酔いどれ日記 2026年5月

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5月10日(日)
南昌山「衛星通信」と命を守る熊対策

GWの鳥海山登山以来、なんとなく違和感のあった右膝が、ここにきて悲鳴を上げ始めました。特に階段の登りは地獄…。沢シーズン目前だというのに、このタイミングでの膝痛は本当に勘弁してほしいものです。

「今週末の山は無理かな…」そんな弱気な気分になりつつも、せっかくの休日。家にこもっているのももったいない!そこで思い付いたのが、“登山”ではなく“リハビリ”を兼ねた林道歩き。そしてもう一つの目的が、スマホの衛星通信「au Starlink Direct」の再実験でした。向かった先は、南昌山。右膝にはサポーター、さらに痛み止めまで投入しての出発です(笑)。

実は一週間前、山中で衛星通信のテストをした際、本来なら使えるはずのYAMAPやウェザーニュース、Yahooメールなどが“ネットワークエラー”で繋がらないという問題が発生。帰宅後、AIで原因と対策を調べ、今回その検証をしてみたかったのです。

結果から言うと――無事成功!試行錯誤の末、前回エラーだったアプリが山の圏外でも実用レベルで使えることが分かりました。しかし、シッカリと表示されるまではそれなりに時間を要します。今回、「これは山で本当に役立つ!」と感じたアプリはこちら。①Google メッセージ ②LINE ③YAMAP ④Googleマップ ⑤ウェザーニュース ⑥Google Gemini。逆に、Yahooメールに関しては何度試しても接続エラー。今後、Gmailも衛星通信環境で快適に使えるようになれば、山の安心感はさらに増しそうです。

そして、この日もう一つ衝撃だった出来事が…。なんと、登山口の矢巾温泉付近で熊と遭遇してしまいました。突然の出来事に一瞬凍り付きましたが、改めて「最近の熊は本当に人を怖がらなくなっている」と実感。昨今、熊による人的被害が急増している理由が、少し分かった気がします。

以前、YouTube動画「クマ大量出没で撃退する最善の方法は?」を見た際も、従来の熊鈴やラジオだけでは、もはや十分とは言えない印象を受けました。動画内で特に効果的だったのが、“爆竹音”でした。そこで今回、新たに導入したのがアマゾンの人気商品「熊除けホーン(2,012円)」。最大約110dBという強烈な音で熊を威嚇するアイテムで、かなり期待しています。

これで私の熊対策装備は合計4種類になりました。①熊撃退スプレー ②熊除け鈴(2個)③熊忌避剤(熊をぼる)④今回新たに購入した熊除けホーン。単独行が多い私にとって「念には念を入れる」はもはや基本装備。何も起きないのが一番ですが、“もしも”への備えが生死を分ける時代になってきた気がします。

ちなみに今回、一番感動したのが…圏外の山中で、衛星通信経由のGoogle Geminiに「つい先ほど、熊に遭ってしまいました!」と送信したところ、即座に的確な対処法をアドバイスしてくれたのです。これ、冷静に考えるとかなり凄い時代ですよね!電波の届かない山奥でもAIが使えるなんて――。遭難や緊急時の安心感は、以前とは比較にならないレベルかもしれません。

膝痛には泣かされましたが、今回の南昌山歩きは「熊対策の装備」と「衛星通信の未来」をリアルに体感できる貴重な一日となりました。これから山へ入る方、特に単独行をされる方は、“通信手段”と“熊対策”をぜひ一度見直してみてください。きっと「備えていて良かった!」と思える瞬間が来るはずです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも皆さまの安全登山や山装備選びの参考になれば幸いです。


5月7日(木)
鳥海山・笙ヶ岳 のんびり山行!

GW終盤、「どこか人が少なく、まだ登っていない山へ行きたい…」そんな思いから向かったのが、鳥海山の一角にある笙ヶ岳(しょうがだけ1,634.9m)でした。

鳥海山には過去何度も登っていますが、笙ヶ岳は未踏。しかもこの時期は残雪と新緑、そして日本海を一望できる最高の季節です。盛岡から鉾立登山口までは、下道利用で約200km・4時間超えというなかなかのロングドライブ。それでも「せっかくならのんびり楽しみたい!」と思い、今回はあえて1泊2日のキャンプ登山にしました。

途中、「道の駅 象潟ねむの丘」の温泉で汗を流し(450円)スーパー(マックスバリュ武道島店)で買い出しを済ませてから、お気に入りの奈曽川河川公園キャンプ場へ。自宅を12時に出発、途中GWの影響で渋滞にハマりキャンプ場に到着したのが5時!何と5時間も掛かったことになりす。GW真っ只中にもかかわらず、宿泊者はわずか6組。静かな川の音だけが響く贅沢な空間でした。

しかもこのキャンプ場、無料なんです。温泉は450円、キャンプ場は無料!ありがたすぎる秋田遠征なのですが、唯一驚いたのがガソリン価格。リッター170円台で「盛岡より20円も高いの!?」と二度見してしまいました(笑)。

夕方からは焚き火タイム。この日は風が強く、5月とは思えない寒さ。厚手のダウンを持参して本当に正解でした。パチパチと薪のはぜる音を聞きながら、お酒を片手にぼんやり過ごす時間が心地いい…。GW中は仕事続きだったこともあり、久しぶりに“何もしない贅沢”を味わえました。

翌朝、いよいよ登山本番です。鳥海ブルーラインのゲート開門は朝8時。しかし7時40分に到着した時点で、すでに長蛇の列。さすが人気の鳥海山です。8時30分、鉾立登山口からスタート。空は快晴。風は強いものの、雨具を防風代わりに着込めば問題なし。アイゼンとワカンも持参しましたが、結果的には終始長靴だけで歩くことができました。

歩き始めてすぐ感じるのが、鳥海山のスケール感。とにかくデカい。広大な雪原の向こうにそびえる山体、日本海を背に歩ける圧倒的な開放感。そして長坂道・三峰付近から望む鳥海山の迫力は、まさに別世界でした。「ここは、ヒマラヤですか…?」思わずそんな言葉が出るほどの絶景。

しかも笙ヶ岳方面へ進むと、先ほどまでの賑わいが嘘のように人が消え、静寂だけが残ります。鳥海山のメインルートとは違う、“穴場感”がたまらないんです。登り始めて約2時間15分。ついに笙ヶ岳山頂へ到着!目の前にはどこまでも続く日本海。そして遠くには月山の姿まで確認できました。強風の中でしたが、その景色を見た瞬間「遠くても来て良かった…」と心から思えました。

下山後は、角館にある花葉館の温泉(500円)で疲れを癒やし、盛岡へ戻ってからは大戸屋 盛岡みたけ店で少し早めの夕食。注文したのは「茄子と豚肉のコク旨味噌炒め(1,040円)」。これがまた、ご飯との相性抜群なんです。登山後の体に染み渡る味でした。

キャンプ、焚き火、雪山、温泉、そして美味しいご飯。たった1泊2日でしたが、驚くほど濃密で贅沢な時間になりました。帰り道も温泉や食事を挟みながら、結局5時間コース(笑)。やっぱり鳥海山は遠い。でも、その“遠さ”も含めて特別なんですよね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

PS.上の写真は、奈曽川河川公園キャンプ場にて焚き火とお酒を楽しむ。下の写真は、三峰にて雄大な鳥海山を望む。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。 ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』のんびり山行!笙ヶ岳(鳥海山)


5月3日(日)
au starlink direct 南昌山でガチ検証

山の奥深くで「もしも今、スマホが繋がったら…」と考えたことはありませんか?道に迷ったときや、万が一のケガのとき、電波が届かない「圏外」という事実は、私たちに大きな不安をもたらします。

そんな登山の常識を覆すかもしれないのが、スマホと衛星が直接つながる話題のサービス「au starlink direct」です。先日(5月1日)申し込んだばかりのこの機能、本番の山行前にどうしても実力を試してみたくて、本日(5月3日)、仕事の合間を縫って南昌山の麓へ検証に行ってきました!

ここを検証場所に選んだ最大の理由は、我が家から最も近い(15kmほど)場所にあるUQモバイルの圏外エリアだったからなんです。まずは矢巾温泉の幣掛の滝へ向かいましたが、なんとここではまだ5G回線がバッチリ繋がってしまいました。どうやら、衛星通信に切り替わるには「完全なる圏外」に行く必要があるようです。

「ならば徹底的に圏外へ」と覚悟を決め、南昌山の5合目へ向かう林道をテクテクと登り始めました。しばらく歩いてやっと圏外に突入。しかし、すぐには衛星モードに切り替わらず、設定ミスかと一瞬不安に。そんな中、数分後──ついにスマホの表示が“衛星マーク”へ。あの瞬間の安心感と高揚感は、正直ちょっとした感動でした。

さっそく通信テスト開始。まずはGoogleメッセージ。送信時に「衛星通信」を選択すると、確かに送れる…が一発では成功せず、数回の再送信でようやく完了。続いてLINEも同様で、何度かトライしているうちに送信成功。

どうやら衛星通信は常時接続ではなく、「つながるタイミングを待つ」必要があるようです。上空を衛星が通過する瞬間を捉えた時だけ、通信が成立する──この特性は実際に使ってみて初めて実感しました。

中でも印象的だったのがGoogleマップ。画面上部に「衛星ネットワークを使用中」と表示された瞬間「本当に宇宙経由でつながっているんだ!」と実感できました。(※ちなみに、YAMAPやウェザーニュース、Yahooメールなどはネットワークエラーに。このあたりは通信環境や設定の兼ね合いもあるかもしれません。)

今回の検証でハッキリと分かったのは、衛星通信は「下界のようにサクサクネットを楽しむもの」ではなく「緊急時の最終的なSOSツール」だということです。決して快適な通信環境とはいえませんが、それでも「圏外でも外界とやり取りができる」という事実は、登山において計り知れない安心感をもたらしてくれます。

「いざという時」に焦らないためにも、新しい装備や機能は前もってテストしておくことが命を守る鍵になります。これから本格的な沢シーズンを迎えるにあたり、皆さんもぜひ衛星通信という新しい「お守り」を活用してみてはいかがでしょうか?山仲間の安全のためにも、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。PS.上の写真は南昌山の麓にある名勝「幣掛の滝」にて。下の写真は本日 南昌山5合目に向かう林道上で実際に撮影したものですが、人物と衛星はAIによる合成。空が開けていると繋がりやすくなる。


5月1日(金)
朝活!混雑ゼロの八幡平・畚岳

「時間がない。でも、自然に癒されたい!」そんなわがままを叶えてくれる山があるとしたら、気になりませんか?しかも、ゴールデンウィークの混雑を避けながら、わずか50分で360度の大パノラマを独占できるとしたら――。

4月30日の朝、ぽっかり予定が空いた午前中。青空に背中を押されるように、八幡平・畚岳(もっこだけ 1,577.8m)へ向かいました。アスピーテラインのゲートが開く8時30分に合わせて到着し、9時にはスタート。駐車場は全国各地のナンバーで埋め尽くされ、さすがGWの人気スポットといった賑わいです。

しかし、その喧騒もほんの序章に過ぎません。標高1,500mの冷たい風を感じながら車道を歩き、畚岳の登山口へ向かうと、そこには驚くほど静かな世界が広がっていました。人の気配がほとんどない、まさに“穴場”。あの八幡平の人・人・人の賑わいが嘘のようです。

残雪の残るルートを一歩一歩踏みしめながら登ること約50分。山頂に立った瞬間、思わず声が漏れました。岩手山、秋田駒ケ岳、茶臼岳、そして森吉山まで見渡せる圧巻の景色。13年前(2013年6月)は天候に恵まれず見られなかった絶景が、今回は360度すべてクリアに広がっています。

この景色を、この静けさの中で、わずか50分で味わえる!正直、八幡平の山頂よりも満足度は高いかもしれません。体力的・時間的な負担も少なく、それでいて得られる感動は一級品。まさに“コスパ最強の山”と断言できます。

下山後は八幡平の沼巡りも考えましたが、時間との兼ね合いで今回は断念。それでも、帰り道に立ち寄ったすき家で味わった新メニュー「シャキうま塩野菜牛丼(680円)」が、またひとつの楽しみでした。山の余韻に浸りながらの食事は、なぜこうも美味しいのでしょう。

午前中だけの短い冒険。それでも、心も体もリフレッシュされ、午後の仕事にも余裕で間に合いました。「忙しいから無理」と諦めていた方にこそ、ぜひ体験してほしい時間の使い方です。最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

PS.上の写真は、登山口に向かう途中で畚岳(1,577.8m)を望む。下の写真は山頂直下より秋田駒ケ岳(1,637m)を望む。『酔いどれ画像掲示板』に今回撮影した写真を掲載しました。 ご興味のある方は、ご覧下さいね~♪

●『画像掲示板』八幡平・畚岳(1,577.8m)

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