鶴沼川二俣川左俣

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南会津(福島県)は遠いです。ここ盛岡から360キロ 5時間掛ります。今宵の宿泊場所は、大白森山登山口の駐車場にテントを張らせていただきました。現地に到着したのが夕闇迫る5時、雨の中テントを設営!

2020年10月17日撮影

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今宵の晩餐は、とても豪勢なんです。高知県産ぶりのっけ盛(お刺身)をおつまみに日本酒(高清水)を飲みます。

2020年10月17日撮影

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メインディッシュがコレ!セブンイレブンのプレミアム商品「国産豚もつと会津味みそのもつ煮込み」です。

2020年10月17日撮影

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タブレットで音楽を聴きながら一人宴会も楽しいです♪初夏にも一度計画を立て仲間と遡行する予定でいましたが(1泊2日)雨のため中止に…。今回が今シーズン最後のチャンス!

2020年10月17日撮影

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明日、本当に晴れるだろうか?この雨で沢は増水しているだろうなぁ~!夜9時頃には寝ました。お休みなさ~い!

2020年10月17日撮影

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朝5時に起床!空を見上げると満天の星空♪予報通り今日は晴れ!超嬉し~い♪本日は長丁場になるので朝食は豪勢にセブンイレブンの「金のビーフカレー」を食べました。

2020年10月18日撮影

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ここが大白森山登山口です。昨夜はここにテントを張らせていただきました。あまり遡行記録を見ない比較的無名な沢なのですが、数少ない遡行記録を拝見すると「ナメナメ尽くしの美渓」との評判です。

2020年10月18日撮影

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その登山口にあった案内板です。この沢、わらじの仲間さんやぶなの沢旅さんも遡行されていて「きっと素敵な沢なんだろう!」と確信しました。

2020年10月18日撮影

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「通行止め」と書かれた看板がありますが、普通車でも特に問題なく通れますし、地元の登山者や釣り師は通行しているようです。

2020年10月18日撮影

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朝6時5分出発!立派な林道で、これなら私の愛車アクア(FF車)でも楽に走行できそうでした。今回は、単独ゆえ車の回収がありますので歩きます。

2020年10月18日撮影

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2.5キロの林道を30分歩いて御鍋神社登山口に到着!ここより御鍋神社に至る遊歩道を利用し沢へ降ります。

2020年10月18日撮影

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整備された立派な遊歩道を下っていきます。そうそう、今回参考にさせて頂いたのは、2019年に遡行された「yoshi629」さんによるヤマレコの山行記録です。とても分かりやすくて感謝!

2020年10月18日撮影

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大白森山登山口(車デポ地)から歩くこと40分で難なく沢へ降り立つことが出来ました。沢の降り立ちビックリ!極上のナメが延々と続いているのですよ~♪

2020年10月18日撮影

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テンション上がります!これ、ワークマンで購入した手袋(フィールドコア 980円)を沢用に転用していますが、本日がデビューなんです。とても気に入っています。

2020年10月18日撮影

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舗装道路のような広大なナメが延々と続きます。その距離400m!規模と美しさはナメで有名な二口渓谷の大行沢(おおなめさわ)を凌ぐかも知れません。

2020年10月18日撮影

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最初に出てくる標高950mの右俣に掛かる5m滝です。本流の左俣の方へ進みます。

2020年10月18日撮影

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歩けど歩けどナメが続き、癒し効果抜群です♪紅葉とマッチングして美しいのなんのってぇ~!

2020年10月18日撮影

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ほんと噂通り素晴らしい沢(美渓&秀渓&癒し系の三拍子)で、テンションが上がりっぱなし状態の私!「ここは天国ですか?」って思うほど、まさに白眉!「大当たりの沢」です。

2020年10月18日撮影

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前日の雨も思ったほど増水しておらず、安堵しました。岩盤の沢ゆえ、増水も早いけど減水も早いのでしょう。

2020年10月18日撮影

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今回、久し振りの遠出の沢で、ちょっとした遠征気分!コロナの影響もあり今年は遠征を控えていましたが、遠路来た甲斐がありました。

2020年10月18日撮影

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滑り台状の美しいナメ滝です。このナメ滝の上は、これまら広大なナメが続いています。車で走行できるのでは?と思ってしまいました。

2020年10月18日撮影

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入渓地点から距離にして400mも続いたナメですが、ここから先、標高1030mの二俣まで長~いゴーロ歩きが続きます。

2020年10月18日撮影

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標高1030mの二俣から先は、小滝が連続し楽しませてくれます。

2020年10月18日撮影

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どれもこれも容易に登れる滝ばかりです。

2020年10月18日撮影

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きのこを探しながら遡行しましたが、先行者に採られたかも?ちょっとしかありませんでした。

2020年10月18日撮影

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標高1000mにある見ごたえのある滝。ちょうど朝陽が上がってきて神々しい光景に!

2020年10月18日撮影

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上の写真の滝をさらに間近で撮影!直登もできそうでしたが、シャワーを嫌い小さく高巻きました(容易)。ここから先は、ちょっとした連瀑帯(ゴルジュ帯)になっていて、突破が面白かったです。

2020年10月18日撮影

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楽しみながら突破できました。ここは左岸より回り込んで登ったような…。

2020年10月18日撮影

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滝上から撮影!結構な迫力でしたよ。ほんと飽きさせない秀渓です。

2020年10月18日撮影

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岩の間を流れる二条の滝も美しかったです。この沢、ナメと滝とゴルジュと変化に富み飽きさせず楽しませてくれます。

2020年10月18日撮影

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1140m奥の二俣手前にある滝です(容易)。これを超えると直ぐに奥の二俣になります。

2020年10月18日撮影

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標高1140m奥の二俣(右俣)に掛かる8m滝です。右岸水流左のルンゼを回り込み滝上に至りました。ちょっと被っていましたが問題なく登れました。

2020年10月18日撮影

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その二俣に掛かる8m滝を回り込みながら撮影!大白森山登山口(車デポ地)から歩くこと2時間30分経ちました。ここより後半戦に突入します。

2020年10月18日撮影

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その奥の二俣に掛かる8m滝を上から望みます。結構、迫力あります。この滝を超えると水量は半減します。

2020年10月18日撮影

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1160mにある二条の滝。これ以降、ナメとナメ滝が断続的に続きます。ここから先、二俣や枝沢がたくさん出てきますので、ルートファインディングは慎重に!こまめに地図で確認しましょう。

2020年10月18日撮影

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標高1230m付近の美しいナメとその奥にナメ滝。

2020年10月18日撮影

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たまに小滝が出てきますが、どれも容易に登れます。

2020年10月18日撮影

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1250m二俣の本流に掛かる傾斜のあるナメ滝。右岸より登りました。

2020年10月18日撮影

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1350m付近。源頭の雰囲気です。最後の幕営地は、この写真の場所のちょい下、1350m左岸かな。多少傾斜があるけど…。焚き木がないのがネック。下流部には素敵な天場が多数ありました。

2020年10月18日撮影

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ツメの1420m付近の紅葉が見事でした~♪

2020年10月18日撮影

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1430m以降、水が枯れました。ここで水を汲みます。

2020年10月18日撮影

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最後のツメもパヤパヤのヤブで楽勝です。トンネル状の軽いヤブをかき分けながら進みます。

2020年10月18日撮影

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車デポ地より4時間10分で登山道に出ました!遡行そのものは3時間30分でした。長丁場を予想していたのですが、これなら日帰り山行でも問題ありません。

2020年10月18日撮影

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大白森山(1,642m)を望みます。大白森山まで足を延ばしたかったのですが、帰りの長~い車の運転のことを考えパスしました。

2020年10月18日撮影

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これから目指す小白森山(1,563.1m)を望みます。紅葉がお見事♪

2020年10月18日撮影

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左に大白森山を望みます。下山中の尾根上からの展望がこれまた素晴らしく、登山道歩きも楽しめました。

2020年10月18日撮影

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登山道にツメ上げてから歩くこと丁度1時間、小白森山の山頂に到着!残念ながら展望がありませんでした

2020年10月18日撮影

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ピラミダルな山容の二岐山(1,544.3m)が見えます。紅葉も見事でした!

2020年10月18日撮影

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快適な登山道を下ります。そうそう、この沢、釣り師の入渓が多いようですが、魚影は皆無でした。

2020年10月18日撮影

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痩せ尾根状の「蟻ノ戸渡り」にて。怖そうな名前ですが、通過に問題ありませんでした。

2020年10月18日撮影

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紅葉のじゅうたん♪美し~い!沢よし、尾根歩きよし!のダブルで楽しめた山行となりました。

2020年10月18日撮影

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無事 駐車場に到着!全行程6時間30分。鶴沼川二俣川左俣は、登攀的要素は少ないものの癒し効果抜群の沢で「もっと遡行されて良い沢」だと思いました。遡行グレードは2級程度なので、ロープを要する難所もなく単独で遡行するにはお手頃な沢でした。

2020年10月18日撮影

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帰りも5時間かけて東北道を走り帰宅。盛岡に入ってから吉野家に寄って晩飯タイム!新メニューを食べてみました。今回、ほんと素晴らしい沢に巡り合えて大満足の山行となりました。

2020年10月18日撮影

GPSの軌跡

<2020年10月17日(土)> 移動日
盛岡自宅(12時)~東北自動車道~二岐温泉・大白森山登山口駐車場(17時)テント泊▲

<2020年10月18日(日)> 遡行日
行動時間 6時間 30分(休憩時間含む)
登り:4時間10分  / 下り:2時間 20分
▲大白森山登山口(6時5分)~入渓地点(6時45分)~1,030m二俣(7時45分)~1,140m奥の二岐(8時30分)~登山道(10時15分) ~小白森山(11時15分)~大白森山登山口(12時35分)
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