高倉山(777m)

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高倉山 1

矢櫃ダムの駐車場に車をデポし出発!冬期でもこのダムまでは除雪がされているようです。

2022年3月29日

高倉山 2

その駐車場より朝の岩手山を望みます。雫石町には、二つの高倉山があります。①雫石スキー場に聳え立つ高倉山(1,408m)②矢櫃(やびつ)ダムに聳える高倉山(777m)。今回は②のラッキー3セブンの標高である高倉山を登って参りました。

2022年3月29日

高倉山 3

この山は、登山道がなくバリエーションルートになりますが、標高600m付近まで続く作業道を利用することでヤブ漕ぎも少なく山頂に立つことが出来ます(無雪期の山行記録も多々あり)。

2022年3月29日

高倉山 4

標高370mより林道から離れ尾根に取り付きましたが、雪が少なくてビックリ!4日前はズボズボ潜ってラッセルが大変だったのに…。

2022年3月29日

高倉山 5

標高440mの作業道(林道)合流地点にて。ちょっとした広場になっていて休憩場所には良い所でした。あちこちに作業道が交差しており迷路のようです。

2022年3月29日

高倉山 6

作業道(林道)を利用して登っていきます。雪が締まっていて登りやすく4日前(ズボズボ状態)とは大違いです。

2022年3月29日

高倉山 7

後ろを振り返り滝沢山(554.8m)を望みます。標高千メートルにも満たない里山で3回も挑戦したのは初めて!私は、この山を甘く見ていたのかも知れません。最初の挑戦は厳冬期の先月2月4日、この時に登った尾根が北西尾根であまり記録のない超マイナーな尾根ですが、最短距離で登れるのが魅力です。

2022年3月29日

高倉山 8

続き…北西尾根、敗退した理由は…標高500m~600m(核心部)の壁のように立ちはだかる絶壁を登り切れませんでした。フカフカ雪で腰上のラッセルを強いられた上に、足を上げる度に足元から雪が崩れ落ちまともに登れない有様(アイゼンが効かない)。写真の標高450m付近は、展望が開けビューポイント。

2022年3月29日

高倉山 9

続き…安全地帯まで標高差にして20m残し敗退を決意しました。例えどうにか登り切ったとしても「ロープなしでは下れない!」と判断しました。この北西尾根は、全体的にヤブが多い上に歩き難くお勧めできません。その標高450mのビューポイントにて和賀山塊の山々を望みます。

2022年3月29日

高倉山 10

続き…二回目の挑戦は、4日前 25日(金)。正午から仕事が入っていましたので午前中勝負の山行でした。今回は北西尾根ではなく西尾根から登ってみることにしました。こちらの尾根の方が一般的で登っている方も多く、また作業道(作業用林道と作業道)を利用することが出来ます。ズームアップ!左に和賀岳、右に羽後朝日岳を望みます。

2022年3月29日

高倉山 11

続き…核心部は、P701m直下の急傾斜です。敗退した理由は一言でいうと「時間切れ」です。数日前の大雪(盛岡で32cmの積雪)でズボズボ潜って大変でした。ラッセルで思いの外時間が掛かってしまったのです。そのビューポイントにて和賀山塊の五番森を望みます。五番森(1,047.5m)は、7年前の2015年03月に登っています。

2022年3月29日

高倉山 12

続き…で、今回は3回目の挑戦になります。標高460mにて。4日前は全面雪で覆われ真っ白だったのに…。スノーシューでヤブ漕ぎです。

2022年3月29日

高倉山 13

続き…今回(三回目)も二回目と同じ西尾根から登りました。週末の26日(土)~27日(日)にかけて降った大雨でズボズボだった雪がかなり解けていて、かつ朝の冷え込みで雪も締まっており歩きやすかったです。ここも作業道を利用して登っていきます。

2022年3月29日

高倉山 14

続き…たった4日間でこんなにも変わるなんて(雪が溶けるなんて)…ビックリです。今回はスノーシューで登りましたが、雪が締まっていたのでワカンでも良かったかな?

2022年3月29日

高倉山 15

標高590mにて。標高600m付近まで作業道が続いていてヤブ漕ぎもほとんどなく登りやすかったです。

2022年3月29日

高倉山 16

標高610mにて。作業道を離れ尾根沿いに登りますが、ヤブは薄く登りやすかったです。この先、P701まで急登が続きます。

2022年3月29日

高倉山 17

目印のピンクテープがありがたいです。問題のP701mの急登の核心部も、傾斜は強いものの(北西尾根の核心部よりも緩い)枝などつかむものがあり危険を感じるほどの斜度ではありませんでした。

2022年3月29日

高倉山 18

激急登を登り切ると傾斜が緩み雪稜が~♪この先が、P701です。

2022年3月29日

高倉山 19

念願のP701ピークに達しました!核心部を無事クリア♪この先、山頂までブナ林の中の気持ち良い稜線歩きが楽しめます。

2022年3月29日

高倉山 20

紫波の名峰、箱ヶ森~毒ヶ森~赤林山~南昌山の山々が目前に大きく聳えカッコイイ!

2022年3月29日

高倉山 21

P701から続く稜線です。

2022年3月29日

高倉山 22

箱ヶ森をズームアップ!右隣が毒ヶ森です。

2022年3月29日

高倉山 23

P701付近より岩手山を望みます。

2022年3月29日

高倉山 24

樹林の隙間から秋田駒ケ岳を望みます。秋田駒ケ岳~岩手山の稜線が素晴らし~い!さらに樹林の間から和賀岳~羽後朝日岳~五番森~貝吹岳など和賀山塊の山々が一望できます。

2022年3月29日

高倉山 25

P701から山頂までの稜線は、ブナの尾根歩きで超気持ちい~い♪また、展望も素晴らしく歩いていて楽しかったです。

2022年3月29日

高倉山 26

山頂直下にて南昌山をズームアップ!

2022年3月29日

高倉山 27

山頂直下にて箱ヶ森をズームアップ!

2022年3月29日

高倉山 28

登ること、ちょうど2時間で山頂に到着しました!三回目のトライでやっと山頂に立つことが出来ました。

2022年3月29日

高倉山 29

山頂から岩手山を望みます。

2022年3月29日

高倉山 30

山頂直下から和賀山塊の山々を一望します。

2022年3月29日

高倉山 31

須賀倉山 (標高941m)を望みます。紫波町の最高峰です。

2022年3月29日

高倉山 32

登頂後は、せっせと下ります。それにしても、気持ち良い稜線漫歩です♪

2022年3月29日

高倉山 33

作業用林道まで下って来ました!駐車場までもう少しです。

2022年3月29日

高倉山 34

矢櫃ダムの駐車場が見えて参りました~!私の愛車も見えます。

2022年3月29日

高倉山 35

その矢櫃ダムの駐車場から見た岩手山です。

2022年3月29日

高倉山 36

今回はサクッと登り10時には下山でき、午後からの仕事に余裕で間に合いました。快晴無風!お天気にも恵まれ楽しい登山を満喫♪標高777m、ラッキー3セブンの高倉山に登頂、何か素敵なことが起きそうな予感です。

2022年3月29日

高倉山 37

下界から見た高倉山です。台形型の山容が特徴的です。紅葉の時期の高倉山(無雪期はこちらのルートが一般的)もお勧めのようです。

2022年3月29日

GPSの軌跡

<2022年 3月29日(火)>
行動時間 3時間15分(休憩時間含む)
登り:2時間 下り: 1時間15分

矢櫃ダム駐車場(6時45分)~440m作業道合流地(7時20分)~600m作業道終点(7時55分)~P701(8時10分)~高倉山(8時45分)~440m作業道合流地点(9時30分) ~矢櫃ダム駐車場(10時)
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