酔いどれ日記 2012年02月

  1. HOME
  2. INDEX
  3. 翌月
  4. 前月

2月29日(水)霧氷の森、
桐ノ木沢山(1,209m)その2

車でポチ地より8分ほど車道を登り最後の民家からラッセル開始です。う~ん、潜る潜るぅ~!ここでこんなに潜るようじゃ、上部に行ったらどうなるんだろう?しかも、お天気良くないし…(^^ゞ。スキーがあれば楽出来たのになぁ~!

そうそう、先週の薬師岳で壊れたスキーのシールの件ですが、『酔いどれ日記』を見た山仲間のHさん(八幡平在中)から、その後直ぐにメールをいただきました。「友人から頂戴したシールがいくつかあるので、酔いどれさんに一つあげますよ~♪今度のクライミングの練習時にスキー持ってきて~!貼ってあげるから~!」と、まぁ~何とも至れり尽くせりの厚遇で感謝感激です。

持つべきは「友」ですね~!本当にありがとうございます。これで今シーズンまた山スキーに行けそうです(^o^)。シールって高いんですよ~!15,000~20,000円もしますもの。こんな高価なもの、頂戴できるなんて私は幸せ者です♪そういえば、現在愛用している高価なスノーシューも生徒さんからの頂き物なんです。ありがたいことです。

その八幡平のHさん…本日晩御飯を食べながら母とテレビニュースIBC(岩手放送のニュースエコー6時15分頃)を見ていたら、なんとそのHさんが「雪崩のメカニズムについて」テレビ出演されていました。母は超ビックリ!(Hさんは、長年当パソコンスクールの生徒さんでもあり、母と何度も面識があります)。『母さん、Hさんはね、実はプロの音楽家であり、プロの山岳ガイドでもあり、そして岩手における山スキーと雪崩研究の第一人者なんだよ!』と説明する私…。

母曰く「そんな偉い人が、うちに来てくれていたのかぁ~!何でもっと早く教えないんだっ!」と怒られちゃいました(^^ゞ。そのHさんのホームページを以下に紹介しますので、見てやってください。雪崩研究のため、毎日八幡平を登って雪の観測をされている凄いお方です。「ラテン系の明るさ」と「100万ドルの笑顔」は、私が大尊敬する北上のS先生とまさに一緒です。母も絶賛していました。「眩しいくらいオーラを感じる明るい方で、とっても素敵な方だねっ!」と。ほにほに、私もそう思います。

そのHさんとは、私は山の分野でしかお付き合いがないのですが、音楽家としても有名のようです。音楽家としてのHさんの簡単なプロフィールをご紹介しますね。盛岡市出身。東京音楽大学ピアノ科、研究科卒業。1985年より2年間、青年海外協力隊として中米ホンデュラスの市立音楽院で教鞭をとる。その後、パラグアイに再派遣、アルパをE・サマニエゴに師事して以来、南米民族音楽に傾倒する。再びアルゼンチンに留学、民族音楽およびタンゴをH・エレラに師事。 1994年に帰国後、”森川ともゆきとタンゴアンサンブル”のピアニストとして4年間多彩な活動を展開する。現在はフリーで活動中。ほんと凄いお方です。なんで、そんな凄い音楽家が山をやっているの?不思議です。山も半端じゃありません。何たって、プロの山岳ガイドですから~!「努力の塊」のようなお方で、大尊敬しております。

あれれ~!前置きが長くなりましたが、本題の山行報告の続きを書かねば…(^^ゞ。林道のラッセルほど苦痛なものはありませんが、ここは頑張るしかありません。途中至る所に材木置き場があり、伐採・運搬の為の林道のようです。その材木置き場を過ぎると、さらに雪が深くなりました。え~この積雪量マジですか…!材木置き場までは、仕事上定期的に除雪されているようです(朝、私が登った時は除雪されていませんでしたが、下山時には除雪作業の真っ最中でした。日曜日だというのにご苦労様です)。

その林道は880mのコル付近まで続いていました。この山、非常にノッペリした山容でルートファンディングが難しいです。特に今回のように視界が効かないときは。時々GPSでチェックしながら前進しましたので不安はありませんでしたが、地図とコンパスのみであれば、かなりの読図力を要します。特に悪天時の下山は要注意です。でもまぁ、最悪北方向にどんどん下っていけば、どこかでR106に出ますので。特に山頂付近はわかりにくい地形ですので、登られる方は気を付けてくださいね。

標高1,047m地点より上部は、霧氷がとっても綺麗でした♪お天気に恵まれず完全なモノトーン(白黒)の世界でしたが、その霧氷の美しさには感動した次第です。「これで晴れていれば、どんなに美しいことだろう♪」って、思いました。我が家から近いし、今度は晴れたときに登ってみたいな♪山頂付近の霧氷が特に凄かったです。車デポ地より登ること2時間40分で山頂に立つことが出来ました♪私としては、もっと時間がかかっているように思いましたが、GPSの記録はウソをつきませんゆえ。下山は1時間10分で、あっという間した。駐車違反が気になって、ハイペースで駆け下りましたゆえ。何はともあれ、レッカー移動されることなく安堵しました。その後、「今日はマース(サウナ)の日だぁ~♪(毎月6のつく日は半額の300円)」、と気づきマースへレッツゴー!桐ノ木沢山、近くてよい山だと思いました。また行ってみたいです。

PS.その100万ドルの笑顔のHさんのホームページ『北東北エリア雪崩事故防止研究会』のURLは、以下の通りです。ぜひご覧ください。さらに『酔いどれ画像掲示板』に、先週行った早池峰山域の薬師岳をアップしました。ご興味のある方は、ご覧下さいませ~♪(^o^) 実は、そのHさん、岩手県の震災復興のイメージガールとしてポスターになっているんですよ~!音楽家、山岳ガイド、女優?として大活躍されています。

『北東北エリア 雪崩事故防止研究会』 100万ドルの笑顔、HさんのHPです 今すぐ見たい方はクリック!
『山の扉』 薬師岳 今すぐ見たい方はクリック!
『酔いどれ画像掲示板』 女優?Hさんの「震災復興用、岩手県ポスター!」 今すぐ見たい方はクリック!


2月26日(日)霧氷の森、
桐ノ木沢山(1,209m)その1

昨日25日(土)は、一日中雪が降りっぱなしで、ここ盛岡でもかなりの積雪になりました。雪かき3回もやりましたので…。本日も天気予報によるとお天気が悪そうで、「はて?どこへ行こうかな?」と思案しておりました。

先週は、ホームページ作成で毎日ハードな日々でしたので、思いっ切り気分転換したかったのです。天気が悪いので「近場でまだ登っていない山があるだろうか?」と考えておりました。そんな時、参考になるブログが山仲間でもあるタラさんの『山の日のひとり言』です。1月28日の山行記録に記載されていた桐ノ木沢山が気になっていました。

その記事を読み、「そんな山、区界にあっただなんて、タラさん偉いよ!よくぞ見つけました!」って、感じです。桐ノ木沢山は区界高原の南東に位置する山で登山道がなく、積雪期限定ルートです(2万5千図には山名が記載されています)。山頂から早池峰山の眺望、北斜面に広がるダケカンバとブナの原生林が見どころです。1~2月の厳冬期は「霧氷の森」として、その美しさを堪能できるようです。桐ノ木沢山の山頂からそのまま縦走すると、毛無森~早池峰山へとつながる尾根です。

区界と言えば、我が家から近いです。桐ノ木沢山の登山口まで27Kしかありませんので、お散歩気分です。道路はバリンバリンに凍結していて40Kのノロノロ運転で区界を目指します。道路の温度計は氷点下10度でした。区界の道の駅を過ぎ、桐ノ木沢集落へと進みました。他の山行記録を拝見しますと、皆さん最奥の民家にお願いして車を停めさせていただいているようでした。私もそのつもりでしたが、なんと喪中の立札が…。そんな状態の中、「山に行くので車を停めさせてください!」とも頼めず、他の駐車可能な場所を探すもなかなか見つからず…(^^ゞ。

「う~ん!困ったなぁ…駐車できる場所が全くないじゃないかぁ~!」止むを得ず踏切のチョイ先(10M先)に無理やりとめました(踏切に近いため、もし警察に見つかったら駐車違反です)。山行中、結構ハラハラドキドキ状態した。レッカー移動されていないだろうか?と。長い林道歩きと傾斜の緩い山容なのでスキーに適した山なのですが、先の日記に記載したとおり、先週の薬師岳でシールが壊れてしまったため、スノーシューで頑張るしかありません。しかも、昨日の大雪でたっぷり新雪が積もっていました(20~30cm)。果たしたどうなることやら…。続きは後日の日記に続きます。お楽しみに~♪(^o^)


2月24日(金)ホームページ
制作三昧の日々

昨日今日、ここ盛岡は春を思わせるような気温です。昨日に至っては2月だというのに雨が降るほどですもの。雨の力って凄いです。一気に雪が解けちゃいました(道路はぐちゃぐちゃ状態ですが)。このくらい暖かいと楽ですね~♪

先週の薬師岳山行でスキーのシールが壊れ、新たに購入しなければスキーもできない状態なんです。かれこれ12年も使ったシールですので、寿命だったのでしょうね。それしてもシールって、こんなに高かったっけ?2万もします。もうちょっと我慢して、シーズンオフの処分セールに買おうかな?

そうそう、左の写真、実はユニバースの商品券2千円分が当たっちゃいましたぁ~♪今年は何かいいこと、あるかも~♪(^o^)月桂冠の日本酒1.8Lを2本買って応募すると抽選で商品券が当たるというキャンペーンで、ダメもとで応募したのですが、まさか当たるとは!ラッキーです。最近は、毎日月桂冠ばかり飲んでいますから(安いので)、もっと応募しておけばよかったかな?

前置きはこの辺にして…2月13日の日記にも記載しましたが、ある会社社長さんからホームページ作成を依頼され、現在必死になって制作しております。4月1日に新社屋が完成するようで、「出来ればそれに合わせて公開したい!」とのこと。かなり厳しいご要望ですが、出来る限りに社長さんのご意向に沿いたいと思い、現在寝食を忘れ寝る間も惜しんで1分1秒を大切にし、懸命に制作に励んでおります。

寝ても覚めてもホームページのことばかり考えていますし、ず~っとパソコンに向かいっぱなしです。我ながら自分の集中力の凄さに驚いています。スタイルシートって、ほんとクセもんですよねぇ~!IE8及び9、Google Chrome、Firefox等のブラウザではきちんと表示されるのに、IE7や6ですとレイアウトが崩れて見える場合があります。いわゆるIE7や6のバグ(欠陥)なのですが、その対処法(解決策)を探し出すのが結構大変なんです。苦労した分、問題解決できた時は、めちゃ嬉しいです。さすがにIE6でホームページを見ている人はほとんどいなくなったと思いますが、IE7で見ている人は私のこのページでも10%いますので、無視できないです。

それにしても、新しいパソコンってい~い♪現在、2月8日の日記に記載した新しいパソコンでホームページ制作に励んでいるのですが、そりゃもうサクサク作動し快適ですよ~♪特にフォトショップやイラストレーターがストレスを感じることなく操作出来て嬉しいです。あっ!もうこんな時間!そろそろ生徒さんがいらっしゃいます。これから授業で~す!ではでは…。

PS.昨夜、私のこのホームページが一定時間表示されなくなりました。「きっとサーバー容量が一杯になったのかな?」と思い、契約しているレンタルサーバー会社に問い合わせたところ、「容量の問題ではありません。可能性としては、Java アプレットの処理に時間が掛かっているのではないかと思います。ひょっとするとカウンターか何かの外部へのリンクが問題かもしれません。」との回答をいただきました。あっ!FC2のアクセス解析とアクセスカウンタが原因だな!無料なのはありがたいけど、利用者も増えかなり負担がかかってきている感じです。しばらく様子を見て、改善されないようであればFC2をやめて他のサービスを利用しますね。


2月21日(火)ソト(SOTO)
レギュレーターストーブ ST-310

以前から「買おう、買おう!」と思っていた山用ガスバナーをついに買っちゃいました♪岩手の山の大御所、北上のS先生はじめ、実に多くの山仲間達が愛用しています。『オガちゃん(私のこと)、コレいいよ~♪』って、以前より聞いていましたので、買うつもりでいました(アマゾンで\3,950)

このガスバナーの良い所は、家庭用ガスコンロが使用できる!ということでしょうか。山用ガスボンベは1本500円近くしますが、家庭用ガスボンベ(卓上コンロ用)ですと1本100円程度で購入できますので、経済的にもかなりお得なんです。心配なのは、気温の低い山で使用する際の「火力」ですよね!ガスコンロの最大の問題点は、低温時の圧力低下による火力の不安定さなんです。

その商品のホームページ(アマゾン)の紹介文を抜粋しますと、次のように記載されています。『新開発「マイクロレギュレーター」を搭載した「次世代型シングルバーナー」。連続使用時や低温時のボンベ内の圧力低下に影響されにくく安定した火力を発揮します。燃料は経済的なカセットガスを使用!』と。その火力の安定感は、山仲間より話を聞いて知っておりました。

今回のような厳冬期の場合、ブースターを付けることによって極寒でも使用できるようです(北上のS先生の弁)。実際に今回のうすゆき山荘で見せて頂きました。EPI用のブースターを100円ボンベに取り付け、アルミ箔でグルグル巻きにすれば大丈夫のようです。EPI用のブースターなら、私も持っていますので、今度試してみようと思っています。ちなみにこれまで使用していたEPIのガスバナーは、何と22年も使っていました。ヒマラヤ遠征の際、メーカーより無償で頂戴したものなので、よく覚えています。ちなみに、ワカンや目出帽は、学生時代に購入したものですので、かれこれ30年以上も愛用していることになります。

メーカーの新富士バーナーは、その名前からも分かるとおり、燃焼装置「バーナー」専門の会社。工業用のバーナーに始まり、園芸用、そしてキャンプ用まで手がけている会社ですので、間違いのない商品だと思い、紹介させていただきました。


2月20日(月)薬師岳(1,644.9m) 
合同山行 その2

いよいよ宴会スタートです♪出るわ出るわ豪華な食事とおつまみの数々!ジンギスカン、熱々お鍋、焼き鳥、お刺身、チーズなどなど数え切れないほどの料理です。盆と正月が一緒に来た!って感じでしょうか。それと、膨大な量のお酒の数々!日本酒、焼酎、ワイン、ビールとフルコースですよ~♪こりゃ、たまりませんねぇ~♪(^o^)

頂戴した銘酒、○○錦(名前忘れました)というお酒がとっても美味しかったです♪ビンごと持参されるのですから、凄いパワーですよね。何をしゃべったか?覚えていないくらい盛り上がり、いい気持ち~♪幸せだなぁ~♪これを「極楽」というのでしょうね。

宴もたけなわ、ふと何気なく時計を見ると12時を回っていました。「結構酔っぱらったなぁ~!」私はお先に寝ることにしました。最後まで残った方は約3名、2時半過ぎまで飲んでいたようです。私は完全に超熟睡したようで、翌朝目が覚めたときは(どうやら私、寝坊したようです)、皆さん既に起きて朝食の準備をしてくれていました。

皆さんの口から出る言葉…「う~ん、頭痛~い!食欲ない…。ムカムカする。吐きそう…。歩きたくない…」。どうやら重症のようです。実は、私も完全に二日酔い状態でした。具たくさんのうどんを食べ、準備を整え8時25分薬師岳目指して出発です。無雪期のルートは、小田越から一般登山道を利用するのですが、冬期は雪を利用してうすゆき山荘の直ぐ裏の北面斜面から登り1,290mと1,334mのコルを目指します。その後、コルより稜線伝いに山頂を目指します。

「数時間も歩けば、汗と一緒にお酒も出て二日酔いも治るだろう!」とタカをくくっていました。ところが、この日の気温が非常に低く、いくらラッセルしても全く汗が出ません。これだけ激しい運動をしているに汗が出ないとは…。コルに出るまでは急傾斜が続きます。登ること1時間半(9時50分)でコルに到着しました。ここから先は、傾斜も緩み大分楽になりましたが、標高が高くなるにつれ積雪量も増えてきます。樹氷がとっても綺麗で、まるで夢の世界を歩いているようです♪

1,450m付近までは順調だったのですが、そこより上は樹林が密集していてまるで迷路状態…。密林状態で進路を阻まれルート探しに神経を使いました。結局1,500mまで登り「このお天気じゃ、山頂まで行っても展望は無理だし、引き返すなら今だな!」ということなり、撤退することにしました。山頂まで標高差140m残して…。ヤブにシールを引っかけてしまい、シールが切れちゃうし。Oさんが持参したビニールテープで応急処置をしてくれて、助かりました。うすゆき山荘に下山したちょうどその時、天気が大荒れになりましたので、賢明な判断だったのでしょう。

登りに比べ下りはほんと楽チンです♪スキーであっという間に下れます。積雪があまりにも多く、雪の抵抗であまり滑らなかったのが私には幸いでした。スキーが下手な私は、傾斜の強まる1,150m付近からスキーを担いでワカンで下りました(皆さんはスキーで)。だって、その方が早いですもの。その後、うすゆき山荘で帰り支度を整え、あとは林道をスキーで下るだけです。お天気は下り坂で吹雪いていました。林道ならスキー下手な私も華麗に?滑ることが出来そうです。

13時50分に出発!14時20分には駐車場に到着しました。行きは2時間15分かかった林道を、帰りは滑ってたったの30分でした。いや~スキーって楽しいかも♪(^o^) 何はともあれ皆さん、本当にありがとうございました。そしてお世話になりました。楽しい二日間でした♪(^o^) 道中お気をつけてお帰り下さい。またお会いできること、楽しみにしております。PS.上の写真は、撤退を決めた1,500m付近。モンスター(樹氷)とヤブの密集に進路を阻まれる。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね♪(^o^)

『酔いどれ画像掲示板』 薬師岳 合同山行 今すぐ見たい方はクリック!


2月19日(日)薬師岳(1,644.9m) 
合同山行 その1

この週末は、久し振りに大人数でのお泊り山行となりました。今回は、長野県の駒峰山岳会のYご夫妻、神奈川県のNET山岳会”HALU”のTご夫妻をお招きしての盛大な宴会山行となりました。皆さん、この『酔いどれ日記』を楽しみにご覧下さっているようで、とても嬉しく思いました。幹事のMさん、山行計画から食料の準備等何から何まで大変だったことと思います。お世話になりっぱなしで本当にありがとうございました。

岩手側のメンバーは「岩手の大御所」北上のS先生を中心に5名が参加!長野、神奈川、岩手の合同山行で合計9名の大人数となり、にぎやかな山行となりました。当初は、八幡平の三ツ石山を登り三ツ石小屋で大宴会の予定でした。しかし、週末のお天気が悪そうでしたので、急遽早池峰山域の薬師岳(1,644.9m)へ変更になりました。

また八幡平在中のHさんより「八幡平は猛吹雪だから三ツ石山は、やめた方がいいよ!」とのアドバイスも頂戴しました。今回の変更で宴会場のうすゆき山荘までなら、どんな悪天でも辿り着くことができます。いわゆる「山より宴会が大事!」とでも言いましょうか…。宴会しに遠路長野や神奈川よりお越しになるなんて、凄いです。

18日(土)13時に登山口の岳集落へ集合!とのこと。この日は朝から大雪でした。時々吹雪いたりして、「こりゃ、渋滞するかも?」と思い、かなり早めに(2時間前の11時に)自宅を出発!通常なら1時間かかりませんが、遅刻するわけにはいきませんゆえ。お酒とつまみは各自で準備とのことで、「う~ん?何を持っていこうかな?」と思案する私…。よし!イワナの骨酒とカツオ(お刺身)を持っていこう♪凍らしておけば、今の時期ならお刺身も山へ持っていけるんですよね。歩行中に解凍され、小屋に着く頃には食べ頃に~♪(^o^)

岳集落で全員集合!挨拶をして13時25分、スキーを履いて歩き始めました。なんかツアー登山のように長い行列が出来ました。お天気はまずまず、風がないのがありがたいです。時折青空も望むことができ綺麗だなぁ~♪本日の行動は、うすゆき山荘目指して長い林道歩き(約8K)のみですので、気楽です。皆さんのザックが大きいこと~!きっと、美味しいものがたっくさ~ん詰まっているのでしょうね♪楽しみ、楽しみ♪(^o^) 林道を歩くこと約2時間15分、15時50分に本日の宴会場、うすゆき山荘に到着しました!やったぁ~♪(^o^) この山小屋は、厳冬期でも湧水が使えますので、ありがたいですね。

まずは宴会場作りです。石油ストーブを効率よく断熱効果を高めるため、S先生考案のストーブの周りにブルーシートを張り巡らし天井を低くします。ほんとストーブはありたいです(灯油は持参)。なんか心まで温まりますよね♪よ~し、気合入れて飲むぞ~!続きは後日の日記に続きます。お楽しみにぃ~♪(^o^) PS.昨夜は超飲み過ぎました…(^^ゞ。今朝は完全に二日酔い状態で頭が痛かったです。もちろん、皆さんも。さすがに今宵は日本酒を飲む気になれず、酎ハイを飲みながら書いた次第です。


2月15日(水)遭難について考える

先日13日、秋田駒ケ岳で遭難がありMさんがお亡くなりになりました。Mさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。八幡平はじめ岩手県の山関係に多大な貢献をされてきたお方で、山歴40年の大ベテランでした。「一体Mさんに何が起きたんだ?あれほどの大ベテランがなぜ?信じられない…」と、山仲間達と会う度に、そんな話ばかり出ます。

ましてや遭難された12日(土)は、とても天気が悪い日でした。そんな悪天時に、なぜ登りに行ったのだろうか?先週末、八幡平に樹氷ツアーへ行きたい気持ちもありましたが、お天気の悪さに潔く断念し仕事に熱中することにしたくらいですもの。

私が秋田駒ケ岳の怖さを知った2009年1月8日…。田沢湖スキー場よりリフトを利用して単独で登りに行きました。リフトの終点まではまずまずのお天気でしたが、登るにつれて天気がどんどん悪化。仕舞には数メートル先が全く見えない完全なホワイトアウト状態に…。これには参りました(^^ゞ。このルート、両側が鋭く切れ落ち、雪庇があちこちに張り出しているのです。ある程度視界が効かないと雪庇を踏み抜いてしまい、谷底まで滑落する危険性があるため、身動きが取れないのです。

2~3m先すら全く見えない完全なホワイトアウトと強風の中、雪庇の状態がある程度見えるまでガスが晴れることを祈りつつ、寒さに震えながらひたすら待つしかありませんでした。下手に動くとかえって危険な状態でしたので。待つこと約30分、ガスが晴れはじめ、視界が効くようになりホッとしました。このときは、男岳まで登った時点でまた深いガスに覆われ、またもや完全なホワイトアウト状態に…。結局、主峰の男女岳への山頂アタックは断念し下山した次第です。

厳冬期の八幡平も怖いなぁ~!って思いました。あのような尾根をなさない平坦な山の中で吹雪かれホワイトアウト状態になったら、2万5千図とコンパスのみでのルート取りは極めて困難です。数年前、時々(忘れたころに)山岳ガイドの仕事が入ったりするので、思い切って山岳用GPSを購入した次第です。私にとって、山で一番怖いこと…。それは滝登りでも岩登りでもありません。「自分がどこにいるのかわからない!」こと。これほど怖いことはないと思います。

自分の居場所がわからないと、どちらへ進んでいいのか?が決められません。よって、行動できなくなってしまうのです。下手に行動すると、体力を消耗してしまい窮地に追い込まれる可能性が高まります。そういった意味もあり、「GPSって、凄いなぁ~!高かったけど、それだけの価値は十分にあるなぁ~!」と思いました。沢の場合、2万5千図とコンパスがあれば十分ですが、雪山、しかも吹雪いて当たり前の厳冬期の場合、GPSはその威力を発揮します。警察庁の発表によると、遭難における態様(状況)の割合を見てみると、最も多いのは「道迷い」で約4割にのぼります。また、道迷いの末に転倒や滑落などしたケースの存在を考慮すると、道迷い遭難の実数はさらに多いと思われます。

GPSの値段がもっと安くなれば(せめて3~5万の範囲)大幅に普及し、道迷い遭難も減少するように思いますが…。10万円もするんじゃねぇ…(^^ゞ。上の写真は、その秋田駒ケ岳に登りに行った際、突風吹き荒れる中、完全なホワイト状態になった時に撮影したものです。まったく見えない、自分の足元さえぼやけて見えるほどでした…(^^ゞ。今回の遭難事故を受けて、「今以上に気を付けて山に取り組まなければ…」と、肝に銘じた次第です。


2月13日(月)仕事三昧の日々!

ここ最近、真冬日(日中でも氷点下)が続いています。我が家のトイレと台所の水道が凍結してしまいました(^^ゞ。朝晩の冷え込みに備え寝る前に必ず元栓を閉めて水を落としているのですが、今回は日中に凍ってしまったようです。約4日間もトイレと台所の水道が使えず、とても不便でした。お風呂にも入れず、近くの温泉に通っていました。

本日の夕方、やっと解凍され水道が使えるようになり母共々ホッとしたところです。蛇口をひねれば水が出るのが当たり前!と思っていたので、水が使えないことがこんなに不便な生活を強いられるとは…って、感じでした。昨夜も風呂に入れず、今朝は近所の温泉、喜盛の湯へ行って参りました。朝9時前に行くと何と400円で入浴できるのですよ♪

話変わって…この三か月間、当スクールむげんの新システムや新料金の考案、その後新ホームページ制作に一心不乱、創業11年目を迎え、むげん新体制の準備で大忙しでした。価格改定作業がひと段落した後は、この度購入したパソコンのセットアップ作業!データ移管、特にマニアックな各種設定や多種多様なソフトのインストールには三日間も要しました。仕事柄たくさんのソフトを入れていますので。

その他、確定申告はじめ、溜まっていた多くの雑務も全て片付け、「ふぅ~!やっとひと段落したな♪」と、安堵しました。この三か月間は、頑張り過ぎたせいか?肩凝りが超ひどかったです。山へ行っても治らないほど重症でした。それほど、神経をすり減らしながら作業に邁進していたのかもしれません。

一段落したのも束の間、ありがたいことにホームページ作成の仕事が舞い込んできたのです。何と5つの会社を経営する社長さん直々のご依頼で、本当に感謝・感謝です。数度のメールのやり取りと打ち合わせの後、今回はその5つの会社のホームページ、全て受注させていただくことになりました。膨大なページ数になりそうで、暇を見つけてはせっせと制作に励んでいます。

「数あるWeb作成会社の中で、どうして当社に決めて下さったのですか?当社は、ほんと小さな会社なんですよ!」と。社長さん曰く「私も山登りが好きで、以前より先生のホームページのファンでした。また長年酔いどれ日記を拝見し、先生のお人柄と安くて良心的な会社であることがわかり、決めさせていただきました!」とのこと。本当にありがたいことです。ご期待に添えるよう、またまた寝食を忘れホームページ作成に没頭する日々が続くことになりそうです。本当にありがたいことです。感謝♪(^o^)

社長さんと何度か打ち合わせさせていただき、その第一印象はとても聡明で理知的論理的、かつ温和なお人柄とお見受けいたしました。私は一つの会社を経営するだけで四苦八苦しているのに、社長さんは5つもの会社を経営されている…。私にはとても真似の出来ない信じられない世界です。年齢的に同世代の社長さんなので、余計に人物的な凄さを感じます。

そのホームページ制作の新規の仕事と週末にも関わらず授業の予約が急遽バタバタと入り、連休は山登りには行けない状態となりました。当初は八幡平の樹氷を見に山行計画を練っていたのですが…。システム変更と価格改定宣言をした2月2日以降、「生徒さんの反応がどうなのか?」ドキドキ状態の私でしたが、その後ご来校いただいている生徒の皆さんに関しては、良心的に解釈して下さっているようでホッとしています。価格競争に巻き込まれないスクールの在り方を模索しなければならない!と強く思っていましたゆえ。

当スクールには、多種多様な職業の方々が来られます。建築・土木・設計・測量等のお仕事をされている方に関しては、震災復興の為の膨大な仕事が入り、休みがほとんど取れない日々が続くほど大忙しのようです。一方、復興には関係のないサービス業の場合、震災以降お客さんはめっきり減少し売り上げ大幅ダウン!経営状態が厳しい…という話をよく耳にします。同じ岩手県内にあって両極端だなぁ~!って。当スクールも例外ではなく、震災前に比べ生徒数は激減しました。大手会社からのホームページ作成や書類作成、パソコン修理等でどうにか生計が成り立っている状態です。

長年会社経営していれば、良い時も悪い時もあります。悪い時をどう明るく前向きに切り抜けるか!そこが経営手腕を問われる由縁だと痛感しております。そんな思いもあり、この度、システムと授業料を抜本的に改定させていただきました。当スクールをご愛顧頂いている多くの生徒さんの為にも存続・発展させたい一心でした。名前は忘れましたが、誰かの名言で「経営とは決断である!」と言った方がいます。私にとって、10年振りの大胆な決断となりましたが、後悔は微塵もなく賢明な判断だった!と思っています。「やるなら今しかない!」と思っていましたゆえ。

未来はどうなるか?誰にもわかりません。今、目の前にある課題に一つ一つ丁寧に一生懸命取り組んでいきたいと思っています。PS.先週行った折爪岳を『酔いどれ画像掲示板』と『山の扉』に掲載しました。ご興味のある方はご覧くださいね♪(^o^)

『酔いどれ画像掲示板』 折爪岳 今すぐ見たい方はクリック!
『山の扉』 折爪岳 今すぐ見たい方はクリック!


2月8日(水)50回目の生誕記念日!

本日は、私の50回目の誕生日です。今日から50代の仲間入りです。人生の折り返し地点かな?いや、人生の3分の2まで来ちゃたかな?って、感じです(^^ゞ。近年の私の体の変化…老眼気味、記憶力の低下、体力の衰え、持久力の低下、反射神経の衰えなどなど、感じるこの頃です。

それと、危険なこと(特に山)に関して臆病(よく言えば慎重)になりつつあるかな?(若いころは、怖いものなしでガンガン!でしたが)。心身共にこれが「老化現象」ということなのかもしれませんね。その「老化」を自覚し正面と向き合いながら、少しでも前向きに頑張って生きていくしかない!と思っています。だって、これは全ての人に等しく与えられる試練なのですから…。

東京時代お世話になった先輩、荒山さんは70歳でエベレスト(チョモランマ)を登頂されました(当時、世界最高齢登頂記録)。ここ岩手でも北上のS先生は、70歳近いのに第一線で岩登り、沢登り、雪山など大活躍され今もなお岩手の大御所的な存在です。肉体的にも精神的に衰えを感じさせないモチベーションの高さには驚嘆させられます。S友会の重鎮、Sさんも年齢を感じさせないパワフルな山行を繰り返し、岩手の山岳レベル向上のために尽力されています。山の実力だけなく人格的にも優れ多くの人に慕われ、両氏とも私の大尊敬する山の先輩です。「私もそのようになれたらいいな♪」と思う「憧れの存在」でもあります。

山だけでなく仕事面でも同じことが言えます。「あと10~20年後、60、70になってもパソコを教え続けることが出来るのだろうか?」と不安に感じることが、時々あります。でも、山でも仕事でも先のことを心配し始めたら切りがないので、「今、この瞬間を完全燃焼させよう!」という気持ちで頑張っています。だって、震災の時のように「いつどうなるか?」わからないですもの。また山で、沢でいつ自分が死んでしまうか?わかりませんもの。

自分にとって一番大切なのは「今」だと思っています。極論すれば、「明日死んでもいい、悔いがない!」と思えるように、日々この瞬間を一生懸命生きる!ということに尽きると思っています。自分の臨終の際、長生きできなくてもまったく後悔しませんが、自分の思うように一生懸命生きてこられなかったら、きっと後悔すると思うからです。

岩手の山仲間達と一緒に5級の沢に行きたい!岩手の山の後輩たちをもっと育てたい!海外の沢へも行ってみたい!ヒマラヤにもまた行きたい!自分の会社をもっと成長させたい!生徒さんにもっと感動と喜びを与えたい!日本一喜ばれるスクールにしたい!この年になれば結婚は絶望的ですが、もしご縁があれば家庭を持ちたい!などなど、やりたいこと一杯なんです。

本日は、なんと秋田県は大曲市から2時間半もかけて、パソコンを習いに生徒のSさんが来て下さいました。遠方からということもあり4時間みっちりエクセルを学ばれました。山屋であるSさんは以前より私のホームページのファンだったようで、「パソコンを習うなら酔いどれさんに!」と思って下さっていたようです。ほんとありがたいことです。その秋田のSさん、何とヒマラヤ8千メートル峰にも登られ、また沢登りでも数々の開拓をされてきたようで、思わず山談義で盛り上がってしまうことも。また一人強力な山のパートナーをゲットしました!(^o^) Sさん曰く、「秋田では、岩手以上に沢屋が少ないです…」と。

そのSさんからの差し入れ、秋田で超有名なケーキ屋さん、フレンドール(横手市)のフレンチトーストをご馳走になりました(メロンパンが一番有名らしいです)。いや~ほんと美味しかったですぅ~♪さすが人気店だけあり、超ウマウマ♪観光スポットになっているほどの有名店のようです。この味、クセになりそう♪私にとって、最高の誕生日プレゼント?でした!感謝感謝です♪(^o^) 本当にありがとうございました。

誕生日プレゼントと言えば…この度、自分用にパソコンを購入しました!4年間使っていたパソコンの調子が悪くなり買い替えたのです。いきなり電源が切れたりで…末期症状でしたので。ネット購入し1月24日に届いたのですが、「パソコンスクールむげんのホームページが完成するまでは、決して触るまい!」と心に決め、じっと我慢しておりました。ホームページが完成し、その後、様々の仕事や私事が一段落した3日前(2月5日)、やっと開梱しセットアップしました。

現在、仕事の合間にせっせと各種ソフトをインストールしている最中です。仕事柄、かなり多種多様なソフトを使っていますし、マニアックに設定変更をしていますので、セットアップして3日も経つのに未だ完全移行できていません。今回実に4年振りの買い替えで、パソコンの進化には驚愕しています。今回購入したノート型パソコンは、NECのLaVie LL750/FS6Wというモデルです。CPUはCore i7、メモリは8MB、ハードディスク750GB、ブルーレイディスク対応、USB 3.0対応、まさに最先端のスペックです。仕事用パソコンの場合、サクサクと仕事をこなし少しでも時間節約できるよう値段よりスペック重視で買うようにしています。

今回購入に当たり、当初はディスクトップパソコンを買う予定でした。なぜなら、画面が広く作業しやすいからです。でも、この酔いどれルームの炬燵に置くにはスペース的に厳しいことが判明したのです。炬燵のテーブルはパソコンに占領され、それ以外の作業が出来なくなってしまうのです。特にお酒を飲むスペース(お酒やおつまみを置くスペース)を確保できないのが最大の難点でした。よって、ノート型パソコンを購入した次第です。何はともあれ、今日から50歳、「青年」とは誰も呼んでくれない年齢です。まさに「中高年」世代に突入しましたが頑張りま~す!こんな私ですが、今後とも宜しくお願い致します。PS.上の写真は、今回購入したパソコンです。サクサク作動し、快適ですよ~♪(^o^) 私もサクサク作動したいよ~!


2月5日(日)折爪岳(852.5m)

本日は、北上高地の最北端に位置する山、県北は九戸の折爪岳を登って参りました。これも「岩手県の山60」であります。山頂にはNHKやIBCさんなどの電波通信の中継基地があり、無雪期であれば山頂まで自動車で登ることができる山です。冬期は除雪されませんので車道は通行止めになるため、登山道を利用して登ることになります。

我が家から登山口まで約100Kあり、来月一杯で高速道路無料化も終わるため、「その前に行かなきゃ!」と思っていた山でもあります。今朝は5時半起床、緑のたぬき(カップラ)を食べ6時に自宅を出発!高速道路はバリンバリンに凍結していて、60~70Kのノロノロ安全運転です。登山口は九戸ICから近いので、1時間半のアプローチで到着できました。

天気予報によれば、本日は朝から晴れるハズですが、高速道路は吹雪状態でした。「う?天気予報と違うぞ!」。登山口のコロポックルランドに到着しても雪が降り続いていましたが、ここまで来たら行くしかありません!無雪期であればハイキングで登れる山(1時間)ですが、先日のドカ雪でどれだけ積もったのだろう?とドキドキ状態の私。よって、今回はスキーを持参!

8時車デポ地より歩き始めました。最初は「これならスノ―シューでも大丈夫!」と思い登り始めたのですが、10分ほど登ると「こりゃ、たまらん!やはりスキーじゃないと無理!」と思うほど深雪でした。早速車に戻りスキーに履き替える私…。ところが…「あれ?シール(滑り止め)がない!ない、ない、な~い!」。どうやら忘れてしまったようです。シールがなければスキーで斜面を登ることが出来ません。トホホでごじゃる…。「しょうがない、スノーシューで登るしかあるまい…」と覚悟を決めました。

この折爪岳のルート、雪が深くラッセルは大変でしたが、登山道の幅が広く(2~3mもある)、先週ヤブを漕ぎながら登った堺ノ神岳とは雲泥の差で楽勝でした。深雪で覆い尽くされていた登山道ですが、遊歩道のようによく整備されたルートであることが分かりました。Z状のジグザクルートをショートカットしようと思い、直登を何度か試みたのですが、あまりにも雪が深く、スノーシューでは登れませんでした。あぁ…スキーだったら、もっと楽できたのになぁ~!

急登を登り稜線へ出たら風が強く寒い寒い…(^^ゞ。でも、時折日差しがあり、白銀に輝く様は綺麗だなぁ~♪私一人だけの静寂な世界、折爪岳を完全独り占め!最高の贅沢ですよね~♪登り始めて約2時間半、山頂に到着で~す(無雪期であれば1時間))!山頂には、人工物である各テレビ局の立派な電波塔が立ち並び違和感を覚えましたが、それでも登頂した嬉しい気持ちには変わりありません。お天気が良ければ、山頂展望台から八甲田山や太平洋、八幡平、岩手山まで360度のパノラマが広がるようです。八甲田山と八幡平は見えましたが、岩手山は半分以上雲の中でした。太平洋、見たかったけど雲で見えず…(^^ゞ。

下りはあっという間でした。下っている最中、4人のグループに会いビックリしました(見た感じでは、おそらく地元の方々)。「この厳冬期にも登る人がいるんだなぁ~!」って、感心した次第です。そのグループの方も私に会い、ビックリされたようです。下山後は、10Kほど走り、九戸村経営の施設、「ふるさとの館」で湯に浸かりました。露天風呂・サウナ等7種類のお風呂を楽しむことが出来て500円ですよ~♪今日も楽しい一日を過ごすことが出来ました♪感謝!(^o^)

最後に折詰岳の名前の由来について…。かつて「織詰」または「押詰」ともいわれ、その昔、九戸城を居城としていた白鳥八郎行任の兄・安倍貞任がこの地に押し込められたという説。また、源義経が平泉から追われる途中に追っ手に捕らわれ、山頂で処刑されたから「押詰」という説。さらには弘法大師が錫杖を突き刺したところ清水が噴き出し、その時、錫杖が折れたので「折杖」という説。昔、山越えをしようとした武士が、のどの渇きから水を掘り出そうとし、爪が折れるほど掘ったことから「折爪」という説などが様々あるようです。真意のほどは、いかに?


2月4日(土)堺ノ神岳(1,319m)3

最近寒い日が続いています。我が家のトイレ、水を落としたにもかかわらず凍ってしまいました(^^ゞ。本日、久し振りに気温が上がり2日振りに水が流れてくれてホッとした次第です♪

この度、パソコンスクールむげんのシステムと料金を改定させて頂き、たくさんの方よりご意見や励まし等のメールやお電話を頂戴いたしました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。特にシステムと料金に関しましては、約1ヶ月間、全国のパソコンスクールの実態を隈なく調査したうえ、決めさせていただきました。

その調査の途上で様々なことが分かりました。多くのパソコンスクールさんが、表上は安い授業料をうたっているのですが、よ~く見るとそれ以外の経費(一般的に表に出ていない)、例えば、入学金、教室維持費、設備費、月会費等を支払わなければならいところが多いように感じました。ビデオ授業で格安で有名な「わかるとできる」さんですら、それらの経費を加算すると1時間当たり2,657円と報告されています(パソコン教室ランキング比較のHPによる)。アビバさんに至っては1時間当たり5,002円のようです。授業料のカラクリを学ぶことが出来た次第です。

当スクールむげんの場合は、そんな経費は一切不要なんです。何たって、テキスト代も不要なんですから。必要なのは授業料のみです。値上げしたと言っても、この激安価格です。「システムは出来るだけシンプルに!」という信念で考えていましたので。でも、「安売り競争」に巻き込まれると、結果的に自分の首を絞めることになりますので、むげん11年目を迎え、「質で勝負できるスクールにしよう!」と考えを改めた次第です。

さて、大分前置きが長くなってしまいましたが、本題の山行報告をさせて頂きます。沢をツメて920m林道地点に無事到着した私。スノーモービルの軌跡があり超ラッキー♪これでラッセル地獄から解放されるぞ!登頂できるかも♪と心が弾みました。スノーモービルで固められた軌跡を歩くのはホント楽で、ハイペースで進むことが出来ました。

予定していた尾根の取り付き990m地点に到着!当初の予定では、その地点より1,083m地点~1,269mの尾根を経て堺ノ神岳山頂に至る計画で考えていたのですが、正直「もうヤブ漕ぎ勘弁…」って感じでしたので、そのままスノーモービルのトレースを利用して林道を突き進むことにしました。やがて2万5千図に記載されている登山道入り口地点(1,120m)に着きましたが、案内板も道標も何もなく現在廃道状態って感じでした。よって、さらに林道を進むことにしました。「一体登山口って、どこにあるんだぁ~!まぁ、この林道をそのまま歩き続ければ、そのうち看板が出てくるだろう!」。

はい、予想通り「登山口」の看板が出てきました。しかも、スノーモービルで登った後もあります。「このまま楽できるかな?」と思いきや、甘かった…。そのスノーモービルの跡は3分も歩かない内になくなりました。林道は走れても傾斜のある山道は厳しいのでしょうね。そこからはラッセ大会です!潜る潜る~!う~ん、重労働!それにしても、登山道が良くわかりません。おそらく作業用林道でしょうか、それがあちこちにあり、作業用林道と登山道の区別がまったく出来ませんでした。目印となるマーカー(赤布)も皆無状態で、「冬に登る人はいなんだな…」と思いました。

「え~い!面倒だぁ~!登山道を無視して最短距離の尾根通しに登ろう!」と覚悟を決めて突き進みましたが、何度もヤブに阻まれました。これが結構大変でして…(^^ゞ。超フカフカ雪+ヤブでとても歩きにくい状態でした。お天気が良いものの、風が強いのなんのってぇ~!しかも、かなりの低温です。持参したスポーツ飲料水は、凍っていてシャーベット状態、「今日は寒いからおにぎりでは、凍って食べられないだろう!」と思い、昼食用にパンを持参したのですが、そのカレーパンも凍っていて硬くて噛むのが大変でした。

寒いので休憩もままならず、ず~っと歩き続けました。2~3分立ち止まるだけで体が芯まで冷える状況でしたし。どんなに厳しいラッセルをしても、まったく汗が出ないほど寒い日でしたもの。車デポ地より歩き始めること4時間40分、やっとの思いで堺ノ神岳の山頂に立つことが出来ました♪360度の大パノラマには感動!しかし、下りの時間を考えるとゆっくりするわけにもいかず、直ぐに下山開始です。下山ルートは、最短の尾根をガンガン下ることにしました。下りですから、傾斜が強くても雪が深くても、さらにヤブが濃くても何とかなりますゆえ。登りの半分の時間、2時間20分で下ることが出来、どうにか暗くなる前に下山することが出来ました♪(^o^) 本日の行動時間は、合計7時間!

車デポ地に到着して車のロックを解除しようとキーのボタンを押したのですが、反応せず…。止むを得ずキーを車のカギ穴に差し込んで回すも、これまた反応せず…。どうやら鍵自体が凍ってしまったようです。「いや~マズイぞ…!帰れないじゃないか~!」。車と格闘すること約10分、どうにかドアを開くことが出来、ホッとしました♪帰りも2時間半運転し自宅へ戻りました。久し振りに帰宅が遅い時間になりましたが、思いっきり楽しい一日となりました♪気分スッキリ~!(^o^) PS..『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真の続きを掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね♪(^o^)

『酔いどれ画像掲示板』 堺ノ神岳 その2 今すぐ見たい方はクリック!


2月2日(木)パソコンスクールむげん
から大切なお知らせ!

パソコンスクールむげんこの度、パソコンスクールむげんのシステムと料金を11年振りに改訂させて頂きましたので、ご報告申し上げます。過去2年間5回以上来られた生徒さん全員(約150名)に、その旨の通達文書を1月27日早朝に発送致しました。その内7名の方に関しては、転居されていてハガキが戻ってきましたが…。

そのハガキを受け取られた方に関しては、3月1日から新料金の適用になります。それ以外の方に関しては、明日2月3日からの適用とさせていただきます。尚、新システムと新料金に関しての詳細は、リニューアルしたばかりの「パソコンスクールむげん」の新ホームページ(本日2月2日公開)をご覧いただければ幸いです。実質の値上げになり誠に心苦しく思いますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

「この10年間、こんな低価格で一生懸命教えて下さり、本当にありがとうございました。私にとって、先生がいないと本当に困るんです。値上げは止むを得ないと思います。私は、これからも先生を応援します!」との、涙が出るようなありがたい励ましのお電話やメールをたくさん頂戴いたしました。本当に感謝、感謝です。

この約3ヶ月間、当パソコンスクールむげんの今後のあり方を考え続けて参りました。創業11年目を迎え、これを機に抜本的に見直したい!と思ったのです。また、「このままでは(従来のやり方だと)、この先行き詰るな!」との危機感も抱いておりました。特に震災以降は、厳しくなってきています。それと、めまぐるしく変わるIT環境に対応するための経費もバカにならず、経営を圧迫しています。

「では、何をどのように変えたらよいのだろうか?」と、全国のパソコンスクールの特徴、そしてシステムや料金を調べまくって研究しました。生徒さん達に通って頂くための様々な工夫やシステムを学ぶ必要性を感じていましたので。これまでは、そんなことをしなくても生徒さん達が来てくれたのですが、今は必要な時だけ、緊急の時だけしか来てくれなくなってきています。

お気持ちは、よ~くわかるんです。私だって、そうすると思いますから…。これも時代の流れだと思います。今の時代、パソコンが出来て当たり前ですもの。それと、長引く不況とデフレで、皆さん財布の紐が固くなってきているのも実感しています。実際、私もそうですから…。っていうか、私はかな~り固くなっています。必要なもの以外には、一切お金を使わなくなっていますもの。山も近場で済ますことが多くなりましたし。

でも、このままの状態が続くと経営が厳しくなります。「何か策を考えねば…」と、来る日も来る日も考え続けていました。私の頭の中は、常にそのことで一杯でした。システムをどう変えるか?授業料をどのように改定するのか?やっとの思いで方針が決まり、次はホームページの作成(リニューアル)です。これも毎日仕事の合間を見ては、この2ヶ月間せっせと作り続けていました。朝早起きし、夜は深夜まで一心不乱状態で集中して作り続けました。努力の甲斐あり、自分では納得のいくページが出来た!と思っています。

従来のむげんのホームページは8ページしかありませんでしたが、この度リニューアルした新ホームページは、何と26ページにもなりました。今後、企業様のホームページ制作にも力を入れていきたいと思い、その部分を特に強化しました。それと、修理や書類作成代行などのページにも力を入れて作りました。これらは、「待ったなし!」のことゆえ、今後さらに需要が増える見込みがあり、そちらの方へシフトしていく可能性もある、と考えています。

それと、これまで生徒さん達に喜ばれていたことでホームページに反映していなかったことや、当校でしか出来ない特徴やこだわりなど、さらにわかりやすくページを割いて丁寧に作り上げました。この2ヶ月間、あまりにも熱中して作ったせいか?現在、肩凝りがひどいです。山に登っても解消されないほど重傷状態…(^^ゞ。これほどの肩凝りは、前代未聞です。本日はむげんの新HPを完成させ公開!その後、短期集中レッスン用のチケットをデザインして作り上げました。さらにその後、確定申告(青色申告)を作成し、明日アイーナに税務申告しに行って参ります。お金にならない仕事で、超忙しい私です(^^ゞ。

あとは、むげんのパンフレットも作り直さなければならず…。それが終わったら、やっと購入したパソコンに手を付けられそうです。この三ヶ月間、ず~っとこれらの作業に没頭しておりましたが、いよいよクライマックスです。でも、ここまでたどり着くことが出来て、何はともあれホッとしています。感謝♪(^o^) PS.本日公開したリニューアルしたばかりのパソコンスクールむげんの新ホームページをご覧になりたい方は、以下をクリック!まるで大手スクールさんのような立派な?ページに仕上がっちゃいました(^^ゞ。

『パソコンスクールむげん』 リニューアルした新HPです 今すぐ見たい方はクリック!


2月1日(水)堺ノ神岳(1,319m)2

今日の盛岡は今シーズン初のドカ雪です。今日は一日中降りっぱなしで、雪掻きばかりしていた感じです(その合間に仕事)。雪掻きしないと、車庫から車を出すのも大変なんですもの。本日八幡平にお住いのHさんよりお電話を頂き「物凄い雪で、車庫から車を出せないので、クライミングの練習は参加できませ~ん!」と連絡を受けました。私もクライミングどころではなく、雪掻き優先!

それにしても先週、「堺ノ神岳へ行って良かった!」と、つくづく思いました。その後、これだけ雪が積もれば日帰りで山頂を目指すことは、絶対に無理!下界の盛岡でさえタップリ積もりましたので、山間部はこの比ではないでしょうから。昨日の藪川の朝の最低気温が氷点下25度ですって…。まるで厳冬期三千メートル級のアルプスです。先日、日曜日に藪川を通った時は、氷点下15度位だったと思います。まさに冬将軍到来って感じです。

さて、そろそろ本題の山行報告をさせて頂きます。林道通りに忠実に歩くと物凄く長いので、時間短縮の為、尾根を登りショートカットルート(近道)で行くことに決めていました(『酔いどれ画像掲示板』に計画ルート記載)。車デポ地より30分ほど林道を歩くと、その予定していた尾根取り付き地点に到着しました。2万5千図を見ても当然登山道などはなく、雪を利用して登る予定だったのです。ところがビックリ!その予定していた尾根手前の沢沿いにでっかく赤ペンキで目印が~!しかも、数日前に登ったばかりと思われる真新しい踏み跡まであったのです。

「へぇ~!厳冬期に登る人もいるんだなぁ~!私だけじゃないんだ。」と、ちょっぴり嬉しくなりました。いずれにしろ、ラッキーです♪「この顕著な踏み跡は、きっと堺ノ神岳まで続いているのだろう!こりゃ楽勝だな!」と、確信しました。正規のルートではないにしろ、見るからに切り開かれた跡があり、赤ペンキの目印が連打されていました。何かのルートであることは間違いないようです。その沢沿いのルートをどんどん登っていきました。

登り始めて15分ほど経った頃でしょうか…。突然踏み跡が消えてしまったのです。「きっとラッセルに疲れて下山したのかな?」と思い、その後は、黙々とラッセルしながら登ったのですが、直ぐに赤ペンキの目印もなくなってしまったのです(下山時、この赤ペンキの意味が分かりました)。いくら探してもないし、さらに道らしきものも完全に消失したようです。「ここまで登って戻るのも何だし、このまま沢を詰めれば尾根に出て、林道にぶつかるはずだ!」と、登山を続行しました。

ところが沢沿いということもあり、雪は深くラッセル大変!尾根に登ろうと思うも、傾斜が強過ぎてスノーシューでは無理!さらに巨岩がゴロゴロしていてスノーシューでは非常に登りづらく、さらに上部ではヤブ漕ぎに苦しめられ…。ラッセルとヤブ漕ぎのダブルパンチですよ…(泣)。標高差たった300m登るのに1時間15分もかかりました。実際はもっと長~く、3時間ほどに感じられました。問題は、950mの林道に登り詰めた際に、「林道上にトレースがなければ登頂は無理!この長い林道でラッセルを強いられたら時間的に登頂は無理で、その時は断念しよう!」と思っていました。刻一刻と950m林道との合流点に近づくにつれ、ドキドキ状態の私。無意識にペースが上がっていました。

その林道にツメ上げた時、思わず「やったぁ~♪」と思いました。何とスノーモービルの走った跡があったのです。その部分だけは、雪が踏み固められラッセルすることなく歩ける状態でした。「よし!これでなんとか登頂できるかもしれないぞっ!」と希望が湧いてきました。ところがどっこい!試練はまだ続いたのですよ…。一難去ってまた一難!トホホ…でごじゃる(^^ゞ。後日の日記に続きます。PS.『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真の一部を掲載しました。さらに『山の扉』に先週行った白木峠を掲載しました。ご興味のある方は、ご覧くださいね♪(^o^)

  1. HOME
  2. INDEX
  3. 翌月
  4. 前月