐車場は すぐに満杯に…。7時半到着!

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 2

須川温泉に車をデポし、入渓地点の須川橋まで 約4キロを折りたたみ自転車で移動!

下り坂で、ほとんどペダルを漕ぐことなく到着! 須川橋付近は、車は停められない…。 だって、こんな横断幕があるんですから~!

2010年10月2日撮影

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さらに「この地域は、遭難多発地帯です。 入山禁止にご協力ください」との看板が…。 遭難多発地帯だったとは知らなんだ。

2010年10月2日撮影

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かすかな踏み跡を辿り堰堤の上から遡行開始! 本流だけあって、規模もそこそこあります♪

2010年10月2日撮影

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この日は、雲一つない超快晴で まさに秋晴れ♪日の光が水に 反射して、とっても美し~い♪ やはりお天気の中の遡行は楽しいな♪

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 6

こんなゴーロ歩きでも楽しくなっちゃいました。 お天道様に感謝ですね♪

2010年10月2日撮影

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870Mのモミ沢出合を過ぎ、940M右岸枝沢も 過ぎれば、沢が徐々に狭まってきます。 この小滝を超えるとゴルジュ帯も間近!

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 8

これはゴルジュ内にある深い釜を持った8M滝。 10月、水が冷たくって、泳ぐ気になれず…。

ここは右岸の踏み跡から高巻きました。 良い下降地点がなかなか見つからず、 10Mほど懸垂下降しました。 青いシュリンゲを残置しました。

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 9

ここも釜が深くって、突破するなら 右岸を泳がなければなりません。 寒中水泳は勘弁…てなことで、 左岸より小さく高巻きました。

2010年10月2日撮影

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上の写真の滝上から下を望む。 白いナメが美し~い♪

2010年10月2日撮影

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950M~1,000M付近までのゴルジュ帯は、 次々と滝が出てきて楽しませてくれます♪

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 12

上の写真の滝上から下流部を望む。 盛夏であれば泳いだりシャワークライミング したり、楽しく突破できる所だと思います。

2010年10月2日撮影

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4M幅広滝にて。 快適に登る。

2010年10月2日撮影

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標高1,000Mの二俣にて。 右が「三途の川」という名らしい。 いやはや、怖い名前ですね~! 本流は左の沢です。

2010年10月2日撮影

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その1,000M二俣から約50Mほど進むと 難所の6M滝が出てきました。 記録を読むと左壁を直登できるようですが、 秋特有のヌメリがひどく断念。

登るにしてもザイルを要する所です。 ここは両岸絶壁で傾斜も強い為、左岸からの 大高巻きを強いられました。懸垂なしで沢床へ。

2010年10月2日撮影

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苔むしたゴーロが美し~い♪

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 17

2年前の岩手・宮城内陸地震の 影響だろうか?崩壊していました。 しかし、遡行上は問題なし。

2010年10月2日撮影

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やがてこの沢一番の見どころ、北奥の滝15M。 2万5千図では1,210M地点に記載されて いますが、実際は1,080M付近にありました。

ここもヌメリがひどく直登は厳しそうで、 右岸より高巻く(容易)。

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 19

その北奥の滝に接近すると…。 水しぶきが凄~い! 15Mとは思えないほど、立派な滝です♪ 直登するとなれば、度胸が必要かも?

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 20

その北奥の滝を高巻き、落口に ドンピシャリ降りられました。 難所は?ここまで!その後も、小滝や 美しいナメが出てきて楽しませてくれます。

2010年10月2日撮影

栗駒山 磐井川本流 21

この小滝は、右から直登(容易)。

2010年10月2日撮影

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遡行するにつれ(標高を上げるにつれ) 紅葉が美し~い♪

2010年10月2日撮影

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2万5千図の1,210Mに記載されている「北奥の滝」 その地点にあるは実は、6Mほどのこの滝でした。 左の写真がそうです。

2010年10月2日撮影

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その滝は水線左を直登。 登りながら撮影したものです。 結構豪快な流れでしたよ♪

2010年10月2日撮影

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ウットリするほど綺麗なナメです♪

2010年10月2日撮影

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美しいナメ滝♪ この沢、全体的にゴーロ歩きが長いですが、 要所要所に滝やナメがあり、飽きさせません。

2010年10月2日撮影

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北奥の滝から先は、快適に登れる滝か、 簡単に高巻ける滝ばかりでした。

2010年10月2日撮影

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源頭部にて。 もう直ぐ登山道に合流です。

2010年10月2日撮影

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ヤブ漕ぎなしで登山道へ出れるのが嬉しい♪ 本流を忠実にツメると笊森避難小屋と1,378M 地点の中間、1,360Mの登山道(水場)に出ます。

ここが遡行終了点になるのですが、 この先途中まで登山道が沢の中でした。 (ピンクテープあり)

2010年10月2日撮影

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源頭部にて。 沢に並行して登山道がありました。 写真右の踏み跡が登山道です。 黄金色に輝く草紅葉が美し~い♪

2010年10月2日撮影

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いやはや、見事な紅葉です♪ 写真中央右上に小さく 笊森避難小屋が見えます。 わかるかなぁ~?

2010年10月2日撮影

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紅葉、まさに今が旬♪ 丁度いい時に来たなぁ~!

2010年10月2日撮影

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私が辿った登山道は、なんと 立ち入り禁止だったようです。

笊森避難小屋にツメ上げる産女川は、 地震の影響が甚大だったようですが、 今回遡行した磐井川本流は、遡行上 特に問題ありませんでした。 直ぐ近くの沢なのに…不思議です。

2010年10月2日撮影

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正規ルートに合流し 栗駒山の山頂を目指します。 正面に聳えるのが栗駒山(1,627.4m)です。

2010年10月2日撮影

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ふぅ~!栗駒山の山頂に到着で~す♪ 山頂は、おびただしい人の数でビックリ! ファッショナブルな「山ガール」もイッパ~イ!

岩手・宮城内陸地震から2年…。 かつての賑わいを取り戻した感じです。

2010年10月2日撮影

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山頂よりいわかがみ平方面を望む。 今年の4月にこのルートから登りましたが、 積雪期と秋ではまったく雰囲気が違うなぁ~!

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見事な紅葉♪ 歩くのがもったいないくらいです。

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下山する須川温泉が小さく見えます。

2010年10月2日撮影

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とっても綺麗だなぁ~♪ウットリするほどの美しさ!

2010年10月2日撮影

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これも~♪

2010年10月2日撮影

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昭和湖です。 1944年11月20日に小規模な水蒸気 噴火を起こし出来た湖のようです。

2010年10月2日撮影

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名残ヶ原にて。 初夏には多くの高山植物が 咲き乱れる大湿原のようです。 須川温泉に下山したら、人、人、人で さらにビックリ!人気のほどが伺えます。

2010年10月2日撮影

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須川温泉は混んでいましたので、 帰り道に祭畤(まつるべ)温泉に寄りました。

2010年10月2日撮影

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その祭畤温泉、かみくらの入り口です。 ほとんど貸切状態で入浴できました♪ とってもいい湯でしたよ(600円)♪ めでたしめでたし♪

2010年10月2日撮影
<10月2日(土)>
行動時間 6時間30分 (休憩時間含む)

須川温泉駐車場(7時30分)~須川橋まで自転車(8時)~1,000M二俣(9時30分)~ 1,360M登山道水場(12時20分)~栗駒山山頂(13時20分)~須川温泉駐車場(14時30分)
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