田代岳 2

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白神山地・田代岳 1

白神山地の東端、秋田県と青森県の県境近くに位置する田代岳は、2011年11月18日に登っています。この時は新雪か結構積っていてラッセルが大変でしたが、お天気に恵まれ楽しい山行となりました。

その時、山頂から主稜線を眺めて思ったことがあります。「今度は、春の残雪期に雷岳~烏帽子岳~茶臼岳を縦走してみたいな!」と。あれから3年…

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 2

上の写真の1合目から登山口までの2キロの 林道がとても悪いです(RV車なら楽勝)。

私の車(コロナ・プレミオ)で、やっとでした。 歩いた方が早いのでは?と思うくらい ゆっくり慎重に車を走らせました。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 3

登山口から林道をそのまま歩くと (途中徒渉あり)、ロープが張られた4合目に。

ここはそのまま真っ直ぐ行きたくなるところですが、 本当の登山道は、左の沢を徒渉したところ にあります(対岸に渡る)。要注意箇所です。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 4

田代岳から烏帽子岳間の登山道が全く整備されて おらず、廃道に近い状態とのこと。

よって、残雪期の 雪を利用して縦走しようという計画ですが、果たして主稜線にヤブを覆い隠すほどの残雪があるのか? 標高900m付近より一面雪で覆われGPSを 駆使しながら登山道沿いに登っていきました。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 5

「この標高でこれだけの残雪があるということは、 縦走予定の主稜線にも豊富に残雪が残っている はず!

ヤブ漕ぎをしなくて済みそう!… と思った私だったのですが…。 あとは、お天気が晴れてくれることを祈るだけです。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 6

今回の予定コースは、薄市登山口から入り 田代岳~雷岳~烏帽子岳~茶臼岳の 周遊コース、全行程約 11キロあります。 下の「当初の予定コース」を参照のこと。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 7

田代湿原にて。 ガスと霧が濃く、かつ気温も低く森林限界を 超えると強風で凍えそうでした。

まるで厳冬期のような格好で身を包み、 歩を進めました。山頂直下の田代湿原は、 ガスと強風で数メートル先しか見えません でしたが、幽玄で綺麗でした。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 8

日曜日だというのに誰にも会いませんでした。 とにかく強風と小雨で寒い、寒い…。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 9

田代岳の山頂からの展望も360度、 ガスで真っ白状態です。 で、期待していた主稜線の残雪ですが、 残念ながら見事にありませんでした。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 10

「こうなったらヤブ漕ぎするか!」と覚悟を決め、 雷岳目指し笹薮を漕ぎながら前進した次第です。

進むうちにさらに踏み跡は薄くなり、最終的に 消失しました。これは完全に修行モードです。 この悪天で、これ以上進むのは危険と判断し、 撤退することに決め往路を戻りました。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 11

撤退!思いっ切り歩きたかったのになぁ~! なんか消化不良で物足りない感じです。 我が家から150キロも車を運転して来たのに…。 山だもの、まぁ、こんなこともあるさ!

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 12

お天気は悪かったですが、新緑がとても 綺麗で楽しめましたよ♪

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 13

登山口付近にある山小屋です。 お昼前には下山し、時間も早かったので 高速道路を使わずに下道を走りました (ほんと長かった…)。

今回は、中途半端に終わった山行となりましたが、 来年またリベンジです。

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 14

帰りに東北農業研究センターに寄って、 菜の花を見ました。ちょうどこの日が一般公開日 だったのですよ。ラッキーでした!

2014年5月18日撮影

白神山地・田代岳 15

近所の「喜盛の湯」に寄って 温泉&晩飯を食べました。 今回は豚生姜焼き&サバ竜田揚げ定食(880円) を食べてみました。ちょっと高いかな?と思い ましたが、美味しかったですよ♪

2014年5月18日撮影日

予定ルート

GPSの軌跡

<2014年 5月 18日(日)>
行動時間 4時間 (休憩時間含む)
登り:2時間 20分 下り:1時間 40分

薄市登山口(7時15分)~792m地点(8時20分)~田代湿原(9時15分)~田代岳(9時35分)~ 792m地点(10時40分)~薄市登山口(11時15分)
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