焼切沢 中流部 1

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岩手山 焼切沢・中流部 1

先週は、焼切沢の上流部、左保沢を遡行し 結構「当たり」の沢だと思いました。 で、今週は、その中流部が 気になって遡行してみることにしました。

左の写真は、県民の森から岩手山を望む。 2週連続で七滝コースを歩くことになるなんて~!

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 2

先週と比較して紅葉の進捗状況が 手に取るようにわかります。

先週は、七滝の紅葉が旬でしたが、 今週は、終わりかけていました。 登山道を利用して七滝を高巻きます。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 3

その登山道を進むと、七滝の上に出ます。 そこから入渓し、遡行開始です! 2014年10月4日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 4

七滝の上の水量は、多い感じがしません。 しかし、上流に向かうにつれどんどん 水量が多くなっていくので不思議です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 5

最初の難所?7~8mほどの滝です。 ここは、右岸(左壁)より直登しました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 6

この滝は、左から超えようと思いましたが、 思いの外、釜が深くて、結局右の垂直な壁を ボルダーチックに登りました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 7

晩秋って感じですが、 まだ紅葉が楽しめましたよ♪

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 8

圧倒的な水量!怖いくらいです。 ここは、へつって左岸(水線際)を直登しました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 9

流れが強く、足が弾かれそうです。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 10

この沢の特徴は、岩盤が赤いのです。 清流と赤い岩のコントラストがとても綺麗です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 11

プチゴルジュ帯です。 出来る限り水線突破を試みます。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 12

ジェットスライダーのナメ滝が続きます。 右岸側には、登山道が並行して伸びて いますので、いざという時は直ぐにエスケープが 可能ですので安心できます。

トレーニングには、もってこい! の沢だと思いました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 13

そりゃもう、暴れん坊将軍状態でした! 怒涛の水量で迫力満点です♪

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 14

怒涛の赤いナメ滝です。 ここは、シャワーを被りながら直登しました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 15

この沢、ゴーロ歩きがとても少ないです。 滝と釜、そしてナメとゴルジュ帯が交互に 出てきて、まったく飽きさせない秀渓だと 思いました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 16

渓相も綺麗で、遡行していて楽しい沢です♪ ぜひ、お勧めしたいです。 これだけ楽しい沢が、なぜ、世間に知られずに いたのか?不思議でなりません。

アプローチも楽だし、ヤブ漕ぎもないし、 至れり尽くせりの沢です。何といっても、 我が家から近いのも魅力です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 17

この滝も直登しました。 盛夏の暑い時がいいかもしれません。 10月末に入渓したので、結構寒いです。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 18

この日はお天気も良く、清流が キラキラ輝き綺麗でした。ウットリ状態です♪

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 19

ここは結構深いゴルジュ帯でした。

この沢の特徴は、高巻きはほぼ全て容易なので、 直登するのもよし、高巻くのもよし、パーティーの 力量に応じてルートを選べる点です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 20

ここのゴルジュ帯も突破可能です。

ネットで検索してもほとんど遡行記録を見ない 沢で、ダメもとで遡行してみたのですが、 これがまた、当たりの沢でした♪ まさに「お宝発見!」って感じです。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 21

盛夏なら泳いで突破したいですね! 泳がなくても容易でしたが…。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 22

流れが強いゴルジュ帯です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 23

そのゴルジュ帯の下流部を望む。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 24

キラキラ輝く水流が綺麗です♪

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 25

ホッとしたのも束の間… またもやゴルジュ帯です。 今度は結構険しそうです。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 26

次々と越えて行きますが…

特に970m~1015mのゴルジュ帯は ジェット水流のゴルジュで、単独での 突破は危険を感じ、ほとんど高巻きました。 翌年の夏、平水状態!楽に突破できましたよ。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 27

この先は、単独だと突破が厳しい感じ… 怖い位のジェット水流でした。 このようなジェット水流のナメ滝が さらにず~っと続いていました。

ここは無理せず、右岸を長々と高巻きました。 強力なザイルパートナーがいれば、 間違いなく突っ込んでいたと思います。 今回の遡行で、唯一解明できなかった部分で、 来年の宿題(課題)となりました。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 28

下降点を見極めながら髙巻く私…

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 29

そのゴルジュ帯の最終地点がこの小滝です。 この地点まで高巻いたことになります。

来年は、この不明地帯を解明したいものです。 翌年に解明した記録が、コレです。 平水であれば、特に問題なく突破可能でした。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 30

その先にも小滝が続いて楽しませてくれます。 フリクションはバッチリでガンガン登れる!

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 31

奥に結構大きな滝が見えてきました。 ゆうに10m以上は、ありそうです。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 32

それが、この滝です。 容易に直登出来ます。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 33

赤い岩とコバルトブルーの水の色にウットリ♪ もっと遡行されてよい沢だと思いました。

本日遡行した感じでは、グレードは2級か 2級上位だと思います。水線に忠実に遡行 すれば、3級くらいになると思います。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 34

まったく飽きさせない秀渓です。

本日は水の冷たさから泳ぎとシャワーを嫌って、 そのような場面に出くわした際は、高巻きました。 盛夏であれば、ジャンジャンもっと水線突破 できたと思います。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 35

またもやゴルジュ帯です。 ここは簡単でしたが…。 全体を通して、高巻きはどれも容易ですが、 出来る限り水線突破した方が楽しめます。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 36

ここは突破できず、右岸を高巻きました。 距離は短いですが、エッセンスが 凝縮されていて美しく楽しい沢です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 37

1,100mの二俣です。 左は左保沢、右は大地獄谷です。 2万5千図の滝マークのある滝です。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 38

その滝の上に滝が続きます。 ボルダーチックに登っていきます。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 39

七滝コース1,130m地点の登山道と 交差するところで遡行終了としました。 その上の左保沢は、先週遡行済みですので…。 ここより下山します。下山時間、1時間。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 40

紅葉がとても綺麗でした。 本日の沢納め、「お宝」を発見し、 思わぬご褒美を頂戴した感じで 楽しい一日となりました♪

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 41

昼食は、自宅に戻り近所のイナちゃん飯店で 食べました。生徒さんから、「ここ、旨いよ♪」と 聞いていましたので…。

2014年10月19日撮影

岩手山 焼切沢・中流部 42

名物のから揚げ定食(750円)を食べました。 から揚げの量も半端じゃありませんが、 ご飯の量も凄かったです(300g)。

とっても、美味しかったですよ♪ 何はともあれ、この中流部と上流部の 左保沢をつなげて遡行すれば、 さらに充実すること、請負ですよ!

2014年10月19日撮影

GPSの軌跡

<2014年10月19日(日)>
行動時間 4時間 15分(休憩時間含む)
登り:3時間 15分 / 下り:1時間 / 遡行時間:2時間 20分

県民の森・登山口(7時20分)~七滝上(8時15分)~標高950m(9時15分)~標高1,020m(9時50分)~ 1,130m登山道(10時35分)~県民の森・登山口(11時35分)
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