黄瀬川 2

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南八甲田 黄瀬川 1

去年の7月、けんぼーさんと遡行したものの 台風の為、途中で断念…再挑戦です!

グループ沢胡桃さんや童人トマの風さんの 遡行記録を参考に、今回は単独遡行! まずは長~い黄瀬林道をヘッドランプを 着けて早朝の5時10分に出発♪ ゲートが閉まっていて車は進入不可。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 2

ゲートより歩くこと丁度2時間で 松見の滝の下り口に到着! この黄瀬川、とにかく長いんですよ~!

過去の遡行記録を拝見すると2泊3日。 どうしたら1泊2日で遡行できるだろうか?

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 3

出した結論が、とにかく荷物の軽量化と 早朝の出発しかあるまい!との結論に達する。 この写真は、松見ノ滝下に至る道から 途中で枝沢へ下りる場所。

松見の滝の岩峰から派生する尾根の コル(600M)より下降する。踏み跡あり。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 4

その枝沢を下降すると(容易)、松見ノ滝上に ドンピシャリ出ます。降りたところはゴーロ。 沢の身支度をして7時30分に遡行開始!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 5

出だしのゴーロ歩きは秋特有のヌメリが ひどくってぇ~!慎重に歩きました。 そこより20~30分遡行すると 渓らしくなってきます。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 6

この黄瀬川、沢ではなく「川」ですもの~! 水量も豊富で心もウキウキ!でも、 今の時期、出来れば泳ぎたくないよ~!

だって、水が冷たいんですもの~! ここは左岸をヘツリ突破♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 7

この沢の特徴は、滝のほとんどが深い釜か 淵を持っていました。盛夏であればバンバン 泳いで行けると思います。

ほぼ全ての滝、ヘツって滝に取りつき 直登出来る楽しい沢でしたよ♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 8

ここは左岸を快適に登れます。 滝上は大きな淵になっています。 この滝の左岸を登った後、 滝の水流を飛び越えて右岸をトラバース。 そこより(右岸)小さく巻き、淵を突破。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 9

朝日に輝く紅葉が綺麗♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 10

やがて10Mほどの幅広の滝が出てきました♪ 盛夏であれば泳いで取り付き快適に登れる 滝ですが、泳ぎたくないよ~!

左岸をヘツリ直登しました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 11

上の写真の滝、釜のトラーバス(左岸)の 一歩がいやらしい。微妙なバランスを要します。

上の写真の滝を登っている時に 滝下の釜を撮影。左の「くの字」の部分に 飛び移るのが微妙なバランス。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 12

下流部~中流部はこのような深い淵や釜が 連続しますが、いずれもヘツって突破できました。 結局、一度も泳がなくて済みました。 ここは左岸を通過。

2008年10月5日撮影

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赤い岩肌が美し~い♪

2008年10月5日撮影

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下流部を望む。 左岸をヘツって通過できました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 15

深い釜を持った小滝5M。 今回の遡行で唯一高巻いたところです。 左岸より小さく高巻く。踏み跡あり。

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590M右岸枝沢の出合にて。 幕営適地でした。

去年はここまで遡行して敗退…。 ココより先は、未知の世界です。

2008年10月5日撮影

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ここも深い釜を持った小滝8M。
右岸を直登出来ました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 18

上の写真の滝上から下を望む。
水の色が美し~い♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 19

その滝の上は… こんな感じで、まるでプール状態。 そのまま右岸をヘツって通過できました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 20

620M長根沢出合付近にて。
白い岩肌とナメが美し~い♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 21

これも長根沢の出合付近にて。 美白の岩肌が美し~い♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 22

長根沢出合を過ぎて、最初に出てきた小滝。 6~7M位だが深い釜を持っている。 左岸をヘツリ直登!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 23

エメラルドグリーンの清流に感激♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 24

白いナメ床と緑の水のコラボが とても素晴らし~い♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 25

ここも~!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 26

小滝の上から見た淵。
この沢は、ほとんどこのパターンでした。

2008年10月5日撮影

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フリクション抜群の白いナメ。

2008年10月5日撮影

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まさに癒しの渓でした♪ うっとりするほど綺麗♪ 紅葉も素敵でした♪

個人的には、岩手の名渓、葛根田川より 面白くって綺麗だと感じました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 29

深い淵を持った3~4Mの小滝。 左岸をヘツって直登!容易。 側壁は、まるですり鉢状で高巻きは シンドそう、水線突破あるのみ!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 30

650M付近に出てきたプチゴルジュ! いや~ついに泳ぎか~!と覚悟したものの 右岸をヘツって突破できました。

この沢の面白いところは、一件突破不可能に 見えるところでも、取りついてみると適度な スリルで突破できるものばかりでした。

2008年10月5日撮影

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側壁が高くて凄~い! でも威圧感や圧迫感はありませんでした。 明るい渓相でしたよ♪

2008年10月5日撮影

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ここは右岸をヘツって超えました。 容易です。

2008年10月5日撮影

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ここは左岸をヘツって直登! これも容易です。 フリクション、ばっちり!

2008年10月5日撮影

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これは確か、上の写真の小滝の上から 撮影したものだと思います。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 35

側壁がまるでスリ鉢のよう♪ 高巻きは絶望的です… といっても、高巻くようなところは 特にありませんでしたが…

2008年10月5日撮影

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赤いナメ滝が美し~い♪ 遡行していて、ほんと癒されました~!

2008年10月5日撮影

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沢が左に90度曲るとV字状の渓相に! 側壁は高く、こんなところで直登不能な滝が 出てきたらどうしよう…。 結局出てこなくてホッと一安心♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 38

これまた深い釜を持った8M ほどの赤いナメ小滝。 左岸より登る。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 39

標高800M付近の綺麗な赤いナメ滝♪ ここはほんと見晴らしもよくって開放的♪ 上部に登るにつれて、紅葉も鮮やかに~!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 40

上の写真の赤いナメ滝を上から望む。 あまりにも気持ちいいので、ここで まったりとランチタイ~ム♪(*^_^*)

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 41

その標高800M付近より見た 右岸側壁。絶景かな!

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 42

歩を進めると…これまた 側壁と赤いナメ滝が美し~い♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 43

こんどは白と赤のナメ床だぁ~♪ 標高910M付近にて。

2008年10月5日撮影

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また淵が出てきましたぁ~! ここは右岸をヘツリ超えるが容易。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 45

紅葉が素晴らし~い♪ もうウットリですよぉぉぉ~♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 46

980M付近では、巨岩のゴーロ帯が…。

2008年10月5日撮影

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その後は単調なゴーロ歩きが続くが 紅葉の中の散歩は楽し~い♪

2008年10月5日撮影

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黄瀬沼に至る1,060M左岸枝沢手前にて。 ここよりちょっと歩くと黄瀬沼に至る枝沢 (二俣)に至る。幕営適地って感じでした。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 49

上部はひたすらゴーロ歩きでしたので 黄瀬沼に至る1,060M左岸枝沢をツメる ことにする。ふぅ~!黄瀬沼に到着♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 50

出発地点の黄瀬林道から歩き始め、 黄瀬沼の登山道まで8時間30分(休憩含む)。 そんなに急いだつもりはないのだけどなぁ~! 長い沢ですが、快適に突破できるので 距離を稼げたのだと思います。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 51

黄瀬沼の湿原にて♪ 黄金色に輝き綺麗でしたよ~♪

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 52

黄瀬沼を望む。 なんか神秘的な感じがしました。

2008年10月5日撮影

南八甲田 黄瀬川 53

一般登山道に出てからが大変でしたぁ~! えっ?これって登山道ですか?って くらいにひどいヤブで~!

沢ではヤブ漕ぎが なかったもののまさか一般登山道で ヤブ漕ぎを強いられるとは…(^^ゞ。 ほとんど廃道に近い状態でした。

2008年10月5日撮影

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ヤブ漕ぎすること約1時間で地獄峠に到着♪ まさに「地獄」のような登山道でした。 時間はまだ2時30分、このまま下山しちゃえ~!

ここから先は、旧道コースを通り猿倉温泉に 下山しました。猿倉温泉に4時40分到着♪ JRバスの最終に乗って車を回収。

2008年10月5日撮影

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結局山中1泊2日する予定が日帰り山行に~! 本日の行動時間は11時間30分でした。 下山後は、十和田湖温泉郷の公共の温泉施設 「市民の家」で入浴しました。300円也。

夜9時まで入れるようですよ~!この日は、 十和田湖温泉郷付近にて幕営し翌朝に下道 を通り盛岡へ帰ってきました。車で約3時間半。

2008年10月5日撮影
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