堀内沢 八瀧沢・マンダノ沢 1

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和賀・堀内沢・八瀧沢

和賀山塊 堀内沢 八瀧沢

堀内沢の象徴である「三角錐岩塔」にて。 急傾斜の流れに美しい滝を連続させ 大イワナが潜むという東北北部屈指の渓。

昔から「マタギの沢」と言われて久しいが 我々が行った時はイワナ、一匹しか… 日本の渓谷美の原点ともいえる渓

1996年9月撮影
和賀・堀内沢マンダノ沢1

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 1

これがマンダノ沢の象徴とも言うべき 「蛇体淵」で~す! そりゃ~もう最高の天場です!

これをつまみに酒を飲めば、 そりゃ~もう、極楽、極楽…!

1999年8月撮影
和賀・堀内沢マンダノ沢2

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 2

沢の源頭部はほとんどヤブ漕ぎも無くお花畑 の中を進むと朝日岳の頂上だ!そこは… ニッコウキスゲが咲き乱れる天国のような 所でした。

手前S山岳会のJさん、奥はその後モロッコ に行ったF君

1999年8月撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 3

ここからは2004年9月に東京のW山岳会 の皆さんと計6名で行った時の写真です。 遡行初日は快晴!暑いくらいでした。

これは夏瀬温泉の裏手にある吊橋 (下の写真No.4)から見た玉川本流です。 いざ出発!一年振りの再会に。

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 4

これが夏瀬温泉の裏手にある吊橋です。 結構長いんですよ!この吊橋。 ここを渡って、堀内沢を目指します! 本日はマンダノ沢の出合まで行くぞ。

2004年9月18日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 5

これも上の写真(No.4)から見た玉川本流です。 No.3の景色の反対側を撮影したものです。 いやはや、素晴らしいお天気に感謝もん でした♪やっぱり、私は晴れ男かな?

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 6

ここが堀内沢の入渓地点です。 いよいよ遡行の始まり始まり! 毎年この時期に東京時代にお世話に なった山岳会の方々を「みちのくの沢」へ ご案内しているんです。

今回で4年目かな? 東京と岩手、離れていますが、今もこうして お付き合いさせていただいていること、 とても嬉しく思います。

2004年9月18日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 7

数日前に連続で結構雨が降りましたので、 今の時期にしては、水量は多少多め でした!三連休ということもあってか、 きのこ採りや魚釣りの方々に会いました。

2004年9月18日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 8

今回は女性が2人いました。お二人とも 羽毛のように軽いのですよ~!よって、 流れが強いと流されそうになります。

そんな時は、スクラム徒渉に限りますね! 結構やりましたねぇ~! ドスコイ・ドスコイってね。

2004年9月20日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 9

羽毛のように軽い いまやんさんを助ける W山岳会の野生人こと、Yさんです。 このYさん、私の大先輩で技術・体力・精神力 全てを兼ね備えている方なんです!

(水量が)多い日も安心?ですね! いかなる状況の時も、いつもニコニコ笑顔 なんですよ!人間が出来ているお方です。

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 10

写真中央の青いヘルメットのいまやんさんを フォローするYさん(下)と新婚ホヤホヤの 旦那さんIさん(上)です。

この時は、いまやん さん、頭から激流に突っ込んでいましたね~! 頑張れぇ~♪危うく流されそうに…

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 11

快適な遡行が続きま~す♪ 東京組みの皆さんは、前夜車で 遠路はるばる秋田へ来られて…。 ちょっと?お疲れモードでした。

あまり寝ていないようでした。 昨夜はどこに寝たの?って聞いたところ 高速道路の某サービスエリアとか…。 勇気あるなぁ~!マネをしないように!

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 12

これは堀内沢の象徴とも言うべき三角錐の 岩塔です。よく釣り雑誌にも掲載されている お馴染みの光景です。

ここを過ぎれば、 本日の宿泊地、マンダノ沢の出合まで あと少しです。

2004年9月18日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 13

夏瀬温泉を出発した時間が10時30分でした ので、本日の幕営地、マンダノ沢出合に 到着したのは夕方でした。着いて早々、薪を集め直ぐに釣りに 出かけました。

釣る時間が20分位 しかありませんでしたが、どうにか イワナちゃんを一匹釣り上げました。 これでイワナの骨酒が飲めるぞぉ~♪

2004年9月18日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 14

そして、翌日…いよいよマンダノ沢の遡行! 出発すると同時に雨が… しかもどんどん激しくなっていくではないかぁ!

この滝、以前来た時は、左側の滝を直登 したはずなんですが…。この増水じゃ~ 無理ですよねぇ~!ここは右岸より 高巻きました。ザイルを出しました。

2004年9月19日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 15

遡行するにつれて、雨も激しくなり、どんどん 増水する一方でしたね。濁流になって しまいましたぁ~!

ここまで来れば下降も 困難ですので、前進あるのみ!です。 ファイト一発!ですよねぇ~♪ (

2004年9月19日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 16

マンダノ沢の象徴とも言うべき蛇体淵が こんな状態に…上の写真(No.1)と 見比べていただければ、その増水のすさまじさ をご理解いただけるかと思います。 ホ

ントは神秘的で美しい所なんですが…! なんとも、いやはや…

2004年9月19日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 17

ここが上天狗沢と下天狗沢の出合です。 この滝(10M)が目印です。ここが最後の 幕営地になります。綺麗に整地されていて ブルーシートまでありました。

ここを過ぎると朝日岳の山頂までテントを 張れる場所がありません。「う~昼かぁ~! 何とか抜けられるぞ!」って思っていましたが。 この続きは、下の写真(No.20)で…。

2004年9月19日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 18

5年前に来た時は この下天狗沢、特に 難しいところはないと思っていたのですが 増水のお陰で?結構お助け紐を出しました。

平水なら快適に登れる滝なんですがねぇ~! こんなに上部に来ていても、水量がなかなか 減ってくれませんでしたねぇ~。

2004年9月19日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 19

この滝では、ここでお助け紐を出し、私のいる (赤いカッパ)地点より、ザイルを出しました。

滝の左側を登ったのですが、モロ泥壁で 悪かったなぁ~!落石はあるし…。 ヒヤヒヤもんでしたねぇ~!

2004年9月19日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 20

結局この日は、時間切れのため、稜線まで 抜けられず、ゴルジュの中でビバークを致し ました。6人寝れるスペースを確保する のに側壁の斜面を削ること約1時間! まさに土木工事でした。1M位は削ったと 思います。

この写真は翌朝撮影したもの ですが、前日は写真右上角の沢がジェット 水流でしたからねぇ~!誰も水を汲みに 行こうとしませんでしたものねぇ~!

2004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 21

翌日は晴れてくれましたぁ!ホッ! 昨日の増水が一気に引きましたねぇ~! 増水は早いけれど、減水も早いです。

ここから上部は一気に傾斜を増します。 小滝とスラブの連続で高度を稼げます!

2004年9月20日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 22

女の子、ですねぇ~!いまやん! いつの間にこんな綺麗な花を撮影して いたなんてぇ~!紫が鮮やかですねっ♪

2004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 23

これは最後のツメです。下天狗沢の方は ほとんどヤブコギがありません。

夏場は草原の 綺麗なお花畑の中を歩けますよ!フィナーレ にふさわしいですよね~♪ 晴れてくれて、良かった、良かったぁ~!

2004年9月20日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 24

もう直ぐ、朝日岳の山頂で~す♪ 苦労があれば、楽しいこともあるもんです。 昨日の雨が凄かっただけに、お日様の ありがたさを痛感した次第です。

2004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 25

やったぁ~♪ ここが朝日岳の山頂で~す! 皆さん、お疲れ様でしたぁ~♪

なんとか山頂からの展望を楽しめましたよ! 山々はすっかり秋モードでしたねぇ~!

2004年9月20日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 26

これが山頂からの風景です。 ガスが湧いたり晴れたりで… ここより、部名垂沢の下降点を目指して 縦走で~す!早く温泉に入りたいよぉ~!

2004年9月20日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 27

これがそうです。朝日岳の山頂を下り 部名垂沢の下降点に向かうところ…。 稜線は結構寒かったですねぇ~!

2004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 部名垂沢 1

帰路は 部名垂(へなたれ)沢を下りました。 危険な滝にはハッキリとした巻き道もついて いました。下って安心!

朝日岳にダイレクトに登れる唯一のルート なんです。一般向けではありませんが…。 2

004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 部名垂沢 2

これも部名垂沢を下っているとこ。 写真上の中央左寄りにいるが Yさん(女性の方)です。 ここにもトラロープが…。

2004年9月20日撮影

和賀山塊 部名垂沢 3

いや~綺麗ですねぇ~! いまやんさん、いつの間に撮ったのでしょう♪ ところで、何ていう花なんでしょうねぇ?

何はともあれ、無事下山、 めでたし、めでたし…。 楽しい3日間でしたぁ~♪

2004年9月20日撮影(写真提供いまやん)

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 1

ここからは2006年度に遡行した時の記録です。 この時は、生徒さんと二人で行って参りました。 私にとって、今回で三回目の遡行となります。

堀内沢の象徴である三角錐の岩を よじ登った生徒のKさんです! 毎週クライミングの練習に励んでいるだけ あって、岩登りは見ていて安心できます。

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 2

この時は、ビックリするほど水量が 少なかったです。えっ?これが和賀の沢? って思ったほどでした…。 これは、マンダノ沢に入って最初の 核心部、2条15M滝です。

1999年に遡行した時は左のチェックストーンの 右側の大きなクラックを登りましたが、 今回は安全を見て右岸より高巻きました。

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 3

上の写真の2条15M滝を過ぎて しばらく歩くと、傾斜は一気に増し 巨岩帯の急峻な渓相に変わります。 体力的に結構シンドイところです。

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 4

急峻な巨岩帯を登る生徒さんです。

今回数年振りに遡行してみてビックリしたことは 巻き道が登山道並みに?シッカリしていた んですよ。それだけ入渓者が増えたってこと なんでしょうけど…。

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 5

水量が少ない!といっても、ここは 和賀の沢、ところどころ豪快なゴルジュを 垣間見ることが出来ました♪

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 6

本日の宿泊地、蛇体淵で~す♪ 2時前には到着しちゃいました。 生徒さんがここで泊まることに憧れを 抱いていたようで…。夢がかなって よかった、よかったぁ~♪

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 7

その蛇体淵のちょい手前が素晴らしい 天場なんですよ♪右岸側に綺麗に 整地された幕場があります。

写真中央に小さく生徒さんが見えます。 わかるかなぁ~?

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 8

まさにリバーサイドホテルを思わせるような 素晴らしい幕場(テントを張れる場所)ですよ♪

ちょうどよいところに、ベンチ(倒木)が…。 この側で蛇体淵を見ながら焚き火をしました♪

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 9

お米を炊いているところで~す! そうそうウィンナーもね!

焚き火でこんがり焼いたウィンナーに マスタードを付けて食べると これまた絶品ですよ♪

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 10

焚き火も燃え盛り宴たけなわ♪ このひと時が一番の幸せ♪

2006年8月27日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 11

蛇体淵か上流部も綺麗な渓相が続きます♪

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 12

狭いゴルジュの中にかかる滝。 ここは左岸より高巻きました。 一歩がちょっといやらしいです。

安全を見てザイルを出しました。 続いてその上の滝も一緒に高巻きました。

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 13

微妙なヘツリにチャレンジする生徒さんです。 危うくドボンしそうに…。 ここ、結構深いところでしたよぉ~!

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 14

8Mくらいの滝が…。 ここは左壁を快適に登れます。

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢15

今回はかなり岩がヌメっていたので、 最後のツメは、安全を見て1,350Mの 二俣を右に入りました。楽に稜線に 出られましたが、稜線上が想像以上にヤブが 深く大変なアルバイトを強いられました。

2万5千図上ではちょっとの距離なんですが あまりにヤブの深さに朝日岳山頂まで なんとヤブ漕ぎ3時間…。 これには参りました…。 素直に左を遡行していれば… と後悔致しました。

2006年8月28日撮影

和賀山塊 堀内沢 マンダノ沢 16

朝日岳山頂は綺麗なお花がイッパ~イ♪ ヤブ漕ぎに疲れた体を癒してくれました。

下山中(部名垂沢を下降中)に雷雨にあったり とても充実した山行となりました。 生徒のKさん、お疲れ様でした。

2006年8月28日撮影
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