遠野・石上山 1まずはアプローチですが、ちょっとわかりにくい ので、解説させていただきます。大迫を 経てさらにR396を直進します。綾瀬小学校 (信号機あり)を右手に見て、さらに直進。そこから数百メートル先にこのような古ぼけた 道標があります。ゆっくり走らないと見落として しまいます。目印は、郵便局(写真右の白い 建物))です。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 2その郵便局の交差点(信号機なし)を曲がり あとは道なりにどんどん車を走らせます。民家が途絶え林道(舗装されている)を 山へ向かってどんどん登っていきます。 どこまで除雪されているだろうか?と 不安に思っていたのですが、 登山口まで問題なく行き着くことができました。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 3これが登山口で~す! 朝早いせいか、路面はテカテカに凍結! この鳥居の向かいが駐車場になって おりますが、除雪はされていませんでした。車で雪を踏み潰し、無事駐車に成功! ビックリしたことは、雪が少な~い! これじゃ、スキーがなくてもいいや~! 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 4石上山は、早池峰山、六角牛山と並んで 遠野三山の一つで、裾野から望む優雅な 山容からは想像も出来ない急登の続く山です。 鎖場や梯子も多く、2万5千図を見ても 一般登山道からの厳冬期の登頂は、それなりの 装備と技術が必要です。今回は地図に記載 されていない積雪期にのみ雪を利用して 登れそうな尾根から山頂を目指してみることに しました。登山口から石上山を望む。 今回登ったルートは左の赤線です。 |
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遠野・石上山 5まずは登山道入り口(写真3)の鳥居をくぐり 農道らしき道を進んで行くと間もなく杉林の中に 入ります。歩き始めて7分くらいで「姥石」なる 標識がありました。ある日、女人禁制とされていた石上山に、 一人の巫女が自分は神を探す者だから 差支えないと牛に乗って入ってしまいます。 しかし、突然の大雨風に襲われて吹き飛ばされ 山の裾野に落ちて石になってしまったという 伝説の石のようです。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 6登山道入り口(写真3)から10分ほど登山道を 歩くと、林道が横切り鳥居があります。一般登山道は、この鳥居をくぐり登っていく のですが、今回は登山道からそれて この林道を左へと歩を進めました。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 7その林道を50Mほど歩くと、小沢が横切り 丸太の橋が架けられています(写真左)。 この橋を渡ったら、直ぐに右の杉林の中へと 入っていきます。伐採した跡があります。このルートは、地図に記載されていない道で その昔、植林や伐採、運搬用に利用された 道のようです。現在は、廃道状態ですが、 積雪期ならその残像を辿って登ることが 出来そうです。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 8とは言うものの、地形図がしっかり読めることが 条件になると思います。この作業道、10年以上も 使われていない感じでした。道がハッキリしている ところと、そうでないところがありますゆえ。林が切り開かれているのが右の写真で わかると思います。今回は、その道を 辿って山頂を目指すことにしました。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 9今回のこのルートは、岩手在中の方のHPで 「やっちゃん日記」に記載されている山行記録 を参考にさせていただきました。とても、 親切丁寧にまとめられている素晴らしいHPです。 おぉぉ~!展望が開けてきましたぁ~♪ 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 10夏場はヤブがひどくて登れそうもない 道でも、雪積期なら雪を利用して 登ることも可能です。但し、今回の場合、予想以上に雪が少なく ブッシュの上にフカフカの新雪が積もった 状態でしたので、足を取られること 幾たび…雪が締まっている残雪期の方が 登りやすいかもしれませんね。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 11いい景色だなぁ~♪遠野三山といえば早池峰山、六角牛山、石上山 なのですが、石上山だけは過去登ったことが ありませんでした。早池峰山は春夏秋冬、 何度登ったことか!六角牛山も2度ほど積雪期に 登ったことがあります。この石上山、最初は 「標高千メートル足らずで楽勝!」なんて思って いたのですが、2万5千図や山行記録の写真を 見て驚愕いたしました。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 12一般登山道は、「えっ?なんでこんな尾根に 登山道を作るの?」ってくらい、急傾斜で鎖場や 梯子が随所に出てくるような登山道のようです。そもそもこの登山道は、山岳信仰の修行の場 として険しい岩場の道を作ったのではないか? と思われます。修行の為ですから、優しい ルートではダメなんでしょうね。一般登山道は 写真右の峰に突き上げます。壁に近いですね! 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 13数日前に雪が降りましたので、 フカフカの新雪が積もっていました。 新しいスパッツのお披露目で~す♪ やはり最新の装備はいいですなぁ~!2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 14ここで標高850M付近だったと思います。 道らしきものは途中何箇所か分岐していましたが、迷ったら上へ上へと登って いくと、やがてこのようなハッキリした道に 出たりしました。その昔、利用されていた 材木運搬用の林道と思われます。 以前は車も走っていたのでしょうねぇ。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 15この日、朝盛岡を出発した時は、どんよりした 曇り空でした。「これじゃ、登っても展望は 期待できないなぁ~!」と渋々車を走らせた私。ところが、運転中、宮守村の小峠トンネルを 抜けたら、あれまぁ~!お天気が一変して なんと青空が…♪笑みがこぼれました。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 16標高900Mあたりからみた石上山の稜線です。 新雪のラッセルは重労働でしたが、ウットリ するほどの銀世界♪綺麗だったなぁ~♪2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 17作業道は、標高950M付近でいきなり消失します。 待っていたのがこのヤブです…。「このヤブに突っ込むのですか?マジですか・・」 目が点になりました。しかし、10~20分ほどで ヤブ地帯より脱出することが出来ました。ホッ♪ 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 18遠くに六角牛山が見えま~す♪ 苦労の後にはいいこともあります♪2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 19新雪の雪って、とっても綺麗ですねぇ♪石上山の主稜線を望みます。 ここから山頂まで標高差100M足らずですが その100Mが結構長かったなぁ…。2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 20上の写真17のヤブを少々漕いだ後、 次なるはこのような樹林帯が出て参りました。 展望はまったくなく、ただ黙々と上を 目指してラッセルするのみ! まぁ、ヤブに比べれば快適です♪2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 21しかし、空を見上げると… このような美しい樹氷が… まるで夢の世界にいるような錯覚に 陥りました♪ウットリですねぇ~!2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 22その樹林帯も登るにつれて スッキリしてきました。 静寂の世界・・しかし、なぜか?楽し~い♪山頂までもうちょい!ガンバ!!2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 23これ以上高い地点がない… あれがきっと山頂だろう!と思ったら 案の定、石上山の山頂でした。駐車場から登り始めて3時間半、予想以上に 時間がかかりました。やはり初めての登る 山って、ワクワクして楽し~い♪ 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 24山頂には、こんなプレートが…。 この石上山は「民話のふるさと」遠野市に 聳える山です。遠野といえば、明治時代の文豪 柳田国男の『遠野物語』があまりにも有名です。 遠野市出身の佐々木喜善によって語られた 地元の民話を、柳田が編集したもののようです。 その内容は、河童や座敷童など妖怪に関する ものや、神隠しなど怪談系のものもあります。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 25山頂から稜線を望む。この尾根を進むと 一般登山道に合流します。 今回は、往路を下りました。2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 26山頂から見た光景で~す♪ 中央左に六牛山、そして右手には五葉山が 見えます。この日は雲が多く残念ながら 岩手山は望めませんでした。2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 27下りは登りの苦労はどこへやら…。 1時間で下山できました。多少走りましたが。 遠野って、不思議な魅力がありますよねぇ~。 今度は新緑の時期にぜひ登ってみたいものです。2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 28下山後、温泉に入りた~い!と思うも R396沿いには、大迫まで行かないと 入浴できることがありません。早池峰山の下山後にいつも立ち寄る 「ぶどうの湯(温泉ではない)」に行きました。 大迫の産直のお店の直ぐ上にあります。 気をつけて走らないと見落としてしまいます。 2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 29この入浴施設、いつ行っても空いています。 穴場なのかなぁ~?入浴時間に注意! 午後1時からなんですぅ~! 入浴料、500円なり。休憩所もあり のんびり出来ますよん♪2007年1月14日撮影 |
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遠野・石上山 30帰宅後、一人打ち上げを致しました。 今日のご褒美はコレ! 久しぶりに高級酒を飲みました♪何はともあれ、めでたし、めでたし♪2007年1月14日撮影 |