酔いどれ日記 2010年07月

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7月29日(木)二口山塊 
二口沢 小松原沢 遡行編 2

現在ここ盛岡は土砂降り状態でして…(^^ゞ。今週末も北東北三県のお天気は雨マーク…くぅぅぅ~!何という仕打ちか!昨日までの天気予報によれば、木金は雨マークでしたが土日は晴れる予報だったのです。「和賀山塊で唯一未遡行の堀内川・辰巳又沢を遡行しよう!」とやる気満々でした。未遡行の沢って、怖いもの見たさの興味がありワクワクするんですよね♪

問題は車の回収!単独の際、自転車を下山口の真木渓谷の林道終点、甘露水にデポしてとしても、入山口の夏瀬温泉まで約35K…。「沢登りと稜線のヤブ漕ぎ、そして車回収のための自転車ツーリング?で良い体力トレーニングになるワイ!」体力的なシンドさよりも未知なる沢への憧れの方が大きかったのです。

ちなみに後輩のK君にお誘いメールをしたのですが、「仕事があって…」って、あっさりフラレました(^^ゞ。「もとより覚悟の上!頑張るぞ~!」と気合十分の私だったのです♪「岩手県内の沢屋の若手に育ってもらいたいなぁ~!」って思うものの、なかなかお互いの都合が合わないようです。ましてやK君は、素晴らしい才能を秘めた「岩手の期待の星」なんです。まさにダイヤモンドの原石なんです。私が現役のうちに沢の技を伝授できたら…と思っているのですが…。

本日の天気予報をチェックすると、先週同様土日の週末のお天気は、北東北三県は全滅状態(雨)…。「こりゃ~和賀の沢は無理だ~!先々週敗退した秋田駒ヶ岳の沢へでも行くかぁ~!」と予定変更しようと考えていたのですが、お昼の天気予報を見て断念…。くぅぅ~!また南下して宮城の沢へ行けというのか…。あまりお金を掛けたくなんですけど…(^^ゞ。いずれにしろ、明日の天気予報を見て判断したいと思っています。平日晴れて週末雨なんて…。沢屋にとっては辛いものを感じます。特に東北の沢シーズンは短いですから…。夏本番の沢に向けてトレーニングしたっくて~!週末になると決まって雨…去年と全く同じパターンです。この試練を乗り越えなければ…。

さて、先日の日記の続きで~す!時計を見ると、まだ12時ちょい過ぎ…。「テントを張るには早過ぎるよなぁ~!こんな時間に幕営したら、お酒が足りなくなってしまうじゃないかぁ!でも、汗ダクだし早くビールが飲みたいよ~!う~ん、どうしよう?」と思案する私…。出した結論は、「前進しよう!稜線に出てから幕営地を考えよう!どこか適当なところがあるだろう!」って。本流を順調に遡行し、やがて水が枯れヤブに…。「あれ?なんかおかしいぞ?稜線まで標高差150Mもあるのにヤブ漕ぎですか…(^^ゞ。8年前に遡行した際は、大したヤブ漕ぎもせず登山道に出たのに…」。

「これも良い体力トレーニングになるワイ!」と思い、ヤブに突入することにしました。強烈なヤブを漕ぐこと約1時間…ふぅ~!登山道に出ました♪8年前と同じ場所に出たのに、このヤブ漕ぎは一体…?どこで間違えたのだろう?まぁいっかぁ~!当初の計画では、南沢を下降する予定だったのですが、このヤブ漕ぎで体力を消耗してしまい、「これ以上、ヤブ漕ぎ勘弁…」っていう状態でしたので、一般登山道を下ることにしました。一般登山道の途上で良い幕営地があったらテントを張ろう!随所に良いテントサイトはあったのですが、水場がない…。「水場がないと担ぎ上げたビールを冷やせないじゃなかぁ~!こりゃいかん!そのうち水場も出てくるだろう!」と思い、どんどん歩き続けました。

やっと念願の水場が出てきた時には、車デポ地まで30分の距離でした。「ここまで来たら下山しちゃおう!温泉に浸かって冷えたビールを飲みた~い♪」って思いましたもの。暗くなる前には下山でき二口温泉で一風呂浴びました。その近くに幕営し日本酒とビール三昧♪結局泊りの装備&食料を持参したにもかからず、日帰り山行しちゃいました。この日は重い荷物を背負って10時間行動(休憩含む)、良い体力トレーニングになりました♪「いやぁ~!久し振りに思いっきり歩いたなぁ~!自分、結構歩けるじゃん!」って、夏本番の沢に向けてちょっと自信が付きました。

温泉に浸かって、テントを張ってからは晩飯を作る気にもなれず、酒とつまみで済ませました。ほんと天国のような幸せなひと時でした♪翌日の日曜日は、「もう一本沢を登ろう!」って思っていたのですが、あの臭い沢服を着る気にもなれず帰宅することにしました。帰宅した後は、なんか体調がすっかり回復したみたいで異常なほどの食欲旺盛なんですよ~♪お腹が空いてたまらないほどです。何はともあれ、お天気に恵まれ楽しい山行でした♪今回8年振りに遡行し、部分的には鮮明な記憶があったのですが、半分以上は忘れていました。「時々復習山行をするのも悪くないな!」と思った次第です。PS.上の写真は、その日の晩飯で~す♪ちなみに右端のペットボトルにはウィスキーが入っています。(^o^)


7月27日(火)二口山塊 
二口沢 小松原沢 遡行編 1

最近暑い日が続きますねぇ~!熱中症や夏バテにはご注意下さいませ。まずは、ご報告を~♪『南東北の沢』の目次ページを全面改装し、山域ごとに分け、見やすくレイアウトしました。仕事の合間を見ながらの作業&怠けていたこともあって完成するまで2カ月を要しました(^^ゞ。ご興味のある方はご覧下さいませ~♪

さて、前回の日記の続きで~す!重いザックを背負って、いざ出発!ザックの重さを感じるようじゃ、まだまだ修行(トレーニング)が足りませ~ん!ゲートの駐車場から5分も歩かずして小松原沢の入渓地点へ降り立ちました。「懐かしいなぁ~!」8年振りの再訪です。入渓早々、ナメの連続ですから堪りませんね~♪ホントこの沢は、美しく癒し系の渓で全国から沢屋が来られるのも分かる気がします。

15分ほど遡行した頃だったろうか…?あの大宮ナンバーの4~5人パーティーに追いつき、シャイな私は思い切って声を掛けてみました。「どちらから来られたのですか?」「東京です」。「ちなみにどちらの山岳会ですか?」「おそらく知らないと思いますが、TK山岳会です」と。「あれ~TK山岳会さんですかぁ~!私、東京にいた頃、TK山岳会のSさんとよくご一緒させて頂いていたんですよ~!」と私。「そ、そうなんですかぁ~!」って具合に話が盛り上がりました。世間は狭いものですね。

そのSさんと初めてお会いしたのが、1993年の北アルプス・上ノ廊下を遡行した時でした。この時は、三つの山岳会の合同山行でした。厳しい沢にもかからず、Sさんはじめ、兵メンバー揃いで遡行した為、楽しく遡行できました。ホント楽しかったなぁ~♪あの渓谷美と水の美しさは他に類を見ません。それを機会に、Sさんと意気投合し、沢をご一緒するようになりました。北アルプス・北又谷本谷や奥利根本谷も行きましたし~!「あれ?これって本当に5級(最難関)の沢なの?」って、お互いに言い合うくらい楽勝で遡行できました。今思えば、私の絶頂期だったと思います。

話が逸れましたが…短い時間でしたが、TK山岳会さんとお話し出来て嬉しかったです。沢屋ってね、マニアックな世界で親近感を覚えるのかもしれませんね。ましてや単独遡行でしたし。そのTK山岳会さんを追い越してから、今度は地元の山岳会のお二人組追いつきました。とても沢慣れた感じのお方で、「釣りをしながら日帰り遡行します!」というお話を聞いて驚きました。「さすが地元だなぁ~!」って感心した次第です。結構イワナがいるようでした。

その地元の山岳会の方とは、追い越し追い越されながらの遡行が続きました。ナメや小滝をどんどん超えながら、やがて核心部の大滝・銚子ノ滝50Mへ到着!8年前に遡行した際は、ここの高巻きが非常に悪く、草付の斜面を慎重を期しながらトラバースし、滝上に出たのですが…。8年前も単独遡行でしたのでフリーで超えたのですが、結構怖かった記憶が残っていました。最近のネットの記録を見ると、直登しているパーティーもいるらしく…。滝下でよ~く観察してみると、確かに直登できそうでした。しかし、今回も単独ゆえ無理は禁物!高巻くことにしました。ドキドキしながら高巻きを開始したのですが、8年前とは打って変わって、立派な踏み跡があり、核心部の草付トラバースも草が茫々生えていて踏み跡もバッチリ!超楽勝でした。拍子抜けしたほどです。

この8年で遡行者が増え、立派な高巻きルートが出来ていたのです。その銚子ノ大滝を超えてからも油断できません。プチゴルジュが待っているのです。8年前に遡行した際は、日帰りでしたのでザックも軽く楽勝で突破できました。しかし、今回はザックが重く微妙なバランスを取るのが難し~い!でも、万が一落ちても深い釜にドボンで済みますので、安心できました。ここの微妙なヘツリが結構面白かったです♪全てクリア!やがて本日宿泊予定の1040M二俣手前のブナ林に到着!時計を見ると、まだ12時ちょい過ぎ…。「テントを張るには早過ぎるよなぁ~!こんな時間に幕営したら、お酒が足りなくなってしまうじゃないかぁ!でも、汗ダクだし早くビールが飲みたいよ~!う~ん、どうしよう?」と思案する私…。続きは後日の日記にて~!

PS.上の写真は、830Mの二俣にて。左の方が沢床が高いですが本流(私が進むべき方向)なんです。間違いやすいところかもしれませんね。私自身、ちょっと悩みましたゆえ…。今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね♪(^o^)

『南東北の沢』 目次・全面改装 今すぐ見たい方はクリック!
『酔いどれ画像掲示板』 二口山塊・小松原沢 今すぐ見たい方はクリック!


7月25日(日)二口山塊 
二口沢 小松原沢 アプローチ編

先週のこと…「今週こそ、泊りの沢へ行くぞ~!」と張り切っていた私。「八甲田か和賀の沢へ行こう!」と計画を練っていました。ところが…週末のお天気は雨マーク…。で、出発の前日23日(金)、急遽、遡行計画の変更を余儀なくされました。仕事の空き時間をやりくりしながら「はて?どこへ行こうか?」と思案する私…。

「今日中に山行計画を練って、装備や食料を揃えて…う~ん、準備、間に合うのか?しかも、朝から仕事が忙し~い!」。青森、秋田、岩手の北東北三県のお天気は悪く、南に行くほどお天気がいいみたい。「こうなったら宮城まで行くかぁ~!で、宮城のどの沢へ行こうか?」。出来れば、まだ行ったことがない沢がいいな♪

大行(おおなめ)沢や鳴虫沢は行き飽きたし、小松原沢も8年前に遡行してるし…。で、思いついたのが二口沢の小松倉(こまつくら)沢を遡行し、南沢下降という計画。ネットで遡行記録を調べたところ、「ツメのヤブ漕ぎキツイ…」とか書いてあって、意欲減退…。じゃ、小松原(こまつばら)沢を遡行し南沢を下降しよう!小松原沢は過去入渓済みだけど、あれから8年も経ってるし、南沢は初めてだから、まぁいっか~!小松原沢は、ナメが連続する美しい渓で山形神室(1,334M)に突き上げます。やっと1泊2日の遡行計画が決定しました♪

23日(金)、夜遅く仕事が終わった後も黙々とパッキング作業を行い、寝たのが結構遅い時間でした。明日起きれるのか自分…。おっと~危ない危ない、二度寝するところでした(^^ゞ。まずは仙台南IC目指してレッツゴー!出発時、盛岡は今にも雨が降りそうな分厚い雲に覆われていましたが、一関を過ぎたあたりから晴天に~♪朝早い時間にもかからず、道路の温度計は何と28度ですよ!ヨシヨシ、今日も暑くなりそうで沢日和♪

「二口温泉から先の林道、車、果たしてどこまで入れるかな?」。8年前に遡行したときは、姉滝のちょい先までしか入れず、行きも帰りも延々と林道歩きを強いられ、遡行より余程長く辛かったような…(この時は単独日帰り山行でホント疲れました)。その過去の苦い経験から、今回の下降ルートは南沢を利用することにした次第です。

ガーン!前方に進入禁止のゲート発見!「この先林道工事ため、進入禁止」と書かれていて…。あ~また歩くのか、この林道を…(^^ゞ。「でもまぁ、今回は1泊2日なので時間的な余裕は十分ある!」と思いきや、そのゲートの注意書きをよく読むと「土日は除く」と書いてあって…。手で開けられるゲートでラッキー♪8年前、ガタガタのひどい林道だったのですが、すっかり整備され、走りやすくなっていてビックリしました。次なるゲートは、糸滝沢出合付近にあり鉄製のガッチリしたヤツでした(ゲート手前4~5台駐車可)。ここまで入れるとは思っていませんでしたので、なんか得した気分♪だって、ここから5分も歩かずして入渓地点ですもの~♪

その糸滝沢出合付近のゲート前駐車場に到着したのが8時15分。するとまさにこれから歩き出そうしている沢屋のパーティー(4~5名)が…。車は大宮ナンバー。「関東から土日の週末2日間を利用し宮城の沢まで来られるのだから、よほど気合いの入っている山岳会なんだろうなぁ~!」って思いました。東京時代、様々な山岳会とお付き合いさせて頂きましたので、「もしや知っている山岳会かも?」と思い、「ちょっとお話させていただこうかな?」と思っているうちに出発されていました。

私も東京時代、週末になると結構遠方の沢へ行っていましたが、土日の二日間ですと山形・福島あたりが限界で、宮城や岩手の沢へ行くときは日帰りの沢か、三連休の時に行っていました。それを考えると、「この山岳会の方々は凄いなぁ~!きっと私以上に沢キチガイかも~?」って、親近感を覚えると同時に、尊敬しちゃいました。「そのうち追いつくだろうし、その時にお話しさせていただこう!」と。準備を整え、8時半に歩き始めました。今シーズン初の単独お泊り山行で、ザックが重~い!来月の大渓谷・メインの沢の体力トレーニングも兼ねたかったので、軽量化しなかったのです。よって、お酒もたんまり担ぎ上げます♪今日はここまで!続きは後日の日記にて~!(^o^) PS.上の写真は、その小松原沢の象徴ともいうべき大滝、「銚子ノ滝」50Mです。


7月22日(木)夏本番の沢へ向けて…

このところ猛暑が続いています。北国のここ岩手でも32度ですよ~!もう暑いのなんのってぇ~!熱中症にならないように水分補給はシッカリとしていますが、主にアルコール類ばかりなんですよ…(^^ゞ。酒代もバカになりません。私は寒いのには耐えられますが、暑いのは勘弁…って感じなんです。

そんな中、昨夜は山仲間たちと盛岡駅前の居酒屋(沢内甚句)にて飲み会がありました。来月行く夏のメインの沢の打ち合わせの為の飲み会だったのです。山岳会の枠を超え4名で飲んでいたのですが、途中、特別ゲストの登場もあり、大いに盛り上がりました。

居酒屋で飲むの、久し振りだなぁ~!美味しい料理の数々と高級な日本酒(純米酒や吟醸酒)をここぞとばかりに貪りました。幸せ、極楽~♪お料理もとっても美味しかったです。そうそう、沢の打ち合わせもシッカリしましたよ~!ここ岩手において、遠方の大きな沢へ行くとなれば、どうしても自会だけではメンバーが集まらず、また技術&体力的にも無理があり、広く県内の山岳会の精鋭達にお声をかけさせていただきました。特にここ岩手の沢屋の世界はホント狭いですから…。

皆さん、百戦錬磨の兵ばかりですので、よほどの悪天にならない限り完全遡行できると確信しています。兵メンバーの皆さんにご迷惑をかけないように、この猛暑の中、せっせと毎日トレーニングに励んでいます。今回は4級の沢を目指して、来年は5級(本州最難関)の沢へ岩手のメンバー達で行けたら…というのが「私の夢」なんです。あぁぁ~!早く大渓谷へ行きたいよ~♪どんな沢なんだろう?って、毎日ワクワクしています。

私にとって沢登りの魅力とは、困難な沢を初見で登ること!に意義があると思っています。正直、一度入渓している沢にはあまり興味が湧きません(例外的な沢もありますが)。なぜなら正解ルートを知っているからです。初めて入る沢の面白さ…それは、難解なパズルを解くようなルートファインディングに身も心も震えるほど、楽しい気持ちにさせてくれるんです。

今週末、明後日から泊りの沢(1泊2日)へ行って、夏本番の沢へ向けてトレーニングしようと思って、あれこれ物色しています。「この暑さでは、やはり泳ぎの沢だよなぁ~!」と思って、計画を練っていたのですが、私が行くその沢の週末のお天気は雨のようで…(^^ゞ。う~ん、どうしよう?明日の天気予報で判断したいと思います。とにかく重い荷物を背負ってどこかの沢を遡行しなくっちゃ~!

去年の夏の北アルプス・小倉谷では前代未聞と思えるほどバテましたゆえ…。もともとも体力には自信があった為、トレーニングをあまりせず(っていうか、週末になれば雨で沢へ行けなかった)、かつ軽量化もせず、易しい沢(3級上)なので「多少の悪天でも楽勝!」って、ナメてかかってしまったのが、バテた最大の理由だと反省した次第です。ホント良い教訓になりました。その反省を踏まえ、今年はキッチリとトレーニングに励み本番の沢へ望みたいものです。PS.上の写真は、その去年の夏に遡行した北アルプス・小倉谷にてバテる私…。ず~っと雨の中の遡行で、疲労と低体温症でバテバテ状態…(^^ゞ。情けな~い!数年前まで5級の沢や20Kの荷物を背負っての遡行でも、こんなにバテたことはなかったのに…。加齢と共にトレーニングの重要性を痛感した次第です。


7月20日(火)森吉 桃洞沢~赤水沢

昨日の祝日は、懇意にしているS山岳会さん達と親睦山行(計5名)♪森吉山域で一番有名な桃洞沢を遡行し赤水沢下降の周遊コースに行って参りました。私にとって5度目の遡行でハイキング気分♪何度遡行してもナメ(一枚岩の沢床)と両岸スラブの圧巻的な光景には感動します。森吉山域の沢は大好きで、毎年のようにあちこちの沢へ行っています。

特に10月の紅葉シーズンの美しさは類を見ません。今回は親睦山行の意味合いもあり、コミュニケーションならぬ「飲みニケーション」山行♪そのS山岳会さんとは、かれこれ10年以上のお付き合いをさせていただいています。一緒にクライミングをしたり、2年前は南アルプスの赤石沢を遡行し、ほんと皆さん、山への熱意が凄く、尊敬する方々ばかりです。

S山岳会さんでは、「会の新人に沢登りを好きになってくれる沢はないものか?」って物色されていたようで、以前この桃洞沢をご紹介させていただいたことがありました。私自身、新人やこれから沢登りを始めたい方を、何度かこの沢へ連れて行ったものですから…。それほど明るくって楽しい沢なんです。この度「酔いどれさんも一緒にどうですか?」とお声をかけて下さり、日ごろお世話になっているS山岳会さんに多少なりとも恩返しできれば…との思いもあり「了解!私でよければ、ご案内させていただきますね♪」と。

18日(日)の夕方に現地入りし大宴会♪次から次へと豪華なお酒やおつまみが出てきて、まるで懐石料理のようなフルコース状態には感動しました♪美味しかったなぁ~!それに色んなお話が聞けて楽しかったです♪食当を一手に担ってくれたHさんはじめ、S山岳会さんの皆様に感謝とお礼を申し上げます。ありがとうございました。ビール、ワイン、日本酒、どれだけ飲んだだろうか?もうお腹一杯!こんな贅沢なグルメ山行は、ほんと久し振りのことです。

翌19日(祝)は、なんと4時起床!昨夜の飲み過ぎと睡眠不足でお酒が残ってるぅ~!体調はいま一つ…でも、易しい沢ですし過去何度も入渓していますし、メンバーの皆さんも達者な方々ばかりでしたので不安は全くありませんでした。いざ入渓!私以外の方々は初めて入る沢のようで、とても感動してくれて嬉しかったです。「こんな素晴らしい沢が、近くにあったなんて…どこまでも続くナメの圧巻の渓相は、岩手にはないよね!」って、皆さん喜んでくれまして、私まで嬉しくなったほどです。

順調に遡行し、もう直ぐで稜線に出る!って所で、どうやら私のルートファインディングミスで枝沢を一本間違えたようでした。「あれ?何か違うぞっ!」って思いながら遡行していましたが、やはり違っていました。こういう時は、「どこで間違えたか?」を反省しなければなりません。よって、ハッキリ正しいとわかる地点まで戻ることにしました。「あ~ここで間違えたのか!情けない…何度も入渓し過去一度も間違えたことがなかったのに…」。枝沢を一本見過ごしてしまったようです。気を取り直し、正規ルートに戻り予定のコルに詰め上げ、赤水沢を下降し無事下山!ほんとワイワイ・ガヤガヤの楽しい山行でした♪S山岳会の皆さん、ありがとうございました♪また機会あらば、ご一緒させて下さいね(^o^)。PS.今回撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいませ♪

『酔いどれ画像掲示板』 森吉・桃洞沢~赤水沢 今すぐ見たい方はクリック!


7月17日(土)秋田駒ヶ岳 荒沢

昨日の岩手はスコールのような大雨が…。「きっと沢は大増水してるだろうなぁ~!」と思いつつ、本日は秋田駒ヶ岳の荒沢へ行って参りました。本日は私用&仕事のため、昼過ぎにはどうしても帰宅しなければなりません。入渓地点で増水具合を見て、「突っ込むか、どうするか?」判断することにしよう!

6時20分、入渓地点の荒沢橋に到着!「う~ん、増水してるなぁ~!」って一目でわかりました。「核心部は下部のゴルジュ帯、行けるところまで行って同沢を下降しよう!」と判断しました。稜線まで詰め上げるのは、この水量では遡行に時間がかかりそうだし、お昼までには到底下山できそうにないし…。

いざ入渓してみると、橋の上から見た増水具合の想像を上回っていて、沢は白く泡立っていてドバドバ状態!まるで沸騰しているかのようでした。「この沢って、遡行グレード5級ですか?」って感じ…。徒渉ポイントを探し出すのに苦労しました。白く泡立っている個所は、水勢は若干弱いものの底が見えず深さが分からず怖い…。底が見える個所は流れがとっても早くて強いし…。ただ、経験上、「ここなら徒渉できそうだ!」って所がわかりました。腰まで浸かりながら「ドスコイ徒渉」したり飛び石徒渉したり…。まるでパズルを解くような徒渉の繰り返しで、良いトレーニングになりました。

ここしばらく、毎日近所の岩山へボッカトレーニング(重い荷物を背負って登る訓練)をしていたせいか?日帰り沢装備のザックを背負った時、「あれ?こんなに軽くていいの?」ってビックリしました。っていうか、まるで何も背負っていないかのようにザックの重さを全く感じませんでした。よって、激流の飛び石徒渉もウサギのような身の軽さ♪何はともあれ、あともう一降りもすれば、とても徒渉できない…。あまり奥まで突っ込まない方が良さそう…。

核心部の下流部ゴルジュ帯を突破し、この先どうするか…?「出来れば、中流部の多段100M滝の場所まで行ってみたい!そこまで行けば、この沢の難所は終わりだし…」と思いましたが、明日からの山行に備え無理は禁物!同沢を下降することにしました。条件はあまり良くありませんでしたが、三週間振りに入る沢は、楽しいのなんのってぇ~!沢へ入れないストレスが溜まっていたもので、これで気分スッキリ♪「沢の感覚」を取り戻すことができました。沢登り、岩手山のボッカトレーニングに比べれば、何十倍楽しいことかぁ~!それに優しい沢だと思っていたのに、増水の為、予想以上に緊張感溢れる遡行を満喫できました♪

下山後、「帰宅しなければならない時間まで、まだ余裕があるし、ボッカトレーニングしよう!」てなことで、時間の許す限り秋田駒ヶ岳目指して一般登山道から登ることにしました。駐車場に到着したら三連休ってこともあり、満車状態!大型バスも停まっていましたし。一登りし下山後は、国見温泉・石塚旅館さんで入浴させていただきました♪ほんと素晴らしい湯質で気分スッキリ♪

帰宅し我が家に入ると「カン、カ~ン!」って、ハンマーで金属を叩く音が…。「母さん、どうしたの?」と聞くと、「お前がサッシのカギをギッシリ締めるから開かなくなったじゃないかぁ~!お前が壊した!」って。「そんなバカな…どれどれ見せてみて~!」。確かに開かないなぁ…。なんかロックされているような感じでした。そのアルミサッシのカギの仕組みをしばし観察してみると…ストッパーが外れロックされてるじゃありませんかぁ~!これじゃ開かないわけです。「母さん、サッシのカギを開けようとしてストッパーを外してしまったんだよっ!」って。何とか力で開けようとしハンマーでカギを叩くなんて…。母の行動にはホント驚かされます(^^ゞ。PS.本日撮影した写真を『酔いどれ画像掲示板』に掲載ました。ご興味のある方は、ご覧くださいね♪

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7月16日(金)チェンジ! 変化すること

この数日、先の日記に記載した○○会社様のホームページを最新の技術とレイアウトを駆使して大胆に「チェ~ンジ!(作り変え)」しました。昨夜遅く、やっと満足のいくトップページが完成♪夜を徹しての作業でこの数日間、睡眠不足です。何度も何度も修正を加え、「うん、これで完璧!」と思えるTOPページを作ることができました。

一段落したことですし、明日から思いっ切り沢へ行くぞ~!晴れたりスコールのような土砂降りになったり変なお天気ですが、とりあえず行ってみることにします。明日は単独遡行し、日月の連休は、山仲間からのお誘いもあり、これまた沢へ!久し振りに大勢で行くのも楽しいですしね♪沢も楽しみですが、夜の宴会も楽しみです♪よ~し、こうなったら思いっ切り飲むぞ~!(^o^)

明日の朝は早起きしなければなりません。今晩こそは早めに寝なくっちゃねぇ~!以下は以前「今日の言葉」に掲載したものですが、自分に言い聞かせるつもりで書かせていただきます。この言葉はスペンサー・ジョンソンの名著『チーズはどこへ消えた?』の内容を思い起こさせます。「変化」することは多大な労力と精神力を要します。出来れば避けて通りたい道なのかもしれませんが、人間は「変化=成長」することを義務付けれている生き物かもしれませんね。

最も強い者が生き残るのではない、
最も賢い者が残るのでもない。
唯一生き残るのは変化する者である。

<C.ダーウィン「種の起源」より>

以前、生命の進化に興味抱き、ひも解いてみたくなったことがあります(このHP「生命の扉」を参照)。史上最強と言われた恐竜が滅びたのはなぜか?どのようにして人類が誕生したのだろうか?遺伝子って?などなど疑問だらけでした。様々な書物を読んでいくうちに、そして、生命の進化の過程を勉強していくうちに、「変化するもの」のみが生き残っていくんだなぁ~!ってことがよ~く理解できました。これからの人類に求められるものは、「精神的な進化・成長」なのかな?って思った次第です。

【変化の先にしか進化はない】
(以下、福島正伸先生のHP「アントレプレナーセンター」より抜粋) 私はよく、“変化することが恐い”と思う時がある。日々いろんなことが変化しているのに、そのことを受け入れずただ同じ場所でじっとしている。それが楽なことだと思っているからだ。だから、いざ自分から変化しようと思っても変化などできない。正確には変化しようと“決意”できないのだ。

でもそれは、変化すること以上に本当はずっと恐ろしいことなのかもしれない。まわりが常に変化しているのに、自分だけ同じ場所でじっとしていることが楽なはずがない。進化どころかこのままでは退化してしまう。そうだ、変化の先にしか進化はないのだ!変化を恐れる必要はまったくない。とりあえず一歩!たとえ踏み出した一歩が後ろへ出した一歩だとしても、じっとしているよりはずっといい。その一歩はきっと、前へ進むために必要な一歩であり、間違いなく進化へとつながる一歩になるはずだから。

以下、池田 敏雄氏(富士通・国産コンピューター開発者)の名言よりご紹介いたします。「人間は進歩していない限り本当の生きている実在感と幸福感はないはずなんです。絶えず進歩していく、自分を進歩させていくということに本当の生きている意義があるのではないかと、私は思います。」 変化・成長しなければ企業は滅びます。人間も同じかもしれませんね。パソコンも山も、そして人間性も成長させていきたいものです。加齢と共に変化・成長することの労力は増大しますが、それでもちょっとでいいから、一歩でもいいから常に前を向き成長していきたいものです。


7月14日(水)目からウロコ…

本日は一日中雨降りのため、ボッカトレーニングには行けませんでした(^^ゞ。トレーニングを開始して約10日、3キロも痩せちゃいましたよ♪このところ、暇を見つけてはホームページやイラストレーターの勉強に励んでいます。年々ホームページ作成の依頼が増えると共に「質の高い」ページ作りをしていきたいからです。服やファッションに流行があるようにホームページにも流行があり、年々デザインも斬新になり勉強することだらけです。イラストレーターCS5を購入後、早速仕事でホームページ、ポスターやチラシ作りに大活躍しています。

最近購入したイラストレーターの参考書に「Illustrator デザインTIPSノート(技術評論社)」があります。MOSSビルのジュンク堂にイラストレーターの参考書を物色しに行った際に、思わず買っちゃいました。「プロの仕事を体験しよう」と表紙に書いてあるように、プロの技が満載されていて目からウロコです。「なるほど、なるほど、こうやるのかぁ~!」って、今まで疑問に思っていた技をたくさん習得できました。

さらに、DMやパンフなどのチラシのレイアウトに関するテクニックも満載されていて、「良い参考書を買ったなぁ~♪」って思った次第です。特に文字の大きさと写真の位置(バランス)関係、統一感のあるレイアウト方法やメリハリの付け方など、とても参考になりました。イラストレーターって、「様々な機能を組み合わせ、どうやって目的の作品を作り上げるか!」の応用力なんです。正解は一つと限らず、様々な手法があるんです。

ただその参考書…解説がラフなところもあり中級者向けの参考書だと思います。本書に紹介されている作品のDVDが付録にありますので、「どのように描かれているのか?」現物を見ながら理解していきました。2週間前までは「ホームページビルダー・スパテク175」の参考書を読み耽っていました。なんと613ページもある、まるで辞典のような参考書なんですよ~!

そのスパテクは、あまりにも「目からウロコ」で2回連続で読破した次第です。特にスタイルシートの様々な技には「目からウロコ」で、感動しながら何度も繰り返し練習しました。「こんな参考書が欲しかったんだよなぁ~♪」って、ず~っと思っていましたもの。貧乏性ゆえか?「買った参考書はトコトン学び尽くす!」っていうのが私の流儀なんです。それが生徒さんのお役にたちますしね。

昨日のこと…「この数週間、ホームページのスタイルシートやイラストレーターの参考書で学んだことを実戦でどこまで応用できるか?腕試ししたいな!」と思った私…。良い復習にもなりますしね。「現在○○会社からご依頼いただいているホームページを題材にいっちょ試してみるか~!」。以前は、「なかなか良い出来だな!」と思っていたのですが、この数週間多くの質の高いホームページを目にしたり、様々な参考書を見ているうちに満足できなくなりました。このところ毎月のようにホームページの作成依頼を頂いているのですが、お客様にとって、社運を賭けた大切な宣伝媒体ですものね。

そのホームページ、9割近く完成していたのですが、さらに今回学んだスタイルシートやイラストレーターのテクニックを駆使して抜本的に作り直してみることにしました。一旦作業に取り掛かると、一心不乱、寝食を忘れて集中しちゃって…(^^ゞ。昨日は、イラストレーターでトップページのデザインをしてましたが、レイアウトやカラーリングで何度も試行錯誤の繰り返し…。「決して妥協したくない、今自分が出来る限りの最高の作品に仕上げたい!」。今日は、スタイルシートの難題にぶち当たって、その解決方法を何時間もネットで調べまくっていました。調べること3時間…「あっ!この手があったか!」と発見した時は「目からウロコ」で大喜び♪(^o^) まるで宝物を発見したような感激を味わいました。ホームページ作りって、ほんと奥が深いです。山登りの世界と一緒ですね。だから「面白いっ!」と思ったのかもしれません。まさに「目からウロコ」です。


7月11日(日)ボッカトレーニング
in 岩手山

先週は金曜日まで連日30度を超える真夏日でした。ところが…昨日10日(土)はダバダバと大雨…。特に午前中の降り方が凄かったなぁ~!意気消沈状態に陥ったほどです。金曜日までは「よ~し、八甲田の沢へ行こう♪」って張り切っていたのですが、土曜日の土砂降りで断念…。大増水していることは必須、こうなれば行ける沢も限られてきます。

岩手、秋田、青森の東北三県で大雨、雷、霧、土砂災害の注意報が出ていたくらいですもの。先週末もお天気に恵まれず沢へ行けなかった分、欲求不満がたまっていました。「簡単な沢でいいから、増水しても遡行できる沢はないものか?出来れば未遡行の沢がいいなぁ!」などと、昨日は仕事の合間に一生懸命「登山体系」を見ては沢の物色をしていました。

「秋田駒ヶ岳の荒沢って、まだ遡行したことないよなぁ~!どんな沢なんだろう?」って、ネットで遡行記録を調べるも、一件も出てこず…。一応「登山体系」には記載されている沢なんですけど…。その登山体系には、「大きな滝はないものの、ほとんど全ての滝を直登できる!」と書いてあるけど。ネットで遡行記録がないということは、よほど面白くない沢かもしれない。でも増水の中の遡行は良いトレーニングになるかも?と思ったのでした。

唯一気になることは、この沢、日帰り山行するには、とっても長いんです。2年前に遡行した一本隣の小柳沢と変わらない長さなんですよ。増水していると、余計遡行に時間がかかるし、時間との勝負になりそうです。昨日の大雨で一体どれほど増水しているだろうか?それと、車の回収をどうするか?「う~ん、悩んでもしょうがない!明日現地に行って判断しよう!」と。万が一遡行できないことも考慮し、ボッカトレーニング用のザックも搭載。車の回収には、今回10段変速の折りたたみ自転車を採用(車のトランクに詰める大きさ)♪実は2年前に購入したものの、まだ一度も使っておらず…。名前まで付けたんですよ♪「酔いどれ号」ってね(笑)。「酔いどれ号」、残念ながら今回も活躍の場がありませんでした(^^ゞ。

今朝は4時50分起床、5時に自宅を出発しました。秋田方面に車を走らせていると、秋田駒ヶ岳はぶ厚い雲に覆われていました。「あの雲の様子だと、山は雨かも?」と思った私…。う~ん、運が良ければ遡行できるかもしれないけど、ヤバいかも?夏のメインの沢の前に無理は禁物だよなぁ…。一応リーダーだし…。思案した挙句、ハンドルを切り岩手山へボッカトレーニングに行くことに決めました。馬返しコースは登り飽きてるし、御神坂コースは先週登ったし、よし、久し振りに焼走りコースから登ってみるか~!秋田方面は今にも雨が降り出しそうな曇り空だったのですが、八幡平(西根)方面に近づくにつれて青空が出てきました♪まさに天気予報通り!これで2週連続岩手山へボッカトレーニングとなってしまいましたが…(^^ゞ。

本日は、先週に比べれば気温も低く、登りやすかったです。が、ザックが重~い!後半戦は、結構バテました。「こんなに荷物を重くするんじゃなかったぁ~!」って思ったほどです。まだまだトレーニングが足りないのでしょう。コマクサの群生がとても綺麗でしたよ♪人気コースだけあって、子供、学生さん、ご年配の方など登山者が一杯!大賑わいでした。あぁぁ~!沢へ行きたいよ~!今シーズン、まだ三本しか遡行していないんです。それもウォーミングアップ用の簡単な沢ばかり…。まだまだ修行(訓練)が足りません。本番の沢まであと一か月、心を鬼にして技&心身共に鍛えねば…。PS.本日撮影した写真を「酔いどれ画像掲示板」に掲載しました。高山植物の女王様、コマクサがとても綺麗に撮れましたよ(上の写真がそうです)♪ご興味のある方は、ご覧くださいね。

『酔いどれ画像掲示板』 岩手山・焼走りコース 今すぐ見たい方はクリック!


7月9日(金)熊騒動、一件落着♪

先日の日記の続きで~す!友人に「クマに遭ったよ~!」とメールをしたところ、「それって、先日岩山の動物公園で目撃された熊じゃないの?ニュースでやってたわよ~!」ってお返事を頂きました。「そうだったのかぁ、知らなかった…(^^ゞ」以下7月6日の地元の新聞記事より抜粋しますね。

『盛岡市新庄の市動物公園で5日、クマ1頭が目撃され、同公園は6日、安全確認のため臨時閉園する。野生のクマとみられ、近くの山から食べ物を探して迷い込んだ可能性があるという。市公園みどり課によると、閉園後の5日午後6時ごろ、職員が同園南側の飼育管理事務所付近でクマを目撃した。客はいなかった。同課の今野孝一課長は「約10年前にクマのふんが園内で確認されたことはあるが、目撃は初めて」と驚いていた。クマが園内にとどまっている恐れがあるため6日は臨時閉園とし、市は園内の安全確認を行う。』

目撃された2日後の7日(水)、その動物公園から岩山の登山道へ移動中にバッタリ私と出くわしたクマさん…。至近距離であったため、クマの顔を未だに鮮明に覚えています。まるで「ぬいぐるみ」のような可愛い顔をしていましたよ♪バッタリあったにもかかわらず、襲ってくる気配は感じられず(また逃げる気配も感じられませんでしたが)、首をかしげながら不思議そうに私の顔を見つめていましたっけ。私の中学時代のあだ名は「あなぐま」ですから~!きっと同類だと思ったのかもしれませんね。

昨日の岩山へのボッカトレーニングは、正直ハラハラドキドキもんでした。クマを警戒してか?登山者は誰もおらずシ~ンと静まり返っていて不気味に感じたほどでした。四方八方に目を配りながら熊除けの鈴をチリンチリン鳴らしながら登ったのですが、私が持っている鈴はホーマックの安物…。「鳴りと響き」がとても悪いんです。よって、鈴を手に持って、大きく腕を振らないと鳴ってくれないのですよ…。正直、腕が疲れました(^^ゞ。「盛岡市はどのような対策をされているだろうか?」と思いながら登ったのですが、登山道上には特に注意を促す看板は見当たりませんでした(昨日8日お昼の時点で)。

熊に対する知識と対策をキッチリと行えば、必要以上に恐れることはないんです。でも、出来れば遭いたくないものですね。本日9日の地元新聞の朝刊を見たら次のような記事が…。どうやらそのクマさん、捕獲されたようです。以下、新聞記事より抜粋しますね。『市公園みどり課によると、8日午前8時10分ごろ、設置した3基のわなのうち園内西側の1基にクマがかかっているのを職員らが見つけた。ドラム缶2本をつなげたわなは直径約80センチ、長さ約2メートル。はちみつとハチの巣を入れていた。クマは体長約1.2メートル、体重53キロの雄のツキノワグマで推定5~6歳の成獣。麻酔で眠らせ保護した後、午後1時15分ころ市内の山中に放した。』

被害者が出ることもなく、またクマも無事解放されて、何はともあれ一件落着です♪本日も岩山を登って参りましたが、私がクマと遭遇した場所近くに注意を促す看板が二つ…。通常の看板ですと「熊に注意!」なんですが、その看板は、「熊が出没しています!」との「現在進行形」のメッセージでした。これで安心してボッカトレーニングに励めます♪そうそう、明日は雨なんですよねぇ…。せっかくの週末なのになぁ~!皆さん、よい週末を~♪(^o^)


7月7日(水)熊との遭遇

いや~今日の岩手も猛暑でした(^^ゞ。この暑さは一体なんだっ!北国とは思えないジメジメした暑さ…。本日はお昼から毎週恒例のクライミング練習を仲間たちと行い、また遡行計画の打ち合わせなどもし…。その帰りに近所の山、岩山へボッカトレーニングへ行って参りました。自宅から岩山山頂まで15Kの荷物を背負って往復で約1時間20分です。

先週までは、空身で(荷物を背負わないで)登っていたのですが、夏本番の沢に向けて「少しでもトレーニングしよう!」って思ったわけです。ボッカ訓練(重い荷物を背負って歩く訓練)は、今日で四日目になります。短時間とはいえ、体を動かし思いっきり汗をかくと食事は旨いし、熟睡できるし体調もいいです。それにお酒も美味しく飲めますしね♪

で、話戻って…その岩山の展望台まで登り下り道(山王小学校登山口)でのこと…。猛暑と重いザックのせいもあり、下(足元)を向いて黙々と下っていました。突然「ガサッ!」っていう音が聞こえ顔を上げると、なんと目の前に熊がいて、そりゃもうビックリですよ~!登山道の直ぐ脇に熊がいたので、私との距離は5Mほどでしょうか。熊は私のことをじーっと見てるし…。

「岩山で熊が出た!」なんて話、聞いたことがありませんでしたし、熊がいない山だとず~っと思っていました。至近距離で遭ったため熊の顔がハッキリと確認できましたし、首下の月の輪の紋章も確認出来ました。だから、間違っても巨大な犬ではないことは確かです。それに過去他の山で何度か(5回)熊に遭っていますので、見間違えることはないと思います。体長は1Mちょいといったところでしょうか…。

普通であれば人間を見ると熊は猛ダッシュで逃げ出すのですが、至近距離だったせいか全く逃げる気配が感じられませんでした。「頼むから逃げてくれよ~!」って懇願するものの、熊には通じず…。しばらく(といっても2~3分かな)熊とにらめっこし、危害を加えないことを目でさとし、熊の顔が緩んだのを確認。しょうがないので私の方がそろりそろりと後ずさりし、あとはゆっくりと下ってきた道を登り返しました。せっかく下ったのに登り返すなんて…(^^ゞ。8合目の分岐まで戻り、尾根コースを下ることにしました。

この尾根コースも油断なりません。だってさっき熊に遭った現場10M上に付けられている登山道ですから…。その尾根コースを下っている最中、また「ガサッ!」っていう音が…一瞬、「また熊かよ~!勘弁してよ…」と思いましたが、人でした。「10分ほど前に熊に遭いましたので、注意して登った方がいいですよ」とアドバイスさせていたただきました。そしたらそのお方(地元の方)、「えっ!熊ですか…!一緒に下りませんか?」って下山同行を求められました。もちろんOKです。

この山王小学校からの岩山登山コースは、幼稚園や小学生が学校行事のハイキングで登るルートでもあります。過去幾度も園児の団体登山に会いましたし。通報すれば、地元猟友会の方によって熊は射殺される可能性があります。しかし、私に限らず毎日のようにこの山を登っている人も数多く見かけますし、万が一園児が襲われたら一大事です。「事故が起きる前に即刻通報した方が賢明かも」と判断したものの、どこへ連絡すればいいのだろうか?一緒に下山した方に聞いたところ、「盛岡市役所の公園課に連絡するといいでしょう」とのことでした。帰宅後、さっそく電話して詳細を説明させていただきました。今後どのような処置がなされるのか…見守りたいと思います。

明日から岩山での体力トレーニング、どうしょう…。岩山は一番近くて手頃なんですけど…。明日からは熊除けの鈴を持ってボッカトレーニングに励むしかなさそうです。岩山へ登られる方、くれぐれもご注意ください(入山を控えるか、熊対策して入山されるか)。いやはや、驚きの一日でした(^^ゞ。そういえば、今日は七夕なんですよねぇ♪その七夕に熊に遭うなんて神様もやってくれるなぁ~!「勘弁してよ…」って感じです(^^ゞ。PS.上の写真は、岩山の動物公園にてアンパンを見つめるたっくんで~す♪


7月6日(火)不況克服の心得十カ条

以前、NHKの番組「クローズアップ現代」を見ました。タイトルが「人に優しい企業の挑戦~もの作り復活の条件~」で思わず見入ってしまいました。100年に一度の大不景気、世間では減給、派遣切り、リストラ、倒産等、暗いニュースばかり…。そんな中、順調に業績を伸ばしている会社があるという。今こそ、経営のあり方そのものを見直すチャンスなのかも知れませんね。

以下、その番組の内容をご紹介いたします。『正社員のリストラ・給料カットが常識の今、「人や給料に一切手をつけない会社」が注目され全国から視察が相次いでいる。豊橋市にあるプラスチック部品メーカーは、受注が半分に減ったのに解雇なし・自宅待機なし・給料ボーナス保証を守っている。なぜそれができるのか?「不況の時は攻めの経営、好況時は守りの経営」の実践。

つまり、景気がいい時こそコストカットで内部留保を増やし、それを使って、不況時に雇用を守ったり、次を見据えた投資にあてる。根底にあるのは「社員こそが開発力の源泉」という信念だ。一方、長野県伊那市の食品メーカーは、「急成長は敵」を社訓として48年間増収増益を達成した。利益を公共施設の建設など地域貢献にあてる姿勢に共鳴、全国から優秀な人材が集まる。アメリカ型の「株主最優先」「社員はコスト」の考え方が見直されつつある今、こうした企業の姿から「会社は誰のために何のためにあるのか」を改めて考える。』

番組で紹介された経営者の多くが、松下幸之助氏に憧れ、擦り切れるほど彼の本を読み、松下的理念の経営を実践してきたようです。まさに社員を大切にする従来の日本的な経営とも言えます。「企業はひとえに利益のみを追求するところ」とする風潮の中、番組で紹介された会社の多くが、「企業は人を作る(育てる)場である」という理念に基づいているようでした。

番組の中で、松下幸之助氏の名言、『好況よし、不況さらによし』が紹介されました。私の好きな名言でもあります。その意味は…好況はよいが、不景気は困る。これが多くの経営者の正直な感懐だろう。しかし、松下幸之助の景気観は違うようです。「好景気のときは、駆け足をしているようなものだ。一方、不景気はゆるゆる歩いているようなものだ。駆け足のときは他に目が移らないから、欠陥があっても目につかないが、ゆるゆる歩いているときは前後左右に目が移るから欠陥が目につき、修復訂正ができる」という。

つまり、景気が悪く商品が売れないときは、それまで手が回らなかったアフターサービスを徹底する、社員教育に力を注ぐなど、不景気なりに利点がある。世の中が不景気で停滞しているときに、こうした努力をすれば、「不景気こそ千載一遇のチャンス!」にもなるというわけです。 以下、松下幸之助氏の「不況克服の心得十カ条」をご紹介いたします。

第一条 不況といい好況といい人間が作り出したものである。人間それを無くせないはずはない。

第二条 不況は贅肉を取るための注射である。今より健康になるための薬であるからいたずらに怯えてはならない。

第三条 不況は物の価値を知るための得難い経験である。

第四条 不況の時こそ会社発展の千載一遇の好機である。商売は考え方一つ、やりかた一つでどうにでもなるものだ。

第五条 かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。

第六条 不況、難局こそ何が正しいかを考える好機である。不況のときこそ事を起こすべし。

第七条 不況の時は素直な心で、お互い不信感を持たず、対処すべき正しい道を求めることである。そのためには一人一人の良心を涵養しなければならない。

第八条 不況のときは何が正しいか考え、訴え、改革せよ。

第九条 不景気になると商品が吟味され、経営が吟味され、経営者が吟味されて、そして事が決せられる。従って非常にいい経営者のもとに人が育っている会社は好況のときは勿論、不況のときにはさらに伸びる。

第十条 不景気になっても志さえしっかりと持っておれば、それは人を育て、さらに経営の体質を強化する絶好のチャンスである。

不景気を「不幸」と捉えるか、「チャンス」と捉えるか…その人の考え一つです。考え方一つで、態度が変わり、行動が変わり、企業が変わり、世の中が変わっていくのではないでしょうか…。今、松下幸之助氏の本がとても売れているといいます。時代が変わっても、彼の経営思想が受け継がれています。日本型企業経営の原点ともいえる彼の理念、私は大好きです。


7月4日(日)岩手山
・ボッカトレーニング

この数日間、仕事の合間を見ては夏の沢計画を練っています。2万5千図と遡行図、そしてネットの記録写真を照らし合わせ、沢のイメージを膨らませる作業は、とっても楽しく、時を忘れてしまうほどです。「ははあん、○○滝はおそらくこの辺にあるな!」とか「この辺にテント張れるかな?」とか「ワクワクするようなゴルジュだなぁ~♪」とか、まるで自分が遡行しているかのようなバーチャル体験をしながら山行計画を練っているんですよ♪

インターネットが普及する前は、事前情報といえば唯一「関東周辺の沢(沢のガイド本)」くらいしか情報源がなく、あとは現地で判断!って感じでした。「よくまぁ~少ない情報で遡行してたよなぁ~!」って思います。今の時代、インターネットで他山岳会の遡行記録や核心部の写真なども拝見でき、便利な時代になったと感じます。遡行記録が皆無な沢へ行くのも、冒険チックで楽しいのですが…。

てなワケで、グラスを片手に2万5千図に水線を引きながら一人ニタニタしています(変人かも?)。2万5千図を見てイメージする沢の渓相と、実際に行ってみたときの渓相のギャップがどれほどか…。まるで「答え合わせ」をするために沢へ行っているかもしれませんね。これもまた沢の楽しみなんです。

さて前置きはこの辺にして…。このところ変な天気が続く岩手県…。土砂降りになったり30度を超える猛暑になったり…めまぐるしく天候が変わっています。昨夜も超土砂降り状態になり「こりゃ、明日の沢は無理だべなぁ…どうしよう!夏本番の沢まであと1か月ちょいしかないし、本気こいで体力トレーニングせねば…。そうだ!急登の連続で知られる岩手山の御神坂コースより15Kの荷物を背負って登ってみるのもいいかも~!重い荷物を背負って登る体力トレーニングをしよう!」と思い立った私。

テントにザイルにガチャ類、EPIガス4個、その他重そうなモノを物色、日帰り山行なのに不要な荷物をザックに詰め込み15Kほどにしました。「この重量感、久し振りだなぁ(5月以来)」。朝7時に岩手山・御神坂コースより登り始めました。最初の1時間が辛かった…(^^ゞ。もう汗グッショリですよ~!暑いのなんのってぇ~!登るにつれて次第に体が順応し楽になってきましたが、それでもシンド…。この25年以上、重い荷物を背負って歩くときって、沢登りか雪山か岩登りか…でしたもの。猛暑の中の縦走は体に堪えまする。標高1600Mの森林限界を超えてからは、火照った体に気持ち良い冷風が吹き付け、やっと元気が出てきました。

時間の関係上、8合目の手前まで登り下山しました。いや~今日はすっごく汗かきました。本日感じたこと…「やっぱ体力トレーニングするなら沢登りだよなぁ~!この暑さ、たまらん!」って。下山後、網張温泉でひと風呂浴びて体重計に乗ったところ1.2Kも痩せていました。だって1リットル以上、汗かきましたもの~!今月の三連休は、夏のメインの沢のトレーニングと称し、久し振りに遠方の沢(アルプス方面)へ行こうかな?と企んでいます。これからまた山行計画書作りに励みま~す♪

PS.上の写真は、本日撮影した御神坂(おみさか)コースの滝見台から見た御神坂沢の大滝です。「その昔(12年前)この大滝50Mを左から単独フリーソロで直登したっけな~!」って思い出しながらこの滝を眺めていました。高度感はありますが、溶岩のためフリクション(摩擦)がバッチリ効きましたし、見た目より容易に登れました。


7月1日(木)酔いどれパソコン講座 
IME 2010

いよいよ7月ですねぇ~!今週末はどこの山へ行こうか?そろそろ考えねば…。天気予報では、今週末は雨マークですが、やはり週に一度は山を歩きたいですしね♪今日の日記は、久しぶりにパソコン講座です。先日、都南図書館でパソコン雑誌、「日経PC21」を読んでいたら・以下のような記事が…。

『マイクロソフトは4月22日、「Office 2010」にバンドルする日本語入力システム「Office IME 2010」を、既存のOfficeユーザー向けに無料でダウンロード配布すると発表した。家庭用「Office 2010」パッケージ発売日の6月17日から提供する。同社がIMEを単体で無償提供するのは初。Office XP/2003/2007/2010の正規ライセンスユーザーが対象』とのこと。

「IME 2007とIME2010と一体何が違うのかな?どのように進化したのだろう?」って興味が湧き調べてみました。「前バージョンに比べ変換速度が2倍以上に高速化されたほか、変換精度や学習機能が大きく向上した。インストール済みの変換辞書を“Microsoft Update”を通じて自動アップデートすることもできる。」とのこと。

「変換速度が2倍とな…」これは試してみる価値がある!と思った私…。特にVistaに入っているIME2007は、変換時にもたつきを感じていましたゆえ。それに漢字変換がうまくいかないことも多く…(^^ゞ。さっそくダウンロードしインストールしてみました。そしたら特にVistaパソコンでは劇的に改善されました(Win7パソコンでも改善されましたが、劇的ではありませんでした)。皆さんも、「どうも変換速度が遅い、漢字変換が上手くいかない…」とお思いの方は、無料ゆえ、試してみる価値があるかもしれませんね。

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